2016年6月6日22時41分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本一高い超高層ビル「あべのハルカス」の地上約300m地点にある展望台で、夜間だけ、大阪のシンボル「通天閣」が、あるはずのない場所にくっきりと浮かび上がる不思議なスポットがある。
本物の通天閣の東に突然浮かび上がる“幻の通天閣”。
目撃した入場者は「なんで~」と驚きの声を上げ、ハルカスの関係者は、「スタッフの間でも知る人ぞ知るハルカスの『トリビア』。新たな話題のスポットになれば」と、期待を寄せる。
果たして“怪現象”の原因とは?
夜も更けた頃、通天閣が2本くっきりと浮かぶ現象が起きるのは、大阪市内が一望できる全面ガラス張りのあべのハルカス60階展望台(約1000m2)の中でも、北東角にある1~2m四方の一角だけだ。
1本は、ハルカスの北西約900mにある本物の通天閣。
そして、そこから約120°東に目を向けると、ハルカスから北東約1kmのJR寺田町駅の東側付近にも、確かに、本物そっくりの通天閣が堂々とそびえ立っているように見える。
この不思議な現象を最初に発見したのは、あべのハルカスを運営する近鉄不動産の社員、小塚さん(30)。
5月中旬ごろ、同僚と館内を巡回中に、偶然、見つけたという。
「目の前に広がる市内の夜景にふと目を落とすと、あるはずのないところに通天閣がにょきにょきっと生えていた。思わず興奮してスマホで写真を撮りまくりました」と振り返る。
通天閣がライトアップしている夜間だけの現象で、見る角度や場所を少し変えても、幻の通天閣はたちまち消えてしまう。
一体、なぜこんな現象が起きるのか。
幻の通天閣をよく見ると、確かに本物そっくりだが、タワー側面の「HITACHI」などの文字は逆さま。
このあたりにナゾを解く鍵がありそうだ。
タワーが景観にもたらす影響について詳しい近畿大理工学部の岡田昌彰教授に写真を見てもらうと、「北東方向に鏡の役割を果たすような大きな構造物はない。光の屈折などの偶然が重なってハルカスのガラスに通天閣のネオンが反射して起きる現象では」との分析。
そのうえで、「ほかのタワーでは聞いたことがない非常に珍しい現象。大阪の新しい名物になりそうな面白い話だ」と話す。
知人の男性と一緒にハルカスを訪れ、幻の通天閣を初めて目にした京都市中京区のアルバイト、小川さん(22)は、「突然、通天閣が浮かび上がってくる。不思議~」と驚きの声を上げていた。
出典
『怪現象…あり得ない場所に〝通天閣〟出現! ハルカス展望台「夜のトリビア」』
http://www.sankei.com/west/news/160606/wst1606060100-n2.html
(ブログ者コメント)
本件、安全に関する情報ではないが、たまには閑話休題的話題でもと思い、御提供・・・。
以下は、上記記事に添付されているユーチューブ映像だが、見物人の後ろを別の人が通るたび、幻の通天閣がその人の影の部分だけ消えるようにも見える。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。