







2024年12月25日10時48分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県三木市の窟屋(いわや)大橋橋梁(きょうりょう)耐震補強工事で、橋げたと橋脚や橋台をつなぐ鋼製の受け台(ブラケット)について、ボルト穴のあけ間違いを隠すため、請負業者が穴の位置があわない箇所を溶接でふさぎ、再度穴をあけ直していたことが分かった。
県が24日、発表した。
震度7クラスの地震が起きた際、ブラケットの一部が壊れて段差ができる可能性があり、県は同様の補強工事をしている県内約170カ所の橋の緊急点検を始めた。
問題になっているのは、同市の志染川にかかる県道平野三木線窟屋大橋の耐震補強工事。
2023年度に完成したが、粗雑施工が行われたとの投書があり、県が調査していた。
県道路保全課によると、ブラケットのボルト穴の位置について、施工図作製時に記載ミスがあり、工場で製作する際も修正されなかった。
現地で設置する際に、請負業者は穴のあけ間違いに気づいたが、県監督員に無断で、間違えた穴をふさいだり、正しい位置にあけ直したうえで塗装して分からないようにしたりしていた。
県の調査に、下請けのT工業(姫路市)と元請けのF建設(小野市)は事実関係を認めたという。
粗雑施工が確認されたのは、この橋に設置された44個のブラケットのうちの9個で、124カ所にのぼるという。
同様の補強工事をしている橋は県内約170カ所にあるが、県はこのうち、両社が携わった計6カ所を優先的に調査するという。
同課は「初歩的な図面の作製ミスを隠蔽(いんぺい)しており、かなり悪質。発注者として見抜けなかったのは残念であり、再発防止に努めたい」としている。
https://www.asahi.com/articles/ASSDS3W9VSDSPIHB007M.html?iref=com_rnavi_arank_nr03
12月25日16時5分に読売新聞からは、地震で段差が生じるのを防ぐための工事だった、不適切施工だが震度7レベルの地震でも橋が落ちることはないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県は24日、三木市志染町の志染川にかかる「県道平野三木線 窟屋大橋」の耐震補強工事で、施工業者が粗雑な工事をしながら 隠蔽 していたと発表した。
震度7レベルの地震でも橋が落ちることはないが、10~20センチ程度の段差が生じる恐れがあるといい、県は施工業者に鋼材の取り換えなどの対策をさせるとともに、処分を検討している。
発表では、施工業者は「F建設」(小野市)と下請けの「T工業」(姫路市)。
2022年10月~23年6月、地震で段差が生じるのを防ぐための工事で、橋桁と橋脚などをつなぎ留める鋼材を固定するボルトの穴の位置を間違えたため、穴をあけ直したり、間違えた穴を溶接で塞いで塗装で隠したりし、県にミスを報告せずに工事を完了した。
23年9月、匿名の投書があり、県が調査した結果、計124か所でミスを確認。
同様の工事が行われた県内169橋の緊急点検を始めた。
県は「隠蔽を見抜けず反省している。再発防止に努めたい」としている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20241225-OYT1T50032/


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。