2023年8月4日6時33分にYAHOOニュース;現代ビジネス)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「日本の水は安全」。
そんな神話が崩れ去ろうとしている。
世界で規制が進む汚染物質が、全国の地下水や河川から検出されているのだ。
その水は水道水にも使われてきたという。
何が起きているのか?
前編記事『「女性労働者7人の2人の子供に奇形」「6つの大きな疾患に関連」…東京・多摩地区で検出された《有機フッ素化合物・PFAS》の「ヤバすぎる実態」と「汚染の真相」』より続く。
【写真】健康への害がヤバすぎる有機フッ素化合物・PFASの「全国汚染マップ」
【脂質異常と診断され……】
米軍横田基地のある東京多摩地区。
下図のように、自治体別にみると、血中濃度がもっとも高いのは国分寺市(東恋ヶ窪配水所・国分寺北町給水所)だった。
89人の平均で43・8ナノグラム。
93%が20ナノグラムを上回っていた。
東恋ヶ窪配水所では長く、水道水を100%地下水でまかなってきた。
'19年に取水を止めて川からの水に切り替えるまで、現在の水質管理の目標値の2~3倍の濃度が続いていた。
京都大学・原田准教授は、高濃度で汚染された水道水(地下水)を飲むことで体内に取り込んだ影響とみる。
国分寺市在住45年の高木さん(女性、75歳)は、血液検査(単位・ナノグラム)の結果を手にして驚いた。
PFOS 16・0 PFOA 7・4 PFHxS 32・1 PFNA 3・4 合計 58・9
「国分寺のきれいな水を誇りに思ってきただけに、ショックでした。
いったい、何が起きているのかと。
あの水で溶いたミルクを幼い孫に飲ませてしまったことを思い出して、ゾッとしました」
それ以降、孫が遊びに来るときにはペットボトルの水を買っている。
【さらに原因不明の「脂質異常」や脳梗塞も…】
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【東京都は15年前から「見て見ぬフリ」を…⁉】
PFOSを含む泡消火剤は'60年代後半に開発され、日本では'80年ごろから使われてきた、とみられるものの、いつから、どれくらい、どのように使ってきたのかについて米軍は一切明らかにしていない。
ただ、「来年9月末までに有機フッ素化合物を含む泡消火剤の使用をやめる」というだけだ。
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【血税で「米軍の尻拭い」】
汚染源の解明を阻むのは、基地の運用を決める日米地位協定の壁があるから、と言われる。
その実態とは、どのようなものなのか。
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【全国「汚染水」地区マップ】
ところで、環境省と沖縄県の最新の調査では、全国の河川や地下水など114地点が指針値(50ナノグラム)を超えていた。
ただし、汚染源は米軍基地だけとは限らない。
PFASそのものを製造していた工場のほか、製造過程でPFASを使っていた半導体や自動車部品などの工場、さらに泡消火剤を使っていた空港や自衛隊基地などの可能性もある。
国としてどのように取り組むべきか。
「PFASに対する総合戦略検討専門家会議」が1月から議論を重ねているものの、行政による汚染地域での血液検査や汚染源の特定、さらに土壌汚染の基準づくりなどはほとんど議論されず、内実は「戦略」というにはほど遠い。
このままPFAS汚染列島はどこへ向かうのか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e32ed2f2b4b90ead85fd33e6a7c0924e08a42b65
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。