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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20181115日付で毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日午後1時20分ごろ、滋賀県高島市の陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場に隣接する国道303号近くに迫撃砲弾が着弾し、道路脇に停車していた同市の朽木漁協組合長、川村さん(男性、71歳)のワゴン車の窓ガラスが割れるなどした。

 

砲弾は直撃せず、爆発した弾の破片が当たった可能性がある。

けが人はいなかった。

 

陸自は同型の迫撃砲の使用を中止し、詳しい原因を調べている。

 

岩屋防衛相は、防衛省で記者団の取材に「誠に申し訳ない。大きな被害につながった恐れがあり、深刻に受け止めなければいけない。安全の徹底を図りたい」と陳謝した。

 

防衛省によると、饗庭野演習場では、午前8時ごろから陸自第37普通科連隊(大阪府和泉市)が射撃訓練を始めた。

 

午後1時15分ごろからは、81ミリ迫撃砲の射撃を約30分間実施。

この際、実弾1発(長さ約40cm、重さ約4kg)が演習場の境界付近に落下した。

 

迫撃砲は約2.5~3km先の演習場内を狙っていたが、予定の着弾地点とは北に約1kmずれていた。

岩屋氏は、「本来、落ちてはいけないところであり、演習場外だったという認識だ」と話した。

 

迫撃砲の発射は4人1組で行い、安全管理や着弾地点の監視要員もいたが、すぐに発射ミスに気づかず、滋賀県警から連絡を受けた午後2時半ごろになって国道付近への着弾に初めて気づき、訓練を中止したという。

 

陸自は、操作ミスか機械的な不具合があったとみて、事故調査委員会を設置して調査している。

 

81ミリ迫撃砲は、全国の普通科部隊に配備されている。

地上に設置し、角度や方向などを変えながら、放物線を描くように砲弾を発射する。

砲身の長さ128cm、重さ約38kg、最大射程は約5600m。

今回使用した砲弾は、落下時に爆発し金属片を周囲に飛散させるタイプだという。

 

 

【運転手「命の危険」 】

 

「すさまじい炸裂音で、命の危険を感じた」。

国道脇に停車させていたワゴン車の車内にいた川村さんは、あわや大事故という恐怖を振り返った。

 

川村さんによると、かばんから書類を出そうと車を一時停車させたところ、突然、金属音のような爆発音に続いて、窓ガラスが「バシッ」という音と共に砕け散った。

約40m離れた場所で煙が上がり、ワゴン車には何かの破片が当たったようなくぼみが数カ所できていた。

 

煙が上がった辺りでは道路の舗装がめくれ、小さな羽根のついた長さ約20cm、直径約3cmの砲弾片らしきものが落ちていた。

警察によると、付近からは砲弾1発が見つかった。

 

饗庭野演習場を巡っては2015年7月、訓練で発射された12.7ミリ重機関銃の銃弾が、同じ国道沿いの民家の屋根を貫いた事故があった。

当時、2階に男性がいたが、けがはなかった。

 

市民らによる「あいば野平和運動連絡会」の泉事務局長(男性、74歳)は、「またか、と思った。3年前の事故で、自衛隊は市と安全確保に向けた覚書を交わしたのに」と憤った。

 

出典

『陸自 砲弾、一般車被害 国道そばに着弾 滋賀の演習場 目標1キロずれ』

https://mainichi.jp/articles/20181115/ddm/041/040/023000c 

 

 

11141752分にNHK滋賀からは、発射時の安全対策に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

陸自は、迫撃砲弾の発射訓練の安全対策として、発射に使う筒の方向や角度、それに火薬の量などに誤りがないか、迫撃砲を扱う隊員のほかに、安全確認だけに専念する別の隊員も加わって、二重にチェックするようにしている。


さらに、迫撃砲弾は目標地点に飛ばす際に誤差が生じることがあるため、目標地点を覆う形で広範囲の訓練区域を設定して、仮に砲弾が目標地点から大きくずれても、訓練区域からはみ出さないように対策をとっているという。


隊員の1人は、「通常では考えられない事故で、確認不足など人為的なミスがなかったか調べなくてはならない。あわせて、砲弾に欠陥がなかったかも確認する必要がある」と話している。

・・・・・

 

出典

陸自の砲弾が国道付近に 車破損

https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20181114/2060001502.html 

 

 

11151731分にNHK関西からは、域外に飛び出すまでの経緯などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

陸自によると、当時は訓練を始める際の試験的な発射が行われていて、はじめの2発は想定の飛行コースより北側にずれていたが、目視では確認できず、隊員たちは着弾した音の確認だけで、想定どおりに飛んで目標地点の手前に落下したと判断したという。


そして、3発目は目標地点に近づけようと飛距離を200m伸ばすよう調節して発射したところ、目標地点から北におよそ1kmもずれ、演習場の外にいた車に被害を出したという。


さらに、4発目を発射する際には、飛行コースを調整するための発射機のつまみが想定と違う数値に設定されていることに気づき、修正したものの、演習場の外で被害が出ているとは考えず、訓練を続けたという。


陸自は、砲弾を発射する際の隊員たちの操作にミスがあり、飛行コースが北側にずれていることに気づかないまま発射したとみて、調査を進めている。

陸自トップの山崎陸上幕僚長は15日の記者会見で、事故を謝罪したうえで、事故の原因については、

「81ミリ迫撃砲は射撃精度が高く、設定が適切であれば、目標地点に入るということが前提だ。

通常起こりえない事態で、極めて深刻に受け止めている。

機材の状況など、あらゆる要因を考えているが、人的なミスが有力な要因であるとは考えている」

と述べ、隊員の操作ミスの可能性があるという考えを示した。


また、安全管理体制については、

「砲弾の着弾が見えない場合には発射機の設定を確認することになっているが、そのことが結果的に行われていなかった。

なぜ、そのようなことになったのか、原因を解明しなければならない」

と述べ、当時の体制に問題点がなかったか、詳しく調査する考えを示した。

・・・・・

 

出典

砲弾コースずれに気づかず事故か

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20181115/0009739.html 

 

 

    (2/2へ続く)

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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