







2011年9月24日2時9分に、msn産経ニュース群馬から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後5時45分ごろ、太田市の「O製鉄」群馬工場内の加熱炉付近でガス爆発、加熱炉一部とスレート葺き建屋の壁や天井の一部が壊れた。この事故によるけが人などはなかった。
警察によると、事故があったのは同工場敷地内の圧延工場に設置された加熱炉。
棒状の鉄スクラップを加熱し、板状に延ばす作業の準備のため、炉内温度をガスバーナーで1300℃まで温めていたところ、点火した火が突然消え、排気管のガスに何らかの火が引火して爆発したとみられる。
警察で詳しい原因を調べている。
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(ブログ者コメント)
9月23日0時53分のmsn産経ニュースでは、事故時の状況が以下のようにネット配信されていた。いずれが正か、あるいはどちらも正かは不明。
警察によると、当時は炉の予熱作業中で、炉の火が消えたため、バーナーに点火すると、爆発した。作業員は炉から離れた運転室で作業していた。
2011年9月7日11時38分に、朝日新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前10時25分ごろ、千代田区の科学技術館5階でガス爆発があり、「けが人がいる」と119番通報があった。
警察によると、5階イベントホールで41歳と47歳の男性作業員2人が天井の水漏れ工事中、配水管と間違えてガス管を電動のこぎりで切断し、漏れたガスに引火して爆発したという。2人は顔などをやけどして重傷。
7日は休館日だった。 同館の女性職員は「突然、ボンという大きな音がして、警報器が作動した。詳しい状況を確認している」と話した。
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(ブログ者コメント)
水道管や排水管と間違えてガス管に穴を開け爆発したという話は、しばしば聞くところだ。
間違えるのを防止するため、ダブルチェックとか対象配管のマーキングなど、いろいろと対策が取られていると思うが、今回、どこでミスしたのだろうか?
2011年9月6日15時21分にmsn産経ニュースから、同日20時6分にTBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日正午ごろ、練馬区の都営アパートで、点検作業中のエレベーター付近で爆発が起き、作業に当たっていた「日本エレベーター製造」の男性作業員(26)が顔などにやけどの重傷。別の男性作業員(25)も腕などに軽いけがを負った。
警察などによると、2人はエレベーターの異常音の原因を調べるため、同日午前9時ごろから作業。
事故当時は、エレベータを1階に停止させ、1人がエレベーターの下に入って部品の交換作業をし、もう1人が内部で点検作業をしていたという。
エレベータの下に入って作業していた26歳の男性作業員は、「たばこに火を付けようとしたところ爆発した」と話しているという。
警察は、点検作業で有機溶剤を使い、揮発性の高いガスが充満しているところにたばこの火が引火したとみて、詳しい事故原因を調べている。
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(ブログ者コメント)
□「たばこの火が引火」と報道されているが、正確には、「たばこに火をつけようとした時のライターかマッチの火が引火」と書くべきだろう。
□しかし、そもそも、仕事中の現場でたばこを吸おうとしたこと自体が信じられない。4S、5S活動が徹底されない職場では、いつか事故が起きる・・・・そんなことを教えてくれる事例だ。
警察の調べでは、ポンプ室には水をくみ上げるモーターや配電盤などの消防設備があり、この日は7人でスプリンクラーの点検作業をしていた。
作業員らは「配電盤のモーターの電源スイッチを入れたところ火が出た」と話しているといい、警察はガス漏れによる爆発の可能性もあるとみて詳しい事故原因を調べている。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20110618-OYT8T00843.htm
(2012年10月28日 修正1 ;追記)
2012年10月20日付で毎日新聞埼玉版から、前からガス臭がしていたのに放置していた、などの新情報がネット配信されていた。
県警は19日、マンション管理会社の29歳と42歳の男性社員2人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
容疑は、男性社員(29)が10年3月、「プロパンガスに似たにおいがする」などの報告を同社管理員から受けたが、忘れて放置。
さらに男性社員(42)は昨年5月、マンホールから噴出している泡とガス臭に似た異臭を自ら確認したが、措置を取らず放置した。
これにより、マンションに供給されている都市ガスの配管の穴が開いた部分からガスが漏出し続け、消防設備の点検作業中に引火、爆発。
