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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2017623日付で朝日新聞山形版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

南陽市川樋の東北中央道の工事中の大洞トンネルで、21日午後9時20分ごろ、「岩盤が崩落し、1人が生き埋めになった」と、工事関係者から119番通報があった。

 

警察によると、作業をしていた南陽市の作業員の男性(48)が岩盤の下敷きになり、左腕と腰の骨が折れる重傷。

労災事故として警察は22日に実況見分し、崩落の原因などを調べている。

 

警察などによると、大洞トンネルは南陽市街地と上山市の間にあり、全長998mの計画。

南陽市側から北に向かって掘っている途中で、崩落は入口から約863m付近のトンネルの先端部で発生した。

男性ら4人で作業中に、左側面の約2.5mの高さから岩盤(45cm×33cm×65cm)が崩れ落ちてきたという。

 

東日本高速道路(NEXCO東日本)によると、4人は落石防止の半円状の鉄枠を設置する作業をしていた。

直前にダイナマイトで岩盤を砕いた後、残った岩を落として側面にコンクリートを吹き付けていたといい、コンクリートごと岩盤が崩落したとみられる。

現場付近は、比較的柔らかい凝灰岩だという。

 

大洞トンネルは来年9月の完成予定だが、掘削工事は当面中止するという。

 

トンネル工学の専門家で早稲田大学の小泉淳教授は、「コンクリートごと掘削面の表層の岩が崩れ落ちるのは『肌落ち』と呼ばれる現象。一般的に、周囲の岩盤が弱かったり、コンクリートの吹き付けが適切でなかったりすると起きる」と話す。

 

 

622日付でさくらんぼテレビからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故現場は、当時、砕かれた岩盤の壁面がコンクリートで簡易的に固められた状態で、作業員は壁面に沿って鉄枠を設置していた。

 

ネクスコ東日本は、「再発防止に向け、安全対策を徹底していく」とコメントし、原因が解明されない限り工事を再開しないとしている。

 

出典

『東北中央道トンネル工事現場で崩落・1人重傷』

http://www.sakuranbo.co.jp/news/2017/06/22/post-1769.html) 

 

 

623日付でさくらんぼテレビからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ネクスコ東日本によると、現場の地質は火山灰が堆積してできた凝灰岩で、粘りがないため亀裂が入りやすい性質だという。

 

現場のトンネルでは岩盤を爆薬で砕き、壁面をならした上で、コンクリートを吹き付けて崩落を防いでいたが、ネクスコ東日本では、何らかの原因で壁面に亀裂が生じた可能性が考えられるとしている。

 

2018年度中の開通が予定されている南陽高畠インターと上山インターの区間には5つのトンネルが計画され、このうち、6月30日に貫通する「赤湯トンネル」と9月に貫通する「にしごうトンネル」が同じ地質だとのこと。

 

事故後、大洞トンエルでは全ての作業を中断していて、再開の見通しは立っていないが、2つのトンネルでは、作業前の朝礼で注意を呼び掛けた上で工事を続けている。

 

出典

『トンネル岩盤崩落・亀裂入りやすい地層 他2か所』

http://www.sakuranbo.co.jp/news/2017/06/23/post-1771.html

 

 

6231957分にNHK山形からは、事故後の安全点検の様子などについて、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故を受けて、工事を実施しているネクスコ東日本東北支社の山形工事事務所は、23日、事故現場に社員を派遣し、建設会社の社員とともに、安全点検を行った。


点検では、事故現場周辺の岩盤を中心に、目視でひび割れの程度を確認し、ハンマーでたたくなどして強度を確かめたという。


ネクスコ東日本の山形工事事務所は、23日の安全点検の結果を踏まえて、新たな安全対策を検討することにしている。

 

出典

トンネル落盤現場で安全点検

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6024496501.html 

 

 

 

(2017年7月8日 修正1 ;追記)

 

201775192分にNHK山形から、事故原因に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

ネクスコ東日本東北支社の山形工事事務所は、事故の原因を調査した結果、壁面にあった細かい亀裂が落盤を引き起こしたという見方を示した。


ネクスコ東日本によると、亀裂はダイナマイトを使って岩盤を爆破した際にできたと見られ、長さが数mm程度と目視では確認できないほど小さかったという。


現場では、落盤防止のため重機で壁面をたたき、もろい岩盤をあらかじめ崩したあとコンクリートを吹きつけ壁面の強度を高めていたが、亀裂が残っていたことから、吹きつけたコンクリートごと岩盤がはがれ落ちたと見られている。


事故を受けて、今後は工事現場の照明の数を増やす対策が取られ、崩れそうな岩や細かい亀裂を作業員が見つけやすくすることで事故の再発防止に努めるとしている。


事故のあと2週間にわたって中断されていた工事は、5日、再開され、ネクスコ東日本は予定通り、来年8月の完成を目指している。


この事故をめぐっては、警察も、現場の安全確保に問題がなかったか、引き続き捜査している。

 

出典

落盤原因は壁面の細かい亀裂

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6024889531.html 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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