(山形県の事例)
2018年4月22日19時0分にFNNニュース(さくらんぼテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後4時45分頃、西川町大井沢の山中で、県と町から有害駆除の要請を受け、クマの駆除を行っていた猟友会のSさん(男性、58歳)がクマに襲われた。
警察によると、Sさんは21日の午前8時半から、猟友会のメンバー5人とクマを囲んで追い込む「巻き狩り」をしていて、見つけたクマに銃弾1発を命中させ、仕留めようと近づいたところ、頭を引っかかれたり左腕を噛まれたりした。
Sさんは防災ヘリもがみで病院に運ばれたが、命に別条はないという。
襲ったクマは体長約1.8mのツキノワグマで、猟友会がその場で駆除している。
出典
『山形・西川町で猟友会の男性 クマに襲われケガ』
https://www.fnn.jp/posts/199SAY
(秋田県の事例)
2018年4月23日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後3時10分ごろ、秋田県北秋田市七日市の山林で、地元猟友会の男性(79)がクマに襲われ、頭や顔にけがを負った。
2週間の入院が必要という。
23日朝に北秋田署に届け出があった。
県内のクマによる人身被害は今年初。
同署によると、男性はほかの猟友会員5人と県の委託を受けて目視によるクマの生息数調査を行っていたところ、4mほど離れた茂みから体長約1mのクマが現れた。
3発ほど猟銃を発砲し、少なくとも1発がクマに命中したが、そのまま男性の頭にかみついてきたという。
クマはほかの猟友会員が駆除した。
現場は、赤利又集落の東約3kmの山中。
生息数調査は、推定生息数を算出する上での基礎資料とするため、県が毎年、この時期に県内各地で行っている。
県自然保護課は、「クマがいる場所での調査になるため、細心の注意を払うよう呼び掛けたい」としている。
出典
『クマに襲われ男性けが、北秋田市 県内今年初の人身被害』
http://www.sakigake.jp/news/article/20180423AK0024/
4月23日19時1分にNHK秋田からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後3時すぎ、北秋田市七日市の山林で、県から委託を受けた猟友会のメンバー6人がクマの生息調査をしていたところ、やぶからクマ1頭が現れた。
メンバーの一人の79歳の男性がクマに向けて発砲したが、クマは男性の顔にかみついたということで、男性は病院に入院して手当てを受けている。
命に別状はないという。
クマは他の猟友会のメンバーがその場で駆除したという。
県によると、クマの生息調査は、県が猟友会に委託して毎年3月下旬から5月上旬に行われ、これまでにクマが目撃された場所を回って、クマの頭数を調べるという。
県内でことし、人がクマに襲われてけがをしたのはこれが初めてで、県自然保護課は「ことしは例年よりも目撃件数が多い。山菜採りのシーズンが目前だが、山に入る場合は2人以上で入ってほしい」と話している。
秋田県は、クマによるけが人が出たことに加え、ことしに入ってからのクマの目撃件数が去年の同じ時期の3倍以上の25件に上っていることから、23日、ことし初めての「ツキノワグマ注意報」を出した。
期間は7月15日までのおよそ3か月間で、特に山菜採りで山に入る際には、一人で山に入らないことなど、十分なクマ対策をとるよう呼びかけている。
出典
『生息調査中 クマに襲われけが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20180423/6010000562.html
(ブログ者コメント)
山菜採りに出かけた人が突然襲われたという事例はしばしば報道されるところだが、クマとの遭遇を目的に出かけた猟友会の人が襲われたという事例は珍しいかと思い、紹介する。
(2018年5月2日 追記)
2018年5月1日21時7分に秋田から、また同じようなトラブルが起きたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後6時ごろ、東成瀬村椿川の展望台「ビューポイント栗駒」の近くの山林で見回りをしていた68歳の猟友会の男性がクマに襲われ、顔をひっかかれた。
一緒に見回りをしていた猟友会のメンバーが駆けつけ、クマに向けて発砲したが、クマに当たったかどうかは確認出来ていないという。
男性は仲間と共に自力で下山し、病院で手当てを受けているが、意識はあり、命に別状はないという。
当時、男性は、付近でクマの目撃情報があったことを受けて、仲間2人と共に山林を見回っていたという。
県内では、先月22日にも、北秋田市の山林でクマの生息調査をしていた猟友会の男性がクマに襲われてけがをするなど、被害が相次いでいて、クマに襲われてケガをした人はこれで3人目。
出典
『猟友会員熊情報で巡視中襲われる』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20180501/6010000609.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。