2018年8月30日6時48分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
線路わきの畑に倒れていたお年寄りを、列車を止めて運転台から救助に向かったとして、長井署は29日、JR東日本山形運輸区の主任運転士、武田航さん(37)ら2人に感謝状を贈った。
署によると、8月1日午前10時50分ごろ、武田さんはJR米坂線新潟発米沢行き快速列車を運転中、山形県飯豊町小白川で男性が畑であおむけに倒れているのを発見。
列車を緊急停止させ、ワンマンカーのため、「急病人の方がいるので救助に向かいます」とアナウンスして、列車から降りて救護にあたった。
近くで無人駅を巡回していた村上駅助役の高沢光秋さん(58)も連絡を受けて現場に。
氷を運んだり、救急車を誘導したりした。
男性は80代の高齢者。
軽い熱中症で、命に別条はなかった。
列車は約20分間停車したが、約50人の乗客から苦情はなかったという。
武田さんは、「運転士歴15年になるが、今回のような経験は初めて。人命第一と思っての行動だったが、理解してくれた乗客の皆さんに感謝したい」と話した。
阿部署長は、「列車の遅れを顧みない勇気ある行動に感謝したい」と述べた。
JR東日本は、「緊急時には、自らの判断で安全と認められる行動を取るよう指導している。ご迷惑をおかけしたが、誤った判断ではなかった」としている。
出典
『畑に急病人「救助に向かいます」 快速列車止めた運転士』
https://www.asahi.com/articles/ASL8Y41JKL8YUZHB00C.html
※当時の記事は下記参照。
(2018年8月2日12時42分 山形新聞)
1日午前10時50分ごろ、飯豊町小白川のJR米坂線手ノ子~羽前椿間で、新潟発米沢行き快速べにばなの男性運転士が、線路脇の畑で倒れている男性(89)を発見した。
運転士は列車を緊急停車させ、男性に駆け寄って保護し、近くの自宅へ連れて行った。
男性は病院に搬送されたが、命に別条はない。
JR東日本山形支店と西置賜行政組合消防本部によると、男性は線路のそばにある自宅敷地内の畑で倒れていた。
搬送時、意識はあったという。
運転士は、輸送指令に連絡した上で、列車を止めた。
この影響で列車は20分遅れ、約50人に影響した。
出典
『倒れた男性発見、運転士が列車止め救助 飯豊の米坂線』
http://yamagata-np.jp/news/201808/02/kj_2018080200037.php
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。