







2023年8月4日19時27分にNHK広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし6月、三原市の工場で、放射線を使って配管の検査を行っていた作業員2人が、最大でおよそ40ミリシーベルトの被ばくをしていたことがわかりました。
原子力規制庁や会社によりますと、作業員の健康状態に異常はみられず、周囲への影響もないとしています。
原子力規制庁によりますと、3日、三原市に本社のある検査会社「T三原」から、ことし6月29日に市内の工場で、作業員の男性2人がそれぞれ39.5ミリシーベルトと24ミリシーベルトの被ばくをしていたと報告があったということです。
作業員は、放射線を出す装置を使って溶接した配管に傷や穴がないかを確認する作業を行っていましたが、本来、作業を行う部屋から出て遠隔で操作するところ、何らかの理由で、室内にとどまったまま、5時間ほど作業にあたっていたということです。
放射線を扱う業務の従事者は、年間の被ばく線量の限度が50ミリシーベルトとされていますが、1回の作業で計画していない被ばく線量が5ミリシーベルトを超えると、国に報告するよう法令で定められています。
原子力規制庁や会社によりますと,2人はすでに医療機関を受診していて、健康状態への影響は現時点ではみられず、周辺環境への影響もないということです。
T三原は、「作業手順に問題があったかどうか調査を行っているが、再発防止を含めて適切に対応していきたい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20230804/4000023216.html
(2025年5月16日 修正1 ;追記)
(ブログ者コメント)
レベル1は異常事象の最下位のレベル。
その下のレベル0は安全上の問題がないと評価されたレベル。
https://www.env.go.jp/content/900413230.pdf
以下は今回の情報。
2025年5月14日16時49分にYAHOOニュース(共同通信)から、今回の事故はレベル1と評価されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原子力規制委員会は14日、広島県三原市の工場で2023年に非破壊検査中の作業員2人が計画外被ばくをしたトラブルについて、国際評価尺度(INES)で「逸脱」を示すレベル1と評価した。
8段階の下から2番目。
2人の被ばく線量は39.5ミリシーベルトと24ミリシーベルトで、健康への影響はないとしている。
放射線業務従事者の年間限度は50ミリシーベルト。
規制委によると、2人は非破壊検査会社「T三原」の工場で放射線照射装置を使用。
照射中は室外に退避するべきだったが、とどまって作業をした。
放射線を出すイリジウム192の格納状況も確認していなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd666f7842d7d9e1d35b249019deec27cdc8f9d8


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。