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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20238773分にYAHOOニュース(現代ビジネス)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

「災害級の猛暑」
「今年初めて福島で40度を記録」
「地球温暖化というよりも沸騰している」
……。

日本だけではない。
世界中で「猛暑」が報じられ続けている2023年の夏、
「夏の甲子園」を心配する声も多い。

過去に例をみないような猛暑の中で、子どもたちはスポーツをして大丈夫なのか。

スポーツ指導の場も長く取材してきたジャーナリストの島沢優子さんが熱中症研究の専門家に取材をした。

【表やグラフ】気温30度だとどれくらい危険?熱中症の危険度予測「暑さ指数」一覧

 

13歳の中学生が熱中症の疑いで亡くなった】

山形県米沢市の女子中学生(13)728日、部活動からの帰宅中に熱中症の疑いで死亡した。

・・・

定期的な水分補給を行っていたほか、急激に気温が上昇したため活動を1時間早く終了させる判断はしたものの、活動中に暑さ指数を測っていなかった。

つまり、活動の現場における実際の指数は不明である。

湿度が高いと汗が蒸発せず、体温が下がらないため体に熱がたまって熱中症のリスクが高くなる。

気温が高く湿度が低い日よりも、気温が少しだけ高く湿度が高い日のほうが熱中症になりやすいと言われる。  

・・・

 

【「水さえ飲めば大丈夫」の過信が危ない】

中でも、体が小さい子どもはさらなる注意が必要だ。

熱中症研究の第一人者で、医師、医学博士でもある早稲田大学人間科学学術院体温・体液研究室の永島計教授は、「体重に対して体の面積の大きい子どもは外気温からの影響を受けやすいため、熱中症になりやすい」と話す。  

ところが、少年スポーツの現場にいる大人たちは、なかなか意識変革ができていないようだ。

・・・

「水さえ飲んでいれば大丈夫と過信しないでほしい」  

そう切り出した永島教授によると、脱水予防は熱中症の予防につながるのは確かだが、「運動活動中」に飲水をしていても、脱水を予防するのは難しいという。  

「年齢にかかわらず、暑い環境で運動を行うとすぐに滴るほどの汗をかき、汗をよくかく人では1時間に1リットルほどになることもあります。しかし、消化管からの水の吸収は2030分の時間を必要とするため、失った汗の量の水をすぐに相殺できるわけではありません」

 

【脱水は防げても熱中症リスクはなくならない】

また、同じ運動をしていても、環境や気候によってかく汗の量は大きく変わってくる。

・・・

永島教授が勧めるのは、活動時間を短くする、運動強度を少なくするといった工夫だ。

・・・

試合などを、例えば8時開始といった早朝の時間帯に変えることもリスクを伴うそうだ。

「東京オリンピックでマラソンを朝6時スタートにしましたが、生体リズムの専門家によると、起床や活動のリズムを無理に変えると、睡眠の質や体の機能などは担保されにくなってしまう。やはり体に悪いんです。・・・」

・・・

三つめの過信は、熱中症のガイドラインだ。

・・・

永島教授は、「ガイドラインは、元気な人たちが前提のもの。子どもだって寝苦しい夜を経て寝不足だったり、体調が悪いこともある。ガイドラインでは活動OKだと安心せずに、終始ひとり一人の様子を観察してほしい。もしくはガイドラインの基準から2段階ほど落として考えることも必要」と、より慎重に臨むよう促す。

 

9月の公式戦のために夏に追いこむ必要が…】

それにしても、なぜ大人たちは猛暑の炎天下で子どもにスポーツをやらせたがるのか。

・・・

全国大会へつながる試合に備えなくてはならないという大人の強い動機付けがあるのだ。

 

【「その日の最高気温」は地上150センチで計測】

「その日の最高気温、最低気温」は、地上150センチの日陰で計測されたもの。

よって、直射日光が当たるところで体感する気温とは大きな差がある。

特に体の小さい子どもは地面の照り返しの影響を受ける。

・・・

 

【「保冷剤と水でOK」は間違い】

思い出すのは、永島教授に聞いた熱中症が疑われる子どもの応急処置である。

「よく、屋外で熱中症で倒れた子どもの脇や足の付け根に保冷剤やビニール袋に入れた氷を挟むと聞きますが、効果はあまりありません」

この話は非常にショックだった。

ずっとそうやってケアしてきたからだ。
保冷剤で冷やし、水を飲ませればOKだと信じていた。  

「研究によっても期待するほどの冷却効果が得られないことが報告されています。最適解は、エアコンの効いた部屋などの涼しい環境に移動させること、重篤な場合は、氷水に全身をつける、氷で冷やした濡れたタオルで全身を冷やすなどの方法が推奨されています。送風なども有効です」(永島教授)

 

【子どもは具合が悪くても言えないこともある】

・・・

もうひとつ、永島教授からのメッセージを伝えたい。  

「子どもに具合が悪かったら言いなさいという働きかけには限界がある。なぜなら、子どもは、ドキドキして苦しかったりするのが、熱中症によるものなのか、運動によるものなのかは判断できない。自己申告を期待してはいけません」  

大人の責任として、熱中症を学び、命を守らなくてはいけない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/18eac9563669477ddc89738365e9dece5d9632a1?page=1 

 

(ブログ者コメント)

記事中、「夏の甲子園を心配する声も多い」とあるが、甲子園では去年も今年も、熱中症とみられる選手が続出している。
おそらくは、それ以前にも・・・。

202386235分 東京スポーツ)
【甲子園】酷暑で初日2試合6人が熱中症疑い…聖光学院・斎藤監督「防ぎようがない」
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/272156  

2022817140分 読売新聞)
甲子園の魔物は「暑さ」、足つる球児10人以上…白い帽子や首元冷やす対策
https://www.yomiuri.co.jp/sports/koshien/summer/20220817-OYT1T50129/
 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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