2015年12月8日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後1時55分ごろ、大分市西ノ洲の新日鉄住金大分製鉄所構内の「大分サンソセンター」で出火し、防炎シートが焼けるぼやがあった。
工場外壁の補修作業中だった作業員の男性(51)が両足にやけどを負って、救急車で病院に搬送された。
1年前に起きた爆発事故で穴が開くなどした壁や屋根を修理しているところだったという。
大分サンソセンターによると、男性は、酸素や窒素などを分離する工場の屋根の上(高さ約10m)で、壁の補修用防音材を切る作業中だった。
現場の状況などから、電動カッターの火花が周囲に設置していた防炎シートに引火し、男性の足に燃え移ったとみられる。
一緒に作業をしていた別の作業員が気付き、消火器で消し止めた。
(ブログ者コメント)
○防炎シートであれば、たとえ火花が落ちても、焦げたり穴が開いたりする程度で、作業者の服に燃え移るほどの炎は上がらないと思っていた。
そういったブログ者の認識が間違っているのか、気になってネットで確認したとこる、やはり間違ってはいない模様。
今回、何がどうなって防炎シートが燃えたのだろう?不良品使用?あるいは別の何かが燃えた?
○1年前の事故は、下記参照。
2014年12月12日 大分市の工場で液体酸素などを自然蒸発させるタンクにまた水が入ったため、液体酸素などの移送作業時に水が凍り、今回はタンクが破裂
2014年12月19日掲載(第1報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4502/
2015年2月25日掲載(第2報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4645/
(2015年12月21日 修正1 ;追記)
2015年12月8日付の大分合同新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
消防などによると、火災は、酸素などを精製する製造工場の屋根で発生した。
作業員2人が金属製の防音材を電動カッターで切断していた際、足元に敷いていたシートから出火。シートなど約20m2が焼けた。
男性が残り火を足で踏み消していたところ、ズボンに燃え移ったという。
シートは防炎仕様で燃えない素材だったといい、消防が鑑定を進めている。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。