2017年12月4日14時46分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年8月、長崎市の建設会社の倉庫で、当時58歳の男性の社員がフォークリフトの先端部分に渡した板に乗って資材を取り出す作業をしていたところ、1.7mの高さから落下した。
社員は頭を強く打つなどして死亡し、労基や警察が、当時の状況や事故の原因を調べていた。
その結果、この会社の70歳の社長が、フォークリフトの運転業務に必要な資格を持っていないのに運転し、手すりがついた専用の器具を取りつけるなど、危険を防止するための措置をしていなかったことがわかったという。
このため長崎労基署は、4日、労安法違反の疑いで社長を書類送検した。
また、警察も業務上過失致死の疑いで書類送検した。
労基署の調べに対し、社長は「資格が必要だと知っていたが、敷地での作業だけなら問題ないと思った」と供述しているという。
出典
『フォークリフト事故で社長送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033276921.html
※事故当時の状況は、以下のアーカイブ記事参照。
(2016年08月08日19時36分 NHK長崎)
8日午前7時ごろ、長崎市布巻町の建設会社の倉庫で、この会社の社員で長崎市脇岬町の男性(58)が、フォークリフトの高さ数mに上がっていた荷台から転落した。
男性は病院に運ばれたが、およそ2時間後に死亡した。
警察の調べによると、当時、男性は、フォークリフトの荷物を運ぶ「ツメ」という部分に板を敷いてその上に立ち、高さ3mほどの場所に保管されていた木材を取り出す作業をしていたところ、板と共に転落したという。
ヘルメットはかぶっていなかったという。
現場では、男性のほかにフォークリフトの運転手など2人が作業していたということで、警察は運転手らに話を聞くなどして事故の状況や原因を調べている。
出典
『フォークリフトから転落し死亡』
http://archive.fo/7DAkI#selection-2927.0-2941.75
2017年9月12日18時5分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前4時半ごろ、大阪・箕面市下止々呂美の建設中の新名神高速道路の工事現場で、「作業員が転落した」と消防に通報があった。
警察によると、大阪・大正区に住む作業員のMさん(男性、19歳)が、橋桁の真下に組まれた足場からおよそ30m下に転落したということで、全身を強く打って死亡した。
これまでの調べによると、当時は足場の解体作業中で、作業員は全員、命綱をつけていたが、何らかの原因でフックが外れた可能性があるという。
警察は、工事の責任者から話を聞くなどして、安全管理に問題がなかったか調べることにしている。
新名神高速道路の工事では、去年4月、橋桁が落下して作業員2人が死亡したほか、ことし6月にもクレーンから鉄板が落下して下敷きになった作業員が死亡するなど、橋桁落下事故以降、今回を含めると5人が死亡している。
西日本高速道路会社は12日夕方、記者会見を開き、村尾関西支社長が、「本日、お亡くなりになった作業員のご冥福をお祈りするとともに、ご家族、関係の皆様にも心よりおわびを申し上げたい」と陳謝した。
また、去年から今年にかけて事故が相次いでいることについて、「社内で安全対策本部を設置し、対策を進めてきた矢先で、慚愧の念に堪えない。警察などの捜査に全面的に協力し、事故の原因究明を進めるとともに、新名神高速道路のすべての工事の手順を再点検し、再発防止に努めたい」と述べた。
出典
『新名神工事現場で また死亡事故』
http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20170912/3861832.html
9月12日13時48分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前4時20分ごろ、大阪府箕面市下止々呂美(しもとどろみ)の新名神高速道路の建設工事現場で、作業員から「同僚の男性が転落した」と119番があった。
男性は大阪市大正区の作業員Mさん(19)で、足場を解体中に約30m下に落下し、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察は、業務上過失致死の疑いもあるとみて調べている。
警察などによると、現場は建設中の「箕面とどろみインターチェンジ」につながるループ状の橋桁付近で、11日夜から足場の撤去作業をしていたという。
橋桁の底部を覆うネット部分から転落したらしい。
新名神の工事現場では事故が相次いでいる。
昨年4月に神戸市北区で橋桁が落下し、作業員2人が死亡、8人が負傷する事故が起き、神戸-高槻間の開通が来春に1年延期された。
昨年10月には兵庫県猪名川町で作業員が転落死し、今年6月にも箕面市で鉄板の下敷きになった作業員が死亡。
西日本高速道路は、事故の根絶を目指して「建設工事安全対策本部」を設置し、工事を再開していた。
今回の事故現場を含む高槻-川西間の部分開通は11月に予定されている。
事故の影響について、西日本高速道路関西支社の広報担当者は、「工事を一時中止し、事故の状況把握に努めているが、開通時期に影響するかまだ分からない」と話した。
出典
『事故 新名神の工事現場、足場解体中に転落死』
https://mainichi.jp/articles/20170912/k00/00e/040/244000c
9月12日11時17分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後9時から作業員11人が、鉄パイプで組み上げた足場の解体を進めていたという。
他の作業員は、転落した男性作業員が「転落防止のための安全帯を装着していた」と説明しているという。
当時、現場付近では雨が降っていたという。