男性(当時63歳)が全身やけどで死亡し、別の男性(32)が全身やけどで全治6カ月の重傷を負ったとしている。
県警によると、2人は容疑を認めているという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20121020ddlk11040236000c.html
また、10月20日付で朝日新聞埼玉版(聞蔵)からも、若干異なるニュアンスの記事が、下記趣旨でネット配信されていた。
警察によると、2人は都市ガスの配管が腐食で劣化し、ガスが漏れているのを確認していたにもかかわらず、点検作業をさせ、引火爆発によって男性作業員(当時63)を死亡させ、別の男性兌業員(32)にも大やけどを負わせた疑い。
警察は、2人が事故の約1ケ月前に実際にガスの臭いなどを確認していたことを重視。
対策せずに放置したため爆発が起きたと判断した。
同製鉄所などによると、事故当時はボイラーへの点火作業を2人で行っていた。もう1人の作業員は目に異物が入ったが、けがはなかった。爆発の影響で配管などの付帯設備が損傷した。同ボイラーは、構内の工場が操業するためのボイラーの一つ。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110618/ibr11061802500002-n1.htm
警察は、溶接などの際にガスが漏れ、鉄板を削る作業で飛んだ火花が引火した可能性があると見て会社側から作業の安全性について事情を聴いている。
近くで植木の手入れをしていた男性(68)によると、シューッと音がした後、ガスの臭いがして、突然「ドーン」と爆発音が響いた。作業員とみられる男性2人が路上に飛び出し、「消防と救急を呼んでください」と言うと地面に座り込んだ。タンクからは赤い火柱が上がり、建物の2階部分まで達していたという。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20110615-OYT8T01264.htmhttp://mainichi.jp/area/saitama/news/20110616ddlk11040302000c.html
(2011年9月20日 修正1 ;追記)
2011年9月16日付で、朝日新聞備後版(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三原労基署は、15日、O造船所の艤装部長(65)と同社を労安法違反の疑いで書類送検したと発表した。
コンテナ船の改造工事で、溶接作業する前に引火性ガスの濃度を測定しなかった疑い。
事故の2日前に内部で塗装作業があり、ガスは塗装材から出たとみられる。
事故では溶接作業で出た火花が船首の内部に溜まっていたガスに引火して爆発。船首の甲板付近で作業していた下請けの派遣会社社員だった中国人男性が吹き飛ばされ、転落死した。
(ブログ者コメント)
事故発生時の状況が第1報と違うが、最新版の今回記事のほうが正しいのだろう。
消防などによると、同社には地下室があり、バナナを熟成させるため、カーバイドと水を使ってアセチレンガスを発生させていた。
警察が原因を調べている。
海保によると、Aさんは船の点検のために乗船し、ガスコンロに火をつけようとしたところ、爆発したという。海保は、ガス漏れが原因とみて調べている。
警察は、溶接作業で発生した火花が、タンク内に充満していた気体などに引火した可能性があるとみている。18日午前9時から実況見分し、詳しい原因を調べる。
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20110518ddlk18040702000c.html
2011年5月16日2時6分に、msn産経ニュース滋賀から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時15分ごろ、守山市の段ボール加工会社「もりた紙業」の工場が爆発音とともに出火。火は約1時間半後に消し止められたが、鉄骨平屋建ての工場と、隣接する鉄骨2階建ての事務所計約660m2が全焼した。警察は工場の内部から爆発、出火したとみており、詳しい原因を調べている。
第1発見者(63)によると、「ボーン」と突然大きな爆発音がして、直後、工場の窓ガラスが割れ、火が窓から3~4mの高さまで吹き出したという。
警察によると、「もりた紙業」では段ボールの加工や印刷を行っており、工場内には段ボールのほか、インクや機械類が置いてあったという。
15日は工場の定休日だったが、工場長が午前11時ごろまで事務作業をしていた。機械類は動かしていなかったという。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110516/shg11051602080003-n1.htm
(ブログ者コメント)
報道された内容から考えると、結構大量の可燃性ガスor蒸気が、工場内全体あるいはどこかの部屋に充満していたのかもしれない。
最も考えられるのは、腐食か何かでガス管に穴が開いて、ということだ。
