2019年2月28日10時0分に伊勢新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後1時55分ごろ、三重県尾鷲市国市松泉町の中部電力尾鷲三田火力発電所のタービン建屋2号機の西側に隣接する変圧器から出火。
約100m2を焼き、約6時間半後に鎮火した。
けが人はなかった。
中電と警察などによると、同日午前9時ごろから、市外の委託業者の作業員7人が、高さ約3m、幅約3m、奥行き約6mの変圧器を油圧カッターで切り取る解体作業をしていた。
解体作業中に出火し、作業員が119番した。
出火当時、発電所構内には関連会社の従業員を含む116人がいた。
尾鷲火力は昭和39年に1、2号機、62年に3号機が運転を開始。
新鋭火力の登場や老朽化などから、2号機は平成16年に、1、3号機は昨年12月に廃止している。
中電によると、昨年12月までに構内のタンクから重油と原油をすべて抜き取っており、爆発する恐れはない。
出典
『尾鷲三田火力で火災 変圧器の解体作業中 三重』
https://this.kiji.is/473656478176642145?c=39546741839462401
2月28日19時28分にNHK三重からは、カッター刃の温度が上がり残留油に着火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察と消防は28日朝から現場検証を行い、火事の原因を調べていたが、解体作業の最中に変圧器の中に残っていた絶縁用の油に火がつき燃え広がっていたことが、警察と消防への取材でわかった。
作業は、建設用機械に金属部品を切断できるはさみのような装置を付けて行われていたが、変圧器の解体が進むうちに刃の部分などの温度が上がり、油に火がついたとみられるという。
警察は作業関係者から話を聞き、防火対策が十分だったかどうかも調べることにしている。
発電所では3つの発電機すべてが去年12月までに廃止され、当時は変圧器の解体作業が行われていたという。
出典
『変圧器内の絶縁油が燃え火災に』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20190228/3070001115.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。