出典
『新名神工事現場で作業員が転落死 死亡事故相次ぐ』
http://www.asahi.com/articles/ASK9D345ZK9DPTIL007.html
(ブログ者コメント)
〇9月12日付で西日本高速道路から、下記趣旨の記事がプレスリリースされていた。
同資料中、事故時の状況も模式図で説明されている。
・解体中の吊足場から、作業員1名が約28m墜落し死亡した。
・固定用金具に足をかけて吊りチェーンを外そうとしていた。
・安全帯は着用していたが、使用していなかった。
『E1A新名神高速道路の箕面IC鋼上部工工事における事故の発生について』
http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/kansai/h29/0912/
〇昨年の猪名川町事例や今年6月の箕面市事例は本ブログでも紹介スミ。
(2017年10月3日 修正1;追記)
2017年9月29日12時6分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西日本高速道路は29日、事故の状況を踏まえた再発防止策を発表。
事故後、中断していた工事を再開させた。
男性作業員は事故時に安全帯を完全に固定していなかったといい、再発防止策は、安全帯の使用を監視する人員の配置や、安全帯に加え墜落防止ワイヤを装備することなどを柱としている。
出典
『新名神事故受け西日本高速が再発防止策 墜落防止ワイヤ装備など』
http://www.sankei.com/west/news/170929/wst1709290042-n1.html
(ブログ者コメント)
西日本高速からのニュースリリース中、事故状況などが写真と図解付きで詳細に説明されている。(全8ページ)
以下は事故時の状況。
(1)吊足場の側面防護(朝顔)を撤去後に、下段の吊金具2箇所に片足ずつ載せ、上段の吊金具に残っていた吊チェーンを外す作業を行っていた際にバランスを崩し、落下。
(2)作業場所には親綱を設置しており、被災者はハーネス型安全帯(二丁掛けタイプ)を着用していたが、事故発生時には親綱に安全帯を掛けていなかった。
(3)吊足場の側面防護(朝顔)の安全ネットと下面足場の安全ネットが連結された構造であるため、側面防護(朝顔)解体時に、下面足場側の安全ネットを一時的に外す必要があったが、その後ネットに墜落防止機能を持たせるかどうか不明確であった。
(墜落防止として機能していなかった。)
『E1A新名神高速道路箕面IC鋼上部工工事における工事中事故を踏まえた再発防止策について』
http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/hq/h29/0929/
2017年8月10日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後4時25分ごろ、宮城県石巻市南光町2丁目の日本製紙石巻工場で、作業中の男性が機械に巻き込まれたと119番があった。
男性は間もなく死亡が確認された。
警察によると、男性は10代後半。
警察は、作業事故の可能性が高いとみて、原因を調べている。
工場によると、男性は同社従業員ではなく、敷地内のボイラーを補修するため足場を組む作業中に転落し、ベルトコンベヤーに巻き込まれたとみられる。
ベルトコンベヤーは石炭の焼却灰の運搬用として使われている。
出典
『作業中の男性機械に巻き込まれ死亡 日本製紙石巻工場』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170810_13032.html
8月10日付で仙台放送からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後、宮城・石巻市の製紙工場で、壁の補修作業をしていた10代後半とみられる男性がベルトコンベヤーに巻き込まれて死亡する事故があった。
警察が身元の特定を急ぐ方針。
事故があったのは、石巻市南光町の日本製紙石巻工場。
9日午後4時半ごろ、「ベルトコンベヤーに人が挟まれている」と、工場の作業員が119番通報した。
救急隊が現場に駆けつけたところ、男性作業員が焼却灰を運搬するベルトコンベヤーに全身を巻き込まれた状態で見つかり、まもなく死亡が確認された。
当時、工場の壁の補修作業をしていた10代後半の別会社の男性社員と、現在連絡が取れていないことから、警察は、死亡したのはこの男性とみて、来週にもDNA鑑定を行って身元の特定を急ぐことにしている。
出典
『ベルトコンベヤーに巻き込まれ死亡』
http://ox-tv.jp/nc/p/search_list.aspx?t=share&d=20170810&no=8
8月11日付で朝日新聞宮崎全版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、焼却灰を運ぶコンベヤーの近くで「ドン」という異音が発生。
機械内部を確認したところ、遺体が見つかったという。
2017年8月7日18時13分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後3時40分ごろ、大阪・大正区の解体工事現場で、10代の男性作業員が強風にあおられ、高さ7mほどの足場から転落し、病院に運ばれた。
大阪市危機管理室によると、男性は19歳で、けがの程度は軽いという。
出典
『強風で作業員が足場から転落』
http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20170807/5840392.html
(ブログ者コメント)
当時は台風が接近中。
11時に室戸沖にいて、21時には京都付近に来るという予報だった。
そのような状況だったが、事故現場では風はまだ、それほど強くなかったので作業していた・・・ということだったのだろうか?
