2015年12月7日18時31分にNHK佐賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月9日付の毎日新聞佐賀版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県内の給食で金属片やネジの混入が相次いでいるなか、今月1日、佐賀市の小学校の給食で出されたウインナーの中から見つかった金属片は、ウインナーを製造した業者が材料を通す製造器具の刃の取り付け方向を間違えたため、器具の胴体部が削られて混入したことがわかった。
今月1日、佐賀市の神野小学校で児童3人が口にした給食のウインナーの中から、長さが5mmから7mm程度、幅が2mm程度の金属片が相次いで見つかった。
ウインナーを製造した多久市にある佐賀県畜産公社が材料の豚肉をミンチ状にするために通す筒状の製造器具を調べたところ、内側のステンレスの一部が欠けていたため、専門の検査機関で分析していた。
その結果、ステンレスの成分が混入した金属片と一致したという。
また、畜産公社では、製造器具の胴体部が欠けたのは、従業員が器具を組み立てる際、刃を通常と逆の方向に取り付けていたことが原因だとしている。
畜産公社の調査に対して、従業員は、器具を動かした際に異常な音がしたため取り付けミスに気付いたが、よく点検せず、刃を取り付け直してそのまま使っていたと話しているという。
金属探知機もウインナー用の設定にしておらず、見つけられなかったという。
佐賀県畜産公社は、「児童や保護者などにご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。再び起きないよう、今後は問題が起きたときは必ず責任者に報告させるなど安全や衛生の管理をしっかりやっていきたい。」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5084069351.html?t=1449518471944
http://mainichi.jp/articles/20151209/ddl/k41/040/339000c
(ブログ者コメント)
当時の状況が、12月2日12時19分に佐賀新聞から、下記趣旨でネット配信されていた。
佐賀市の神野小で1日、児童3人が口にした給食のウインナーソーセージから、それぞれ金属片が見つかった。
現在のところ、健康被害の報告はないという。
市教委は、製造過程で混入した可能性が強いとみて、製造した県畜産公社(多久市)に原因究明を求めている。
市教委によると、同日昼の給食で2年の女児がゆでたウインナー1本を食べた際、異物に気づき、口から出したところ、長さ5~7mm、幅2mmの金属片が見つかった。
1年の男児と6年の女児も、同様の金属片を見つけた。
すぐに学校は食べないよう指導したが、ほとんどの児童が食べ終わっていたという。
神野小は自校調理の給食だが、ウインナーは袋から出してゆでるだけで、「金属片の混入は考えにくい」(市教委)という。
県畜産公社は「検証作業を始めており、原因究明を急ぎたい」としている。
同公社のウインナーを納入している学校は市内に20校あり、原因が判明するまで別の業者に代えるか、メニュー変更などで対応する。
出典URL
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/255464
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。