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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202389640分にYAHOOニュース(まいどなニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

水に落ちた時、「浮いて待て」は危険です!

公益社団法人・日本水難救済会(東京都千代田区)がTwitter(現X)に投稿した動画が注目されています。

教育現場では、服を着たままで水に入った時、大の字になり、浮いて救助を待つ「背浮き」という対処法を教えられますが、日本水難救済会は「顔に海水がかかって呼吸できなくなるリスクが高い」と警鐘を鳴らし、イカのように泳ぐ「イカ泳ぎ」を推奨しています。

【動画】イカみたい手足を動かして…これがイカ泳ぎ

ジーパンを履いていても泳ぎやすく、体力を消耗せず浮いていられます。

海で子どもが命を落とす事故が相次ぐ中、日本水難救済会にイカ泳ぎや事故防止のポイントを聞きました。

 

【「浮いて待て」はパニック起こす恐れ】

日本水難救済会は1889年、ノルマントン号事件で乗船していた日本人25人が全員水死したことを受けて、海難救助の団体として設立されました。

130年にわたって人命救助に取り組み、現在は約5万人のボランティア救助員が登録。
海上保安庁などと連携して救助活動に取り組んでいます。

名誉総裁は高円宮妃久子さま、会長は元海上保安庁長官の相原力さんです。

背浮きやイカ泳ぎの動画は、常務理事で元海上保安学校長の江口圭三さんが実演、投稿しました。

江口さんが取材に応じました。

Q.学校現場では大の字になって背浮きし、「浮いて待て」と教えられます。

A.「静かなプールで救命胴衣(ライフジャケット)を着けていれば浮いていられますが、少しでも波や流れがある所では、チャプンと水面が揺らいだだけで鼻や口に水が入ってしまいます。
日本ライフセービング協会と日本水難救済会で『大の字背浮き』の実証実験を行ったところ、波や風で鼻や口に水がかかり、呼吸できなくなってパニックになる恐れが大きいことが分かりました」

着衣泳の授業で行われる、2リットルのペットボトルにつかまって浮く方法も実験で試されましたが、浮力を十分に得られず、クーラーボックスは長時間つかむことが困難でした。

背浮きより、イカのように手足を動かす「イカ泳ぎ」をおすすめします。

「イカ泳ぎを実演した際はジーパンにポロシャツ姿でした。
下半身に生地がまとわりつくジーパンでも泳ぐことができ、それほど泳力がなくても頭が浮いた状態を保つことができます」

「一般的に習う4泳法(クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライ)は、着衣泳では必ずしも有効ではありません。
クロールやバタフライは上着で肩が回りにくく、平泳ぎはズボンが張り付いて脚を動かしにくい。
イカ泳ぎは海外では『エレメンタリーバックストローク』『ライフセービングバックストローク』と呼ばれていますが、『イメージしやすい名前に』とイカ泳ぎと名付けられました」

「とはいえ、イカ泳ぎも万能ではありません。
安定して長時間浮力を得るには、やはりライフジャケットを着用しておく必要があります」

江口さんは、「浮いて待て」と教える教育現場に注文を付けます。

「『浮いて待つ』だけではなく、浮いて呼吸を確保し、誰かに知らせるか、陸地に上がれる場所を探してください」

日本水難救済会はTwitterで、海に出る際の注意点やチェックポイントも発信しています。

安全対策を徹底し、楽しい夏の思い出をつくりましょう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fa2298d558bb89a415979eb78c0491989ca9a59c 

 

8121341分に読売新聞からは、実演動画の閲覧回数が公開後5日間で750万回を超えたなど、下記趣旨の記事がイカ泳ぎの分解写真付きでネット配信されていた。

海水浴中に沖に流されたらどうすればいいのか。

日本水難救済会(東京)は、独自に「イカ泳ぎ」と名付けた泳法の活用の呼びかけを始めた。

海上保安庁の元水泳教官が実演した動画は、公開から5日間で閲覧回数が750万回を超え、反響を呼んでいる。

イカ泳ぎは腹を上に体を浮かべ、あおるように手足を曲げ伸ばしし、ゆっくり後ろ向きに進む。

水難時の対処法には大の字であおむけに浮かぶ「背浮き」もあり、学校でも教えられることがある。

しかし、海では顔に波がかかって浮き続けることが難しく、救済会が新たな方法を提案した。

救済会は今月7日、元海上保安学校長の江口圭三・同会常務理事(59)が、三浦半島沿岸で両方の対処法を実演する様子を公式ツイッター(X)で投稿。

イカ泳ぎは「体力を使わずに長い時間、浮力を保つことができる」とアピールした。

「学校でこれをまず教えるべき」「世の中にもっと広がればいいのに」……。動画にはこうしたコメントが相次ぐなど予想外の反響だった。救済会の遠山純司理事長は「イカ泳ぎにも限界はあり、まずは天候の確認などの備えを」と呼びかける。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230812-OYT1T50104/

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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