『台風5号、近畿上陸へ 大雨や暴風に厳重警戒』
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170807/20170807006.html
2017年6月16日19時51分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後1時40分ごろ、大阪市北区大淀中のWホテル大阪で、補修作業をしていた50代ぐらいの男性作業員が高さ約20mの高所作業車の作業台から転落し、全身を強く打って搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、死亡した男性は同僚の作業員とともに、外壁の隙間に充填剤を詰める作業をしていた。
何らかの理由で、安全ベルトを装着していなかったとみられる。
警察は、男性の身元確認を進めるとともに、詳しい事故原因を調べている。
出典
『Wホテルで高所作業中の男性 高さ20メートルの高所作業車から転落し死亡 大阪・北区』
http://www.sankei.com/west/news/170616/wst1706160079-n1.html
2017年5月22日23時30分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後2時前、札幌市中央区盤渓の盤渓川にかかる橋の工事現場で「橋から男性が落ちた」と、付近にいた人から消防に通報があった。
警察によると、転落したのは石狩市花川北のアルバイト作業員の男性(70歳)で、骨盤などを折る大けがをして病院で手当てを受けている。
警察によると、男性は同僚とともに足場に立って橋の支柱に付着した泥やさびを落とす作業をしていたところ、およそ5m下の河川敷に転落したという。
現場の足場は崩れていないことなどから、警察は事故の詳しい状況を調べている。
出典
『足場から転落し作業員大けが』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170522/3620821.html
2017年4月19日11時58分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月19日12時6分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前9時10分ごろ、調布市国領町で交差点の下に地下道を作る工事中、ポンプ室を建てるための足場を組み立てる作業をしていた男性作業員(46)が約3m下の足場に転落した。
男性作業員の体には、足場にあった基礎工事用の直径約2cmの鉄筋が刺さり、背中から胸の辺りに貫通して重傷を負ったが、意識はあるという。
男性作業員は、鉄筋を切断した後にクレーンで引き上げられ、病院に搬送された。
警察は、現場の責任者から話を聞くなどして、詳しい事故の原因を調べている。
出典
『男性作業員に鉄筋貫通 工事現場で3m下に転落』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000098946.html
『工事現場で作業員転落、鉄筋が刺さり貫通』
http://www.asahi.com/articles/ASK4M3GHSK4MUTIL008.html
(ブログ者コメント)
落下した作業者が下にあった突起物に突き刺さった事例は、過去にも起きている。
以下は、本ブログ掲載分。
2015年11月10日掲載
2015年11月4日 茨城県茨城町の住宅工事現場で屋根から降りようとした瓦葺き職人がバランスを崩して転落し、隣接する石塀から突き出ていた鋭角状の鉄筋が刺さって死亡 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5361/
2014年8月31日掲載
2014年8月24日 山形県酒田市の飛島で防波堤復旧工事中、1.8m高さの足場から転落し、地面に突き出ていた鉄筋が腰に刺さって死亡
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4223/
2014年7月13日掲載
2014年7月5日 富山県立山町のホテルで耐震補強工事中、高さ1.5mの足場から転落し、床に固定されていた1mのボルトが左脇腹に刺さって死亡 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4089/
2017年3月16日17時59分にNHK宇都宮から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月17日付で下野新聞から、3月19日13時36分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後2時半ごろ、宇都宮市大通り2丁目にある10階建てビルの外壁の補修工事の現場で、足場を設置する作業をしていた足利市のSさん(男性、31歳)とベトナム国籍の技能実習生(36歳)の2人が、ビルの4階にあたる、およそ11mの高さから地面に転落した。
2人は病院に運ばれたが、2人とも全身を強く打っていて、病院で死亡が確認された。
死因は、Sさんが頭蓋内および胸腔内臓器損傷、実習生が頭蓋内損傷だった。
警察によると、2人は16日午前から、同僚と合わせて4人で足場の設置作業を行っていたという。
