2017年6月19日11時34分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
カラスの巣を残しています――。
中部電力が、そんな標識を電柱には貼っている。
巣は停電の原因となり、2月から7月にかけては社員が対策に追われる日々だ。
その巣を、わざわざ残すわけは?
名古屋市守山区の交差点付近にある高さ約14mの電柱。
「カラスの巣 残置中」と知らせる緑色の標識が巻かれていた。
見上げると、カラスの巣。
今年3月に見つかり、中電が標識を設置したという。
カラスは、雨にぬれた木の枝や針金など、電気を通すものを巣作りに使う。
電線に触れることで漏電やショートを引き起こし、停電につながる恐れがある。
名古屋市と近隣35市町村を管轄する名古屋支店は、昨年約100件の停電があり、そのうち約10件がカラスの営巣によるものだった。
今年もすでに8件(6月5日現在)あり、4月上旬には名古屋市北区と西区で、計約1400戸の停電があった。
名古屋支店では、素材に針金が使われるなど、停電リスクの高い約2100カ所(6月5日現在)の巣を撤去した。
1日約100カ所撤去したこともある。
ただ、停電につながりそうにない巣は、標識を設置した上で残しておく。
巣を撤去されたカラスが別の電柱に営巣する可能性があるためで、5日時点で約1000カ所にのぼる。
広報担当者は、「撤去すれば良いということではない」と語る。
中電では、遅くても1999年ごろから標識を設置してきた。
営巣の季節が過ぎると、「引っ越し」のリスクがなくなったとして、巣をすべて撤去するという。
担当者は、「標識のない電柱で巣を見つけたら、停電の恐れがあるので、最寄りの営業所に連絡を」と呼びかけている。
出典
『電柱のカラスの巣、あえて放置 中部電力のねらいは?』
http://www.asahi.com/articles/ASK666QRYK66OIPE01V.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。