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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20151212019分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1212816分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

11日午後1時ごろ、神戸市灘区灘南通5のJR東海道線(神戸線)で、建設中の新駅「摩耶駅」の工事用足場が崩れた。

この事故で、付近を走行中の野洲発加古川行きの下り快速(8両編成)など2本が緊急停車し、乗客計約1400人が電車内に一時取り残された。

体調不良を訴えた乗客4人と、電車を降りた後に転倒して頭を打つなどした乗客2人の、計6人が救急搬送された。

 

JR西日本は、甲子園口西明石間で上下線とも運転を見合わせた。

現場から足場を取り除くなど復旧に手間取り、運転再開は約9時間後の午後10時6分。

上下約400本に運休や遅れが出て、38万人に影響した。

 

摩耶駅は東海道線の六甲道灘間で建設中で、来春開設される予定。

JR西によると、橋上駅の外壁を覆う足場は、高さ約7m、長さ約31m、幅約60cmで重さ約2トン。

新駅ホームの南側に2本ある下り線の内側線路上をふさぐ形で崩れた。

 

JR西によると、電車の運行などを管理する大阪総合指令所が、駅舎付近の架線がショートし停電していることに気付き、近くを走っていた下り快速に停車するよう連絡した。


快速の運転士は、約100m先で足場が倒壊していることに気付き、周囲の電車に防護無線で、停車するよう連絡した。


下り線の外側線を、時速約100kmで走っていた長浜発姫路行きの新快速(8両編成)は、連絡を受け、非常ブレーキを使って、倒壊現場の真横付近でようやく停止した。

乗客は最大2時間半、車内に取り残されたが、線路上を歩くなどして新駅に行き、上り線の代替輸送用の電車で移動した。

 

工事をしていたのは、JRグループ会社の大鉄工業(大阪市)。

当時は、足場を使った作業は行われておらず、11日夜には足場を撤去する予定だったという。

撤去作業は8日夜に始まり、隣にあった足場は撤去済み。強度は、平均風速18mの風を想定している。

倒壊の原因は調査中だが、午後0時57分に神戸市で最大瞬間風速21.8mを記録しており、強風の影響で倒れた可能性がある。

 

朝から風が強かったため、工事をしていた大鉄工業の作業員が足場を点検したが、特に問題はなかったという。

出典URL

http://mainichi.jp/articles/20151212/k00/00m/040/051000c 

http://www.sankei.com/west/news/151212/wst1512120031-n1.html

 

 

12152031分に産経新聞westから、撤去されているはずのシートが残っていたことなどが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JR西は、15日、施工業者が防護用シートを撤去せずに放置したために風の影響を受けやすかったうえ、足場の固定方法も不十分だったと発表した。
その状態で強風を受けたことから、足場が崩れたとみられる。

JR西によると、崩れた足場の上部には撤去されているはずだった防護用のシートが残されており、突風の影響を受けやすい状態だったという。

足場はボルトなどで外壁に固定されておらず、金具で挟み込む方法だったことから、風への耐久性が低かった。
工事担当者は、「強度に問題はないと思った」と話しているという。

神戸地方気象台によると、当時は、神戸市内で最大瞬間風速21.8mの強風が吹いていた。
JR西によると、シートが撤去され足場が十分に固定されていれば、同25mの風にも耐えられたとみられるという。


出典URL

http://www.sankei.com/west/news/151215/wst1512150073-n1.html

 

 

1216141分に朝日新聞から、12152232分に神戸新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

JR西の土田執行役員らは、15日、大阪市内で会見し、「深くおわび申し上げます」と謝罪。
崩壊した原因は、施工会社が

①足場のシートを撤去しなかった

②鉄骨の固定方法を誤った

ため、強風にあおられた、との見方を示した。


JR西によると、9日に足場の上の方の一部を固定していた金具や鉄骨を外しており、同時に側面を覆っていた工事用メッシュシート(5.4m×1.7m)も撤去すべきだったが、撤去しなかった。

また、10日に足場を固定する部材を付け替えた際、本来、ボルトなどを使うべき部分を、金具で鉄骨の両側を挟む方法に変えたため、強度が低くなっていた。

JR西は、「施工会社の責任者が、これでも十分に耐えられる、と誤った判断をした」という。

JR西は、また、事故当時、二つの問題を把握していなかったという。
シートを撤去しなかった件は、施工会社と平面図で打ち合わせていただけなので「認識できなかった」、固定方法の変更は、報告を「受けていなかった」と説明した。

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASHDH5KF7HDHPTIL01Q.html

http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201512/0008649900.shtml

 

 

12162127分にNHK関西NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR西の真鍋社長は16日の記者会見で、「足場について解体作業の段階ごとに強風に耐えられる力があるかの確認が不足していた。お客様に多大な迷惑をかけ、あらためておわび申し上げる」と述べ、陳謝した。


そのうえで、「工事の計画段階からどんなリスクがあるかを把握するリスクアセスメントを行うようしているが、手順通りにやれていたか確認しないとといけない。問題を洗い出していく」と述べ、再発防止に向けてさらに原因を調査する考えを示した。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20151216/3916342.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

12月15日付でJR西のHPにも、原因などの調査結果が、図解付きで下記趣旨でニュースリリースされていた。

足場解体作業に伴い風に対する足場の耐力が低下した状態となり、強い風を受け、階段部付近の足場の転倒をきっかけに、連鎖的に線路内に倒れたと推定されます。

足場の耐力が低下していた理由は、以下の2点が考えられます。

1)上部固定部材をはずした時点(129日夜間)で、本来であればメッシュシートを撤去する必要があったが、足場の駅舎本体部分は多くの固定部材で固定されていたため、施工会社社員はその必要がないと誤った判断をした。

2)加えて、足場中段の建物の壁に対する固定箇所を、将来のメンテナンス用に設置された金物に変更する際(1210日昼間)に、適切な固定部材が用いられていなかったため、さらに耐力が低下していたと推定される。


以上により、足場が倒れたと考えますが、その理由としては、施工会社において、足場解体作業の施工ステップごとの必要耐力の確認が不足していたと考えられます。
また、当社においても、鉄道の安全運行確保に対し、施工会社への指導が不十分であったと考えております。

出典URL

https://www.westjr.co.jp/press/article/2015/12/page_8050.html

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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