2016年9月18日22時27分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月19日付で毎日新聞播磨・姫路版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後3時40分ごろ、姫路市延末の船場川で「水門を操作しようとしていたら1人が川に落ちた」と、消防に通報があった。
警察によると、川に落ちたのは、近くに住む75歳の男性で、雨によって川の水量が増えていたことから知人の男性と2人で水門を開けようとしたところ、川に落ちたという。
現場は、姫路市の中央卸売市場の近くの幅およそ20mの川と支流が分かれる場所で、男性は、鉄製の水門を開けて、本流の水を支流に流そうとしていたという。
一緒にいた男性は、「水門の上部にあるハンドルを操作しようとしていて、突然、足を滑らせて落ちた」と話しているということで、警察や消防ら70人以上が駆けつけ、捜索している。
神戸地方気象台によると、姫路市では、午後3時40分までの1時間に28.5ミリの雨が降り、大雨注意報が出されていた。
付近住民の話では、川は時期によってはひざ下の水深しかないが、大雨が降ると一気に増水するという。
事故を聞いて駆けつけた付近の70代男性は、「午後4時過ぎには川沿いの石垣が隠れるほど増水していた。転落した男性は責任感が強く、地域のための作業をよく引き受けていた。どこかで無事に見つかってくれれば」と心配そうに捜索を見守っていた。
出典
『川に転落 男性が行方不明』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160918/5800311.html
『大雨 「無事に見つかって」 水門操作中、川に転落 播磨 /兵庫』
http://mainichi.jp/articles/20160919/ddl/k28/040/223000c
9月19日11時59分にヤフーニュース(毎日放送)からは、男性が死亡していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日朝、男性が死亡しているのが見つかった。
警察によると、19日朝から捜索を再開していたところ、転落した場所から約200m下流で浮いている状態で見つかったという。
男性は、雨が降り続いていたため水門で川の水位を調整する作業をしていたところ、増水した川に足をとられ流されたという。
警察が、死因を調べるとともに、当時の状況について詳しく調べている。
出典
『「水門で川の水位を調整」転落の男性死亡 姫路・船場川』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160919-00000017-mbsnewsv-l28
(ブログ者コメント)
写真や映像によると、現場は川幅10m程度。
5枚ほど水門があり、おのおの個別にバルブで開閉できるようになっている。
開閉は川に架けられた幅1m程度の歩廊上で行うようになっており、その歩廊には1m高さほどの手すりが設けられている。
その手すりの下には横方向のバーが2本取り付けられており、下側のバーは人の膝より下にあるので、一見、足を滑らせても川には落ちないように見える。
一方、縦方向のバーは、1.5m程度間隔に取り付けられている。
こういったことを合わせ考えると、30cm高さ程度の隙間に身体が入って・・・ということだったのかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。