印刷インクに含まれる溶剤の蒸気だった可能性も考えられるが、インク缶の1ケや2ケ、蓋を開けたまま置いていたからといって、それほど大量の溶剤蒸気が充満するとは考え難い。
原因は不明だが、とりあえず「ガス爆発」カテゴリーに入れておく。
出火時の状況は、3つの情報を整理すると、オフセット輪転機から出火したので乾燥機の電源を従業員が一旦落としたが、火が収まったと思って再び電源を入れたところ爆発した、ということらしい。ガスを使っていたという情報もある。
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011051301000436.html
警察によると、被災者は畑で汚れた手を洗うために水をためるおけを作っており、切断時に発生した火花が、缶の中の物質に引火したとみられる。
□破裂ということから考えると、キャップを閉めたまま切断したのではないか?キャップさえ開けていれば、そこから火が噴き出す程度で済んだかもしれない。ただ、ロケットのようにドラム缶が飛んで行った可能性はあるが・・・。
警察などによると、けが人は確認されていないが、工場と隣接するアパートの窓ガラスが割れた。撤去作業は午前8時ごろから行われていたといい、詳しい原因を調べている。
(ブログ者コメント)
石油タンクなどでは、それを狙って屋根部分の強度をわざと弱くする放爆構造が採用されることがあるが、このLPGタンクもそうだったのだろうか
建物は、鉄筋コンクリート5階建て。2~5階の客室部分の被害が大きく、特に3階の奥(山側)が最も損傷がひどい。
事故後、客や従業員は「ガスの臭いがしていた」と話している。
当該建物は06年に全面改修。その際、LPガスによる暖房設備に更新した。
本館北側で管をはわせている山の斜面の擁壁の一部が手前に押されるようにずれ、設置時にはあった擁壁と管との隙間がなくなっていたという。斜面からの圧力が管にかかり、接続部分に亀裂が生じた可能性がある模様。
直近の昨年5月の点検では、異常は見つからなかったという。
経産省石油ガス保安課によると、ガス管を延長する場合は地下に埋設するか、壁に沿わせるのが一般的。山崩れなどの恐れのある場所には設置してはならないと定められている。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20110208-OYT8T01131.htm
http://www.shinmai.co.jp/news/20110211/KT110210FTI090025000022.htm
(2011年2月23日 修正1; 追記)
さらに詳しくは、エルボにネジこんでいる配管の雄ネジ部に亀裂が入っていた。ちょうどエルボの口の部分。それは山の斜面に圧縮される形で押された配管の反対側末端エルボだった。
(2013年1月22日 修正2 ;追記)
2013年1月21日12時45分にmsn産経ニュースから、ガス会社の関係者が長期間点検を怠っていたとして書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
茅野署などは21日、業務上過失激発物破裂の疑いで、プロパンガス販売業「蓼科商事」の柿沢拓社長(74)ら3人を書類送検した。
容疑は、ガス設備の点検を長期間怠ったため、11年2月7日、漏れて滞留したガスを暖房器具に引火爆発させ、ホテルの客室などを損壊させた疑い。
県警などによると、当時十数人の宿泊客がいたが、女性1人が気分の不調を訴えたほかは、けが人はいなかった。
地形の変化でガス管が圧迫され漏出しやすい状態になっていたという。
蓼科商事は「担当者がいないため、コメントできない」としている
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130121/crm13012112460010-n1.htm
警察は、下水道内に充満していた可燃性ガスに引火したとみて、詳しい原因を調べている。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110208/chb11020820380002-n1.htm
(ブログ者コメント)
通常はハサミを使うが、持っていなかったため、自分のライターを使ったらしい。
爆風で、付近の2箇所のマンホールの蓋(鉄製、直径65cm、重さ約5kg)が吹き飛んだ。約50m北のマンホールの蓋は18m飛び、軽乗用車のバンパーを直撃した。さらに北、約50mの蓋も2m飛び、事務所のプラスチック製外壁の一部を壊した。
地上にいた作業員2人にケガはなかった。
(ブログ者コメント)
それなら低濃度でも爆発する。
警察によると、機械は直径1・6m、高さ2・3mのステンレス製で、中が空洞になっている。乾燥作業を終え、2人が上からエタノールを流して内部を洗浄していると「ボン」と音がし、機械上部から一瞬爆風と炎が上がった。
周囲に火の気はなく、平塚署は静電気がエタノールに引火した可能性があるとみている。
(ブログ者コメント)


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。