2015年12月10日3時0分に朝日新聞から、『ヘルメット、命守った 県立高で義務化、効果発揮』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
自転車で通学する県立高校生にヘルメットの着用を義務化した7月以降、自転車で登下校する高校生と自動車がからむ大きな事故が4件起きたが、いずれも頭部への大きなけがを免れたと、県教委が公表した。
私立高校でも義務化の動きが進んでおり、「命を守るための着用」が普及してきた。
ヘルメットは、県教委とPTAなどでつくる県教育振興会が助成金を出して県立高の生徒約2万9千人に無償で配り、7月から着用を義務づけた。
県内では昨年、自転車の高校生が車と衝突して亡くなる事故が2件発生。
「安全のために着用を」という機運が盛り上がり、義務化につながった。
県教委によると、義務化以降の大きな事故は計4件(11月末現在)。
下校中に車と衝突し骨折などの重傷を負ったり、横断歩道で車にはねられて肩や腰を打ったりする事故だったが、いずれの高校生もヘルメットを着用しており、頭部への大きな損傷を免れ、命に別条はなかったという。
県教委高校教育課の長井課長は、「着用は若い命を守る。義務化してよかったと実感する」と話した。
一方、私立学校でも義務化への動きが進んでいる。
新田青雲中等教育学校(松山市)は、今年4月、後期課程(高校1~3年生)の自転車通学生に、登下校時の着用を義務づけた。
ヘルメットは県立高校生と同じ穴あき型で、購入費は保護者が負担した。
同校は、入学時に自転車保険の加入も義務づけている。
同校では、ここ数年、車と接触して頭部を打つなどする大きな事故が2件起こったという。
同校は、「安全と命を守るために決定した」としており、生徒からは「意外に格好いい」と好評だという。
今治明徳高(今治市)も、本校と矢田分校で、来年4月に着用を義務化する予定だ。
自転車通学で、年に数件の接触事故があるという。
県私学文書課の担当者は、「来年度以降、義務化する私立が増えると見込まれるので、購入補助を検討している」としている。
県全体ではヘルメット着用が定着してきた一方で、高齢者の着用率の低さが目立っている。
県警が先月実施した街頭調査では、全体の着用率約65%に対して、高齢者と思われる人の着用率は約3%にとどまった。
県などは、10日に松山市中心部で、高齢者にヘルメット着用を呼びかける啓発活動を予定している。
県消防防災安全課などのまとめでは、11月末現在、県内の自転車事故による死者は17人で、昨年同時期と比べて7人増。
死者のうち15人は65歳以上で、ヘルメットをかぶっていたのは1人だけだったという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASHD76GN0HD7PFIB019.html
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