2019年12月12日付でテレビ静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨夜から強風注意報が出されていました。
その強い風の影響なのか、練習の成果を発揮する晴れの舞台が暗転です。
12日午前、藤枝市で工事用の足場が崩れ、マラソン大会をしていた子供を含む8人がケガをしました。
三浦カメラマン 「工事用の足場が、100メートル近くに渡ってグラウンド側に倒れてしまっているのが確認できます」
12日午前10時15分頃、静岡県藤枝市にある藤枝総合運動公園の陸上競技場で、工事の足場やネットが、約100メートルにわたって倒れました。
競技場では、2つのこども園がマラソン大会をしていて、年中組のゴール間近というタイミングで、異変が起きました。
保護者 「私は離れた所にいたんですけど、キャーという声が聞こえて振り返ったら、もう隅から隅まで倒れてる感じでした」
こばとこども園・紅林副園長 「西風にのって、西の方から順番に波打つように。向こうですね、向こう側から順番に、波打つように倒れてきた」
倒れたネットの下には大勢の保護者がいて、別の保護者が支えていたと言います。
こばとこども園・紅林副園長 「わ~倒れてくる、倒れてくる、倒れてくるって。そういう感じだったと記憶しています」
警察によりますと、この事故で、保護者2人が手首を骨折した他、別の女性が膝のじん帯を損傷する重傷を負い、4歳の子供を含む5人が軽いケガをしました。
工事は、事務所の寿命を伸ばす塗装のために行われていました。
藤枝市スポーツ振興課・横馬課長 「11月中旬から足場組んで、2月末くらいまでは工事を予定していました」
12日は工事は行われていませんでした。
警察は、安全管理体制について業務上過失致傷の疑いを含めて調べています。
https://www.sut-tv.com/news/indiv/3189/
12月12日19時37分医YAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
斜めに傾いている鉄パイプ。
後ろの木々は風によって大きく揺れています。
午前10時半ごろ、藤枝総合運動公園の陸上競技場で、観客席の外壁に設置された塗装工事用の足場が倒れました。
足場の高さは約3m、幅が100mほどあります。
当時、競技場では市内にある2つのこども園に通う3歳から5歳の園児約300人が、マラソン大会に参加していました。
消防などによりますと、この事故で30代の男女2人が手首を骨折するなど、保護者3人が重傷。園児2人を含む5人が軽傷です。
倒れた足場とトラックの距離は、わずか2mほどしかありません。
藤枝総合運動公園指定管理者・伊藤さん:「まさかというのが正直な気持ち。きょうは普段に比べると風は強い」
藤枝市では昨夜から強風注意報が発表されていて、警察は強風が原因で足場が倒れたとみています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191212-00010003-satvv-l22
12月12日12時52分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡地方気象台によると、同市には強風注意報が発令されており、近くの同県牧之原市の静岡空港では午前10時53分に最大瞬間風速22・1メートルを観測していた。
https://www.asahi.com/articles/ASMDD3W9TMDDUTPB003.html
(ブログ者コメント)
以下は、静岡朝日テレビ映像の2コマ。
倒れた理由は不詳だが、強風下、倒れる可能性のある場所に長時間いることは、できるだけ避けたほうがよいということかもしれない。
(2019年12月25日 修正1 ;追記)
2019年12月13日7時16分に静岡新聞からは、細部塗装のため固定を緩め、そのままにしていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場付近の足場は外壁の細部の塗装のため、固定金具を緩めて作業をしていたことが同日、工事関係者への取材で分かった。
藤枝署は作業工程や安全管理に問題がなかったかどうか、業務上過失傷害の疑いも視野に捜査している。
工事関係者によると、この日は作業を実施していなかったが、今週から倒れた現場付近の金属の固定を緩め、外壁と足場が接する隙間部分の塗装作業をしていたという。
数日間穏やかな天気が続き、強風を想定していなかったため、足場の固定を緩めたままにしていたとみられる。
静岡気象台によると、藤枝市内には当時、強風注意報が発令されていた。
市によると、足場はトイレや更衣室などが入る建物の側壁全体を覆うように組まれ、高さ約5メートル。
同競技場では通常、建物屋上の観覧席で観戦するが、足場で視界がさえぎられていたため、保護者らはトラック付近で応援していたという。
外壁などの改修工事は10月上旬から12月末までの予定で、11月中旬から足場が組まれていた。
工事期間中も使用を制限していなかった。
市は当面の間、同競技場の利用を停止するという。
https://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/715523.html
12月24日19時5分にNHK静岡からは、固定用のボルトや鉄パイプの一部を外していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
島田労働基準監督署が工事の関係者に聞き取ったところ、作業員が塗装作業の邪魔になるとして、足場を建物に固定するために設置が義務づけられているボルトや鉄パイプの一部を、事故の前日までに外したと話していることが分かりました。
足場は法律に基づく規則で、▼建物の壁と鉄の支柱をつなぐボルトか▼足場の鉄骨を外側から支える鉄などのパイプで、一定の間隔で固定するよう定められていますが、こうした固定が不十分で強風の影響を受けやすかったとみられるため、労働基準監督署は、安全管理に問題があったとして指導することにしています。
警察も、足場と壁の固定のしかたに問題があった可能性があるとして、業務上過失傷害の疑いで捜査しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20191224/3030005289.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。