2015年12月12日付の伊勢新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
11日午前11時50分ごろ、四日市市塩浜町の昭和四日市石油四日市製油所から出火、製造プラントの熱源となる重油の加熱炉付近を焼き、約3時間後に鎮火した。
けが人はなかった。
消防などによると、ペットボトルなどの原料となるキシレンの製造プラントを稼働させるため、高温の重油を送る前に配管(直径約24cm)を軽油で満たしていたところ、何らかの原因で出火したという。
近くにいた同社の男性社員が炎と煙に気付き、同社を通じて119番した。
配管を流れる重油は約280℃で、漏れ出した場合、空気に触れて発火する可能性がある。
そのため、プラント稼働時に重油を送る際は、軽油を使って配管内を安定させておく必要があるという。
製油所では、ガソリンや灯油などの石油製品を精製している。
火災発生を受け、同社は周辺施設の操業を停止したが、生産への影響はないという。
2015年12月11日19時0分にNHK津からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前11時50分ごろ、四日市市塩浜町の「昭和四日市石油四日市製油所」で火災が発生したと消防に通報があった。
消防車8台が現場に駆けつけるとともに会社の消防隊が出て消火活動が行われた結果、火はおよそ3時間後の午後3時前に消し止められた。
警察や消防によると、この火災によるけが人はいないという。
会社によると、火災が発生したのはプラスチックの原料となる「キシレン」などを製造する設備で、設備を再稼働させるために常温の軽油を配管に流し込む作業の途中だったという。
出火場所付近の配管には高温の重油と常温の軽油を仕切るバルブがあり、会社では、このバルブ周辺でどちらかの油が漏れ、発火した可能性があるとしている。
現場は、近鉄四日市駅から南におよそ4km離れた臨海部にある工場地帯で、警察と消防で火災の原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3074231981.html?t=1449866805580
12月11日16時35分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「加熱炉の上部で火災が起きた」と、119番通報があった。
重油と同程度の危険性がある「ホットオイル」が燃えているという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151211-OYT1T50108.html
12月11日19時11分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防によると、「加熱炉の上部から出火している」と、同社従業員から119番があった。
同社によると、「ローデック加熱炉」と呼ばれる施設で、比重が大きく粘りけの強い重質油の加熱作業中に火が出たという。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20151211/k00/00e/040/250000c
12月11日20時28分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火災は、加熱炉に延びる配管付近から出火したとみられることが11日、消防への取材で分かった。
消防によると、加熱炉は石油の蒸留や分離などに使う温かい油を作る装置。
炉につながる鉄製の配管に軽油を満たす作業中に、何らかの原因で配管の継ぎ目から油が漏れ、発火したとみて詳しく調べる。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/151211/wst1512110086-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。