2018年4月6日付で毎日新聞長野版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
須坂市消防署は5日、救急車が目的地を間違えたため、急病の通報があった家への到着が約10分遅れたと発表した。
市消防署によると、90歳代の男性が自宅で倒れているのを発見した家族からの119番通報を受け、5日午前8時10分ごろ、救急隊員3人が男性宅の近くにある建物を目標に救急車で出動した。
到着したが、通報者が付近にいなかったため、救急隊長が地図を確認して誤りに気づいたという。
間違えた場所は男性宅から直線距離で約280m離れていた。
目標と似た名称の建物があったため誤ったという。
男性は搬送時から同日午後2時現在まで意識不明の重体。
田尻・消防署長は、「原因は初歩的な確認不足であり、防ぐことができた事案。今後、隊員相互で声を掛け合い、確認の徹底を図り再発防止に努めます」と述べた。
出典
『須坂市消防署 救急車、目的地間違える 到着が10分遅れ /長野』
http://mainichi.jp/articles/20180406/ddl/k20/040/089000c
※以下は、須坂市HP掲載記事の抜萃。
4 現場到着に至る経過
出動指示書で要請場所を確認したが、救急隊の思い込みに
より誤った場所に向かいました。
到着後、通報者がいないため、救急隊長が救急車内の地図を再度確認して、誤りに気づき、正しい要請場所に行き傷病者と接触しました。
この結果、傷病者と救急隊との接触が、約10分遅延しました。
5 原因
出動場所の確認不足
https://www.city.suzaka.nagano.jp/contents/event/event.php?id=13490
(ブログ者コメント)
同じような事例はしばしば報じられている。
本ブログでも何件か紹介スミ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。