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				2015年12月7日付で毎日新聞東京版から、図解付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日未明、東京都千代田区のJR横須賀線の地下トンネルで、地下水をくみ上げる排水設備にトラブルがあり、レールが冠水した。
JR東日本は復旧作業のため、同線東京−品川間の運転を始発から12時間半にわたって見合わせ、午後5時半に再開した。
排水設備に土砂が詰まったことが原因だという。
冠水が起きたのは横須賀線の東京−新橋間で、地下トンネルの区間のなかでもとくに深くなっている地点。
付近では約70mにわたって地下水があふれ、一部でレールが冠水した。
同社によると、地下トンネルの排水設備は、貯水槽にためた地下水を地上にくみ上げて排出するしくみになっている。
地下水を地上に送る排水管に土砂が詰まったため、排水機能が低下し、貯水槽に異常な量の地下水がたまったことがトラブルの原因だという。
5日午後9時ごろ、排水機能に異常が見られたため作業員が調べたところ、排水管の入り口が土砂でつまっていた。
排水能力は、正常時の10%程度になっていたという。
同社によると、10月14日に行った定期点検では、問題は見つからなかった。
トラブルの影響で、横須賀線、総武快速線は東京、品川両駅で折り返し運転し、上下191本が運休。約7万7000人に影響した。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20151207/ddm/041/040/155000c
12月6日19時5分にNHK NEWS WEBから、より詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本によると、水につかった区間は地下を走る東京・新橋間で最も深い部分にあたり、この地点にトンネルの壁などからしみ出た地下水を集めて貯め、地上にくみ上げる仕組みになっている。
鉄道などの地下トンネルでは、晴れや雨など天候にかかわらず、壁や天井から地下水がしみ出ることはあり、線路沿いに排水施設を設けて、しみ出た水を集めポンプで排水している。
JR横須賀線では、東京駅が地下20m、新橋駅が地下25mで、この区間で最も深い東京・有楽町の地下35mの地点にしみ出た水を集め、いったん貯水槽に貯めたうえで、ポンプで地上にくみ出す仕組みになっている。
JR東日本によると、地下の貯水槽がいっぱいになっているのに初めて気づいたのは、5日午後9時15分ごろだったという。
ふだんは2台のポンプでくみ上げているが、5日夜は6台すべてを稼働させて対応した。
しかし、その後も水が引いてはあふれる状態が続き、6台のポンプを使って徹夜で排水作業を続けたが、始発直前の午前4時45分ごろになっても水が引かなかったため、6日の列車の運行を断念したという。
JR東日本は、地下の貯水槽と地上をつなぐ2本のパイプの吸水口に泥がつまり、ポンプを稼働させても水を十分に取り込めなかったのが原因とみて、調査している。
JR東日本によると、地下の貯水槽にたまった泥は、作業員が定期的に中に入り、いったん水を抜いたうえでスコップなどでかき出すという。
JR横須賀線の今回の区間では、ことし7月末から8月初旬にかけて清掃作業が行われたという。
また、パイプの吸水口の点検は2か月に1度のペースで行われ、今回の区間については、ことし10月中旬に点検したが、泥が詰まるなどの異常はなかったという。
JR東日本によると、今回のようにパイプに泥が詰まり、地下水がくみ出せなくなるトラブルは、確認できる範囲では例がないという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151206/k10010331801000.html
12月7日21時5分に産経新聞から、下記趣旨の補足的記事が図解付きでネット配信されていた。
 
JR東日本は原因を調査中だが、背景には東京の都市化という長い歴史に伴う地下水の問題があるようだ。
JR東によると、横須賀線東京-品川間は大半が地下を通っており、地下のコンクリート外壁の隙間から出てくる地下水を、計7カ所の排水所で地表面へ排出している。
今回トラブルが発生したのは、東京-新橋間にある「有楽町排水所」だ。
地下35mにある線路にたまった水は排水溝から5m下の貯水槽へ流れ、貯水槽の底から高さ4mまで水がたまると排水ポンプが作動、地表面へ水を送り出すようになっている。
ところが今回、ポンプの水を取り込む部分に泥が詰まり、吸引力が大幅に低下。
排水しきれなかった地下水が貯水槽にたまり、線路より上の水位に達することで線路はレール面から約10cm上まで浸水し、最大約70m冠水した。
線路を冠水させるほど大量の地下水が発生したのはなぜだろうか。
「実は、東京駅地下では地下水位が徐々に上昇しているんです」と、東京都水環境課の担当者。
同課によると、戦前から戦後にかけ、東京近辺では工業用水として地下水を大量に使用し地盤が沈下。
そこで昭和30年代以降、都条例などで地下水の使用が規制された。
この結果、地下水は徐々に回復したが、代わりに浮上したのが地下構造物への漏水問題だった。
担当者は、「高度経済成長期に造られた地下施設などでは、地下水の回復は想定外だったようだ」と説明する。
東京駅地下5階にある総武線ホームでは、地下水の流入量が増えたため、平成12年にはホームが地下水の浮力で浮かび上がらないよう、130本のアンカーボルトを打ち込む補強工事を行っている。
今回の有楽町排水所は、東京駅よりも深いところにある。
JR東は、排水設備を2カ月に1回点検。
10月中旬の点検で異常はなく、タンクの清掃は7月末から8月上旬に行っていたという。
明治大学危機管理研究センターの市川宏雄所長は、「きちんと点検やメンテナンスが行われたのか疑問が残る。地下水の問題は以前から分かっていることなので、排水設備が常時機能するのは最低限のことだ」と指摘している。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/151207/afr1512070035-n1.html
(ブログ者コメント)
泥は定期的にかき出していて、これまでは問題なかった由。
これまでと今回とで、何が違っていたのだろう?
たとえば、水の排出量が最近多くなっていた・・・といった変化点はなかったのだろうか?
一方、2ケ月に1度の吸水口点検では、何を点検していたのだろう?
泥面の位置なども点検していたのだろうか?点検方法があればの話であるが・・・。
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				その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
 
	 
 