2人が転落した際、別の1人は近くの鉄パイプにつかまり、もう1人も転落を免れた。
2人が倒れていた場所の近くには、足場に使われる板が数枚落ちていたということで、警察は、何らかの原因で板が外れた可能性もあると見て、2人が転落した当時の状況を調べている。
現場は、JR宇都宮駅から西におよそ500m離れた大通り沿いで、会社の事務所が入るビルなどが建ち並ぶ地域。
ビル内にいた会社員女性(30)は、「窓の方からガラガラガラという大きな音が10数秒間も聞こえ続けた」と話した。
出典
『工事現場で転落 男性2人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1094783031.html
『作業員転落、2人死亡 外壁に足場設置中 宇都宮』
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20170317/2632550
『転落死の2人、頭蓋内損傷 栃木県警発表』」
http://www.sankei.com/affairs/news/170319/afr1703190009-n1.html
2017年2月19日10時27分と2月20日10時18分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月20日付で朝日新聞ちば版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後3時50分ごろ、富津市鶴岡の建築資材販売業「C社」の採石場で、「(作業員の)男性が落下した」と、従業員から119番通報があった。
男性は60代ぐらいのパート従業員で、腰の骨を折り、意識不明の重体で病院に搬送されたが、死亡した。
男性は、岩山から砂利などを運び下ろすベルトコンベヤーの上から約7.6m下の地面に転落したとみられ、警察は男性の身元確認を急ぐとともに、状況を調べている。
警察によると、男性はベルトコンベヤーのチェーンの点検中で、ベルトコンベヤーに直接立って作業をしていた。
バランスを崩し、誤って転落したとみられる。
安全帯やヘルメットは着用しておらず、警察は、安全管理体制が適切であったかも含めて捜査している。
出典
『作業中に落下し男性重体、富津の採石場』
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/387755
『落下事故の男性死亡 富津の採石場』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/387929
2017年2月3日20時17分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後2時ごろ、大阪府八尾市新家町の新家ポンプ場で「同僚の作業員が転落した」と、男性作業員から119番があった。
駆けつけた警察署員らが、水路に転落した男性を発見。
男性は約1時間15分後に、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、転落したのは作業員の男性(64)とみられる。
同日朝から同僚2人と雨水からごみを取り除く「雨水自動除塵機」を高圧ホースで清掃する作業をしていたという。
除塵機が停止したため、作業員が調べたところ、地下6~7mにある深さ60cmの水路に男性が転落していた。
出典
『清掃中の男性作業員が転落死 大阪・八尾のポンプ場』
http://www.sankei.com/west/news/170203/wst1702030072-n1.html
2017年1月7日22時34分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後3時20分ごろ、大阪市中央区高麗橋4丁目の9階建てビルで、窓ガラスを清掃していた男性から、「同僚が転落した」と119番通報があった。
警察によると、転落したのは清掃会社のアルバイト作業員のHさん(男性、44歳)=兵庫県尼崎市=で、まもなく死亡が確認された。
警察は、作業中に過って転落したとみている。
警察によると、Hさんは、通報した男性とそれぞれ離れた場所で、ビルの屋上から作業台をつるして窓を拭いていたが、作業を終えた男性がHさんの様子を見に行くと、作業台の真下近くの地上で倒れていた。
作業台は、ビルの8階付近(高さ約20m)に吊るされたままだったという。
出典
『ビルの窓清掃中に過って転落か、44歳作業員死亡』
http://www.asahi.com/articles/ASK176VM5K17PTIL012.html
2016年12月30日15時47分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前9時半ごろ、大阪市西区江戸堀の路上で男性が倒れているのを通行人が見つけ、110番した。
倒れていたのは、道路脇の4階建てビルで窓の清掃作業をしていた兵庫県伊丹市の自営業の男性(81)で、搬送先の病院で約2時間後に死亡が確認された。
警察は、作業中に転落したとみて、詳しい原因を調べている。
警察によると、男性は、この日、ビル屋上からロープでつるした板の上に乗り、一人で窓の清掃作業をしていた。
屋上側に結束させていたロープの一部が外れたような形跡があるといい、警察は、男性が結束の外れた衝撃でバランスを崩し、転落した可能性もあるとみている。
出典
『ビル窓清掃中に転落、81歳男性死亡』
