2019年2月26日18時39分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
政府は26日、有害廃棄物の越境移動を規制するバーゼル条約に、汚れたままの廃プラスチックを加える提案をすることを決めた。
4月29日からスイスで開催される同条約締約国会議で、ノルウェーと共同で提案する。
相手国の同意なしに、汚れた廃プラの輸出入はできなくなる。
海の廃プラ汚染が国際的な問題となるなかで、日本が率先して取り組む姿勢を示す。
バーゼル条約は、国連環境計画(UNEP)が1989年に策定した、廃棄物の移動を規制する国際的な枠組み。
現在は187カ国・機関が加盟している。
これまで、医療廃棄物や鉛蓄電池、廃油などが対象となっているが、飲み残しが入ったままのペットボトルや食べかすが付いたままの汚れたプラスチックは対象外だった。
原田環境相は26日の記者会見で、「プラスチック汚染が国際的に懸念されている。日本がリードしていく」と述べた。
6月に日本で開く20カ国・地域(G20)首脳会議に向けて、日本の廃プラ対策を国際的に発信する狙いもある。
日本は、廃プラのリサイクルを進めるために東南アジアなどの途上国に輸出しており、汚れたものも含まれている。
出典
『汚れた廃プラ、政府が輸出規制へ バーゼル条約に提案』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41772090W9A220C1I00000/
2月26日19時36分に毎日新聞からは、日経記事とはスポットの当て方が若干異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原田環境相は26日の記者会見で、汚れてリサイクルできないプラスチックごみを中国などアジア各国へ輸出してきたことについて、「基本的には、やめなければいけない」と述べ、原則禁止とする考えを表明した。
今秋にも関係省令を改正し、輸出手続きを厳格化する。
今後は、プラごみの削減やリサイクルを強化する方針だ。
日本を含む先進国はプラごみを自国内で処理しきれず、安価な原料として受け入れるアジア諸国に輸出してきた。
日本は2017年に約150万トンを輸出。
この中には
▽たばこの吸い殻が入ったペットボトル
▽建物解体で木くずや土砂が混じった断熱材
▽正しくリサイクルされなかった家電製品
なども多いという。
世界最大の輸入国だった中国は、17年末にプラごみの輸入を禁止。
日本は輸出先を変え、18年には約100万トンを輸出したが、台湾やマレーシアなど、他のアジア各国・地域も輸入制限の動きを見せている。
環境省によると、廃棄物の越境移動を規制するバーゼル条約の締約国会議が4月末からスイスで開かれ、条約の対象品目に「汚れたプラスチック」を追加する改正案が議論される。
日本も提案に賛同し、プラごみ輸出の際には相手国の同意を必要とするなど、規制強化する方針だ。
会見で原田環境相は、「これからは発生量を抑え、きちんとリサイクルできる体制を作るのが基本だ」と強調した。
出典
『プラスティック危機 廃プラ輸出を原則禁止へ 削減・リサイクルを強化へ』
https://mainichi.jp/articles/20190226/k00/00m/040/186000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。