2013年4月23日19時52分に朝日新聞から、同日22時48分に読売新聞から、4月24日12時59分にNHK鹿児島から、4月27日に朝日新聞鹿児島全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後0時15分ごろ、鹿児島県奄美大島の宇検村湯湾の土砂捨て場で配管工事をしていた男性2人が生き埋めになったと、消防に通報があった。
救急隊が救助にあたったが、2人はその場で死亡が確認された。
警察によると、死亡したのは近くの建設会社役員の男性Tさん(69)と土木作業員の男性Sさん(62)。
現場は、奄美大島南部の赤土山の山中。
2人は、地元の建設会社が使っている土砂捨て場の排水のため、幅1m、長さ4m、深さ2~3mの溝を掘って直径約80cmの排水用配管を埋める作業をしていたところ、溝の脇に積み上げていた土砂が崩れ、生き埋めになったらしい。
この溝の両側には長さ4mに渡って、溝を掘った際に出た土砂が積み上げられていたという。
土砂の高さはおよそ3mあり、警察によると、このうちの片側の傾斜のある部分に積み上げられていた土砂の一部が崩れたという。
作業は3人でしており、2人は溝の中で配管をボルトで連結する作業をしていた。
救急隊が到着した時、Sさんは完全に土砂に埋まっており、Tさんは頭部が見えている状態だったという。
建設会社を通じて救急車を呼んだ作業員男性(65)は、「じわじわ崩れたのではなく、一瞬で崩れたようだ」と話した。
警察は26日、死因は圧死の可能性が高いと発表した。
警察によると、一緒に作業していた土木作業員の男性の話しでは、盛り土の崩落は2回あったという。
23日午前11時50分ごろ、盛り土が崩れ、2人はひざまで土砂で埋まり、動けなくなった。
男性が救出しようと土を掘っていた正午ごろ、2度目の崩落で2人が埋まったという。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0423/SEB201304230017.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130423-OYT1T01398.htm
http://www.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5054121961.html?t=1366836378038
(2014年2月14日 修正1 ;追記)
2014年2月12日21時42分にNHK鹿児島から、1度崩落し、その10分後に起きた2度目の崩落で生埋めになったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 よってタイトルも微修正した。
県警は13日、事故で死亡した建設会社の元役員が安全対策を怠ったとして、業務上過失致死などの疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、宇検村の建設会社の当時69歳の元役員。
この事故は、去年4月、宇検村の土砂捨て場での配管工事中に土砂が崩れ、深さおよそ3mの溝の中で作業をしていた元役員と一緒に作業していた当時62歳の宇検村の元土木作業員の男性が下敷きになって死亡したもの。
警察によると、元役員は、現場の地盤が弱かったにもかかわらず、土砂を防ぐ網の設置など必要な対策を講じないまま工事を行い、元作業員の男性を死亡させたとして、労安法違反と業務上過失致死の疑いがもたれていて、警察は13日、元役員と工事をしていた建設会社を書類送検した。
警察によると事故当時、死亡した2人が作業していた溝ののり面の上の斜面には、溝を掘る際に出た土砂が積み上げられていたが、重みにたえられずに一度崩れ、そのおよそ10分後にさらに大きく崩れた土砂で2人が下敷きになったとみられるいう。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5055188651.html?t=1392243934544
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。