http://www.sankei.com/west/news/161230/wst1612300033-n1.html
2016年12月19日19時32分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月19日12時54分にNHK札幌からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前8時半ごろ、室蘭市寿町にある室蘭市蘭東下水処理場で、作業していた40代の男性が、およそ13mの高さからタンクの底の部分に落下し、意識不明の重体になった。
警察によると、男性は、札幌市豊平区の会社員(42歳)で、体を強く打っていて、その後、病院で死亡が確認されたという。
警察によると、男性は当時、汚泥を処理するタンクの内部に足場を組んで防水のための塗装作業を行っていたということだが、落下防止のための安全ベルトを身につけていなかったという。
タンクは下水の汚泥を微生物の働きで分解するためのもので、3つあるうちの1つの運転を止めて、作業を行っていた。
警察は、関係者から話を聞くなどして、事故の原因を詳しく調べている。
出典
『下水処理場で落下 作業員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161219/5384102.html
『下水処理場で落下 作業員重体』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161219/5384101.html
2016年11月11日10時0分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月11日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
10日午前11時45分ごろ、千葉県富津市のアパート建設現場で、2トントラックの荷台に積まれた「U字溝」と呼ばれる資材を下ろす作業中、U字溝に乗っていた同県市川市の作業員の男性(47歳)がバランスを崩し、高さ約1.2mの荷台から路上に転落。
その弾みで荷台のU字溝が崩れて頭を直撃、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、男性は即死とみられる。
荷台にはU字溝が計7本積まれており、パワーショベルに乗った別の男性作業員と2人で作業をしていた。
男性はU字溝を運ぶため、ワイヤの取り付けを担当していた。
U字溝はコンクリート製で、長さは2m、幅36cm、重さは約320kgだった。
出典
『頭にU字溝落下 建設作業員が死亡』
http://www.sankei.com/affairs/news/161111/afr1611110008-n1.html
(2017年3月15日 修正1 ;追記)
2017年3月11日付の千葉日報紙面に、クレーン機能のないショベルカーを使わせていたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
木更津労基署は10日、作業員にクレーン機能のないパワーショベルでコンクリート製のU字溝を吊り上げさせたなどとして、労安法違反の疑いで、作業を指示した袖ヶ浦市の建設業男性(57)を書類送検した。
容疑は昨年11月10日、同現場で派遣労働者の男性に2トントラックの荷台からU字溝を下ろす作業をさせる際、掘削用のパワーショベルでU字溝を吊り上げさせた疑い。
同署によると、建設業男性は個人事業主で、現場にはクレーン機能のないパワーショベルしかないことを知りながら、作業を指示。
「自分が指示した。問題があった」と話しているという。
2016年10月22日0時32分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月6日から定期検査が行われている薩摩川内市にある川内原発1号機で、21日夜、作業にあたっていた男性が足場から7m下の床に落下する事故があった。
男性は救急車で病院に運ばれたが、命に別状はなく、原発の機器にも損傷はないという。
九電の発表によると、21日夜8時ごろ、川内原発の1号機で、九電の協力会社に勤める24歳の男性作業員が定期検査の作業にあたっていた所、誤って足場から7m下の床に落下したという。
この事故で男性は腰を強く打ち、救急車で病院に運ばれて手当てを受けたが、意識ははっきりとしており、命に別状はないという。
また、機器の損傷や放射性物質への汚染もないという。
九電によると、この作業員は、原子炉格納容器の中にある原子炉を冷やすための1次冷却材ポンプの部品を交換するため作業をしていたということで、九電では、事故当時の状況を詳しく調べている。
川内原発1号機は、新しい規制基準のもとで、去年8月、全国の原発で初めて再稼働し、今月6日からは運転を停止して、定期検査に入っていた。
出典
『川内原発1号機で作業員けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5053758041.html?t=1477080676369
(2016年11月16日 修正1 ;追記)
2016年10月22日付の南日本新聞紙面に、当時のやや詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
