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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2020825532分にYAHOOニュース(沖縄タイムス)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

1日に何度も目にする信号機。

近年、“薄い”LED電球を使った信号機の設置が広がっているものの、普及率は都道府県ごとに事情が違う。

 

台風が多い沖縄では軽い発光ダイオード(LED)が多く、寒い北海道では重い白熱灯を使った信号機がメジャーだ。

 

意外と知らない信号機事情に迫った。

 

 

【薄い「LED派」の沖縄 まぶしさが影響】

 

台風銀座ー。

年間で平均7.4個の台風が通過する沖縄では、強風による信号機の損傷も計り知れない。  

 

沖縄県警交通規制課によると、LED信号機は白熱灯が使われている信号機と比べて軽くて薄いため、風の影響を受けた際に折れにくいという特徴がある。  

 

一方、電球式は重く、折れたりする被害も多かった。

 

交通規制課は「LED信号機の普及に伴い、台風で壊れる信号機も減った」と評価する。

 

LED信号機が普及している理由に、西日などの沖縄の強い日差しもある。  

 

特に沖縄の場合、日の入り(日没)の時間が他の都度府県よりも長く、「西日による影響は交通安全にも関わる」(沖縄県の警交通規制課)。

 

西日対策の一環としてLED信号機の普及が進められたことが背景にある。  

 

西日などの強い日差しが電球に当たると、人は青や赤といった色の識別がしにくくなる。

 

これは、「疑似点灯」と言われていて、交差点で青信号だと思って直進したところ、実際は赤信号で出会い頭の事故を引き起こすなど交通事故を招くケースも。

 

一方、LED信号機は電球一つ一つが強く光るため、疑似点灯を防ぐこともでき、結果的に交通安全にもつながっているという。  

 

LED信号機普及1位の東京都(警視庁)、2位の福岡県(福岡県警)、3位の長崎県(長崎県警)の警視庁や各県警担当も沖縄タイムスの取材に、「LED信号機の普及が高いのは、疑似点灯防止につながり、交通安全のためだ」と答えてくれた。

 

 

【重い「白熱灯派」の北海道 カギは雪解け】

 

全国で最もLED信号機の普及が進んでいないのは北海道。  

 

北海道は、47都道府県の中で信号機の数が東京都、大阪府に次いで3番目に多い。

 

北海道警によると、2018年に設置されている信号機は63112基。

そのうち、LED信号機は15207基で、普及率はわずか24.1%。

今でも約76%が白熱灯の電球式信号機が使われている。  

 

北海道でLED信号機が少ないのにはワケがある。

雪国特有の事情だ。

 

LEDの信号機は、電球式に比べて、発熱量が非常に少ない。

そのため、雪が溶けずに信号機に残り、信号の色が見えなくなるため、運転に「問題が生じることが懸念される」(北海道警)。    

 

「現在、雪が付着しにくいLED信号機の普及を進めているが、信号機の数が多いので普及が進んでいない」と事情を明かしてくれた。

 

 

【徳島県が5位のワケ】

 

LED信号機の普及率、全国的にはどうなっているのだろう。

 

1位は東京都、2位福岡県、3位長崎県、4位沖縄県、5位徳島県となっている。

東京都の普及率は100%で、電球式の信号はすでに存在しない。

 

普及率の高い東京都、福岡県、長崎県に理由を聞いてみたところ、12県とも共通して、電気料の低減と二酸化炭素の削減、疑似点灯防止を挙げた。    

 

一方、徳島県は、同県に本社があるLED国内大手の日亜化学工業(阿南市)が1993年に青色LEDを開発したことが普及率の高さに関係していた。

 

同県が青色LED開発地域として、LEDを使った器材や関連企業誘致などを政策として掲げ、LED信号機の導入もその一環という。

徳島県警は94年に、全国で初めてLED信号機を導入している。

 

 

【コスパ圧勝のLED

 

さて、導入が進む都府県が理由に挙げる電気料の削減。

どのくらい、コスパがいいのか。  

 

沖縄県警によると、記録が残る2010年当時、LED信号機の普及率はまだ3割だった。

その時の電気料金は年間16691万円。

 

しかし、LED信号機が9割を占めるようになった18年は年間7465万円で、8年間で9226万円もの削減に成功した。  

 

LEDは耐久年数も長い。

電球式の場合、寿命が6カ月~1年と短く、1年に1回は交換が必要だった。だが、LED信号機は68年と長寿命。

「電球を毎年、変える必要がなくなった」(沖縄県警交通規制課)。  

 

コスパ圧勝のLED信号機。

交通規制課は「近い将来、沖縄もLED信号機の普及率が100%になる」と確信している。  

 

”絶滅危惧種”的な存在となった電球式の信号機。

沖縄から、まもなく見られなくなるかもしれない。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/4488601c910677071f0f7e15cbaf1c11a8dd6c6f

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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