2016年9月17日付で朝日新聞栃木全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後2時半ごろ、栃木市都賀町の工場内で、会社員の男性(23)がアルミ部品を作る機械に上半身を挟まれているのを同僚の男性が見つけて119番通報した。
警察によると、男性はその場で死亡が確認された。
警察は、作業事故とみて調べている。
9月18日付で朝日新聞栃木全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の続報記事がネット配信されていた。
警察は、17日、司法解剖の結果、死因はやけどだったと発表した。
警察によると、男性は溶解したアルミを運搬する部分に挟まれ、高温のアルミが上半身にかかった状態だったという。
(2016年10月10日 修正1 ;追記)
2016年9月17日付の下野新聞紙面に、事故当時のやや詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
アルミを鋳造する機械のアーム部分と本体部分に挟まれているのを同僚が見つけ、上司が119番した。
警察によると、事故当時、男性は溶かしたアルミを流し込む作業を監視していた。
機械の警報ランプが点灯し、同僚が駆けつけたところ、男性の上半身が燃えている状態だったという。
(2017年3月18日 修正2 ;追記)
2017年3月15日17時47分にNHK宇都宮から、安全装置を無効にしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
去年9月、栃木市の工場で、従業員が溶解した高温のアルミを扱う機械に触れて死亡したのは、安全装置が動かないよう設定を変えていたためだとして、労基署は、15日、労安法違反の疑いで、この会社と44歳の部長を書類送検した。
書類送検されたのは、栃木市都賀町の機械製造会社、「N社」と、この会社の44歳の部長。
栃木労基署の調べによると、去年9月、この会社の工場で、当時23歳の男性従業員が、溶解したアルミをすくって金型に流し込む産業用ロボットのメンテナンスを行おうとしたところ、誤って、高温になったロボットに触れ、やけどを負って死亡した。
ロボットが扱うアルミは温度が700℃にもなり、ロボット自体も高温になるため、作動する区画はドアで仕切られていた。
さらに、ロボットには、点検などの際にドアを開けると自動的に運転を停止する安全装置が取り付けられていたが、当時、装置は動かない設定になっていたという。
調べに対し、この工程を担当する部長は、「安全装置が無効の設定になっていたのは知っていた。安全に対する認識が甘かった」と話しているという。
このため労基署は、安全装置の設定を変えていたことが事故につながったとして、15日、この会社と部長を労安法違反の疑いで書類送検した。
出典
『工場で死亡 会社など書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1094754711.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。