2018年4月23日16時48分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年10月、川西市で市の選挙管理委員会の52歳の職員が運転する公用車が軽乗用車と衝突し、運転していた66歳の女性が死亡し、後部座席の59歳の女性が大けがをした。
公用車はさらに別の車にもぶつかって、この車に乗っていた男女3人も軽いけがをした。
川西市によると、この職員は翌日に投票が行われた衆議院選挙の準備のため、1か月余り前から1日も休まず、過労死ラインとされる月80時間を大幅に上回る200時間を超える残業をしていたという。
この日も、期日前投票所の片づけに向かっていたということで、警察