2020年8月26日1時44分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日、横浜市にある公園の造成現場で盛り土の搬入をしていた60代の作業員の男性の行方が、乗っていた重機とともに分からなくなりました。
市によりますと、現場はかつてアメリカ軍などの燃料の貯蔵基地があった場所で、警察などは深さおよそ30メートルの地下タンクに転落したとみて、26日も捜索を続けることにしています。
横浜市などによりますと25日夕方、横浜市金沢区長浜にある公園の造成現場で、盛り土を搬入する作業をしていた60代の男性の行方が操縦していた重機とともにわからなくなりました。
現場は、かつて旧日本海軍やアメリカ軍が燃料の貯蔵基地として使用した「小柴貯油施設」の跡地で、これまでの調べによりますと、燃料をためるために使われていた直径およそ45メートル深さおよそ30メートルの地下タンクのふたの一部が崩落しているのが見つかったということです。
市は、この部分から男性が重機とともに地下タンク内に転落したとみていて、警察や消防は現場の安全を確認しながら、きょうも捜索を続けることにしています。
「小柴貯油施設」は平成17年に返還されたあと、公園の造成が決まり、ことし5月から盛り土を運び入れる作業が始まっていました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200826/k10012583931000.html
8月26日11時10分に東京新聞からは、周囲に柵はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市によると、男性は重機で土砂を仮置きする作業をしていた。
タンクはふたで覆われていたが、周囲に柵はなく、重機がふたに乗った際に壊れた可能性があるという。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/51217?rct=kanagawa
8月27日7時55分に読売新聞からは、タンク跡には鉄製の桁の上にコンクリート製の蓋が載せられ、その上に土がかぶさっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
タンク内部には深さ約9メートルの水がたまっていて男性の捜索が難航しており、26日夜から排水ポンプで水を抜く作業を始めた。
神奈川県警などによると、男性は、25日午前から、別の工事で発生した残土をタンク跡の脇で仮置きする作業を始め、午後3時頃、別の作業員が重機がなくなっていることに気づいた。
市によると、タンク跡は、鉄製の桁の上にコンクリート製の蓋が載せられ、土がかぶさっていた。
事故後、蓋の一部がなくなり、大きな穴が開いており、重機や土砂の重みで蓋が崩落した可能性があるとみている。
タンク内部の水は泥などで濁っているためダイバーによる捜索ができず、上からは重機を確認できていない。
排水作業は27日以降までかかる見込みで、県警などは、新たな土砂や蓋の落下などの二次災害の懸念がなくなった段階で救助を始める。
跡地内には同様の地下タンクが11基あり、別の工事で出た残土を集めて埋める工事を進めていた。
残土の置き場所は市が指定しており、うち2基は埋め立てが終わっているという。
8月26日11時49分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、陥没前後のグーグルアース比較写真付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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左側の画像が事故前、右が事故後の現場です。
事故前はタンクは見えず、すべてが土や木で覆われていましたが、事故後の映像ではふたが半分なくなっています。
タンクのふたがさらに崩落する恐れがあり、男性の捜索を再開するには水を抜く必要があるということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb1190a265ccc5c4faf6444b94d2313e9f9bcc2e
8月26日21時29分に朝日新聞からは、市はタンクの上で作業しないよう指示していたなど、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。
内部には推定約1万立方メートルの水がたまっており、救助活動は難航している。
金沢署などによると、事故前にはタンク跡を屋根や土が覆っていたが、それらがなくなって巨大な穴が開いており、作業中に崩落した可能性が高いという。
市が跡地を公園にするための工事を進めており、男性は下水道工事で現場付近に仮置きした残土を、重機で整地する作業をしていたという。
市の担当者は「地下タンクの上で盛り土をしないように指示していた」と話している。
26日夜ごろからポンプで約24時間かけて排水する予定で、崩落など二次災害の恐れがないことを確認した後に救助を進める方針だ。
https://www.asahi.com/articles/ASN8T7GZVN8TULOB012.html
8月26日23時30分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、タンク蓋の上で作業していた可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
以前は、穴にふたがされていて、草木が生い茂り、穴があるようには見えない状態でした。
しかし、事故後、ふたの半分ほどが落ち、土は、厚いところで数メートルにも及んでいます。
タンクは現在は国が管理しています。
工事を発注した横浜市は、業者に地下タンクを避ける形で作業場所を指定していたといいます。
しかし、ふたの縁ギリギリまで盛られた土が崩れていることなどから、市は、男性が、ふたの上で作業をしていた可能性があるとみています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/13a8dfae6e5e541ab90cf23806d4b209516eb7d1
8月29日0時49分に読売新聞からは、泥水の中から重機が見つかり運転手は死亡していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市は28日、タンク内の泥水の中から重機が見つかり、操縦室内で男性の遺体が見つかったと発表した。
市によると、発見時、重機は横倒しになった状態で、窓ガラスは割れていたという。
市は26日夜から泥水をポンプを使って排出し、28日午前に重機の走行用ベルトの一部が発見されていた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200828-OYT1T50246/
(2020年9月3日 修正1 ;追記)
2020年9月1日17時22分に産経新聞から、死因は溺死だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県警は1日、司法解剖した結果、死因は溺死と発表した
https://www.sankei.com/affairs/news/200901/afr2009010018-n1.html
9月2日17時41分にNHK神奈川からは、当初の作業場所は低かったが運んできた土砂をならすうち高低差がなくなった、指示書ではタンク縁から10m以上離れた場所に置くことになっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市によりますと、男性は地下タンクの近くでダンプカーが運んできた土砂を重機でならす作業を担当していて、作業場所は当初、タンクのふたより5メートルほど低かったものの、土砂をならすうちに高低差がなくなったとみられるということです。
この事故に関連して、横浜市の林文子市長は、2日の記者会見で、工事の指示書では土砂を置く場所は、地下タンクの縁から10メートル以上離れた地点を指定していたと明らかにし、現場にどのような指示が伝わっていたのか、調べる考えを示しました。
市によりますと、ことし5月、土砂の搬入が始まる前に市の担当者や施工業者が立ち会って現場で土砂を置く場所を検討したということです。
この時、地下タンクの縁から少なくとも14メートル離れたおよそ2300平方メートルの場所を置き場に指定したということです。
しかし市によりますと、事故のあと、指定された場所の外側にも土砂があることがわかったということで、市では、当時、現場にどのような指示が伝わっていたのか調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20200902/1050011428.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の1コマ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。