2017年6月20日22時37分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後4時10分頃、東京都江東区新砂にある食品大手「M社」の東陽町物流センターから出火、解体中の4階建て倉庫約5000m2を焼き、約6時間後に消し止められた。
この火災で、20歳代の男性作業員が全身にやけどを負って病院に搬送された。
警察幹部によると、解体工事は板橋区の業者が請け負い、出火当時、20数人が作業をしていた。
工事関係者は、「2階でバーナーを使って鉄骨を焼き切る作業をしていたところ、火花が内壁のウレタン材に燃え移り、一気に燃え広がった」と説明しているという。
警察は21日にも現場検証を行い、出火原因を調べる。
M社によると、倉庫はバターやチーズなどの保管に使われていたが、今年2月に閉鎖。
跡地は駐車場として利用する予定だった。
同社広報部は、「原因を究明して、二度とこのようなことがないようにしたい」としている。
出典
『解体中の「M社」倉庫燃える、作業員けが』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170620-OYT1T50074.html
6月20日19時30分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後4時10分ごろ、東京都江東区新砂の解体中の倉庫から火が出ていると119番があった。
消防車など50台が出動して消火活動に当たったが、4階建て倉庫延べ約5000m2が焼けた。
作業員の20代男性が全身にやけどを負い、重傷という。
消防や警察によると、火災があったのはM社の子会社「Mフレッシュネットワーク」の物流倉庫だった建物。
工事関係者は、鉄骨をバーナーで焼き切る作業中、壁の内装に使用されていたウレタンに燃え移ったと話しているという。
当時23人が作業していたが、22人は避難して無事だった。
警察などが詳しい出火原因を調べている。
火災現場に隣接する竹中工務店東京本店によると、当時数100人が勤務していたが、全員を退避させ、そのまま退社させた。
午後4時半ごろから煙が社屋内に流入し始めたといい、女性社員は「燃え移る恐れはなさそうだが、煙の臭いがする場所があった」と話した。
別の会社の1階にいた千葉県柏市の会社員(男性、48歳)は、白煙が黒煙に変わり、炎が一気に広がる様子を目撃した。
警察官に促され、社内にいた全員で避難。
「煙で窓の外が夜中みたいに真っ暗になった。体全体に熱を感じた」と振り返った。
M社によると、倉庫は乳製品を貯蔵するための大型冷蔵庫などを備えた物流の拠点だった。
延べ床面積は約9900m2で、3月から解体作業を行っていたという。
出典
『解体中の倉庫で火災=M社子会社、作業員重傷-東京』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062000902&g=soc
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。