男性は、格納容器内の発電用の水を循環させる「1次冷却材ポンプ」を点検中、ポンプがある階の上階から資材を吊り下ろす作業をしていたところ、コンクリート製の床に転落した。
安全ベルトのロープは固定していなかった。
作業現場には、通常、金属製の網(縦80cm、横120cm)を張っているが、作業のため外されていた。
8人で作業しており、近くにいた同僚が気づき、九電を通じて119番した。
2016年9月27日6時40分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月27日7時58分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後2時ごろ、堺市南区高倉台の「府営高倉台第1住宅」の2号棟の工事現場で「2人が転落した」と、近くにいた人から消防に通報があった。
警察と消防が駆けつけたところ、いずれも工事の作業員で堺市北区の23歳の男性と寝屋川市の20歳の男性の2人が倒れていて、市内の病院に運ばれたが、全身を強く打っていて意識不明の重体だという。
工事を発注した大阪府住宅供給公社によると、この府営住宅は14階建てで、外壁の補修や塗り替えが進められていて、転落した2人は、きのうは高さおよそ18mの7階部分で、足場の外側に転落を防止するための柵を組み立てる作業をしていたという。
また警察によると、2人は安全ベルトを着けていなかったという。
警察は、当時の安全管理の状況を詳しく調べることにしている。
出典
『工事現場で転落作業員2人重体』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160927/3007201.html
『柵組み立て作業の2人、足場から転落か 堺の大阪府営住宅』
http://www.sankei.com/west/news/160927/wst1609270011-n1.html
2016年9月25日付で毎日新聞大阪版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月24日21時9分に産経新聞westから、9月26日付で朝日新聞大阪市内版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前11時35分ごろ、堺市北区新金岡町5丁の北区役所1階のエントランスホールの足場の組み立て作業場から「作業員が足場から転落し、意識がない」と119番通報があった。
転落したのは建築作業員の男性で、全身を強く打ち、病院で死亡が確認された。
警察によると、区役所は5階建てで、玄関ホールは吹き抜け構造だった。
この日は朝から作業員4人で、天井改修工事用の足場を天井に向けて組み立てていたという。
男性は、吊りあげられた足場の筋交いを受け取る作業中に、約17mの高さから転落したとみられる。
安全帯を着用しておらず、警察は、男性が誤って足を踏み外したとみて、事故原因を調べている。
出典
『転落 足場から 作業員が死亡 堺・北区役所 /大阪』
http://mainichi.jp/articles/20160925/ddl/k27/040/251000c
『作業員が17メートルの足場から転落、死亡 堺市北区役所の天井工事中』
http://www.sankei.com/west/news/160924/wst1609240063-n1.html
2016年9月22日17時28分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前9時半ごろ、愛媛県四国中央市中曽根町の「中田井浄水場」で、ポンプの設置作業をしていた今治市の会社員の男性(50)が高さ5.4mの足場から転落した。
男性は病院に運ばれたが、頭などを強く打っていて、まもなく死亡が確認された。
警察によると、男性は、事故の1時間ほど前から新しい浄水ポンプを設置する基礎となる部分を作るため、足場の上で鉄筋を組む作業をしていた。
足場の下にいた別の作業員が「ドン」という音を聞いて、見ると男性が床面に倒れていたという。
警察は、男性が作業中に何らかの原因でバランスを崩して転落したものとみて、作業の安全対策も含めて、事故の詳しい状況を調べている。
出典
『浄水場で作業中に転落死』
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20160922/5904131.html
2016年9月15日11時54分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前8時20分ごろ、市川市平田2の東京外郭環状道路(外環道)工事現場で、会社員の男性(39)が高さ約11mの高欄上で測量作業中に転落し、コンクリートの地面に頭などを打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察は、詳しい事故原因を調べている。
警察によると、男性は、降下中の工事用エレベーターと接触して落下したという。
当時、エレベーターには作業員が乗っていた。
同僚の作業員男性が119番通報した。
出典
『市川の外環道建設現場で作業員転落死』
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/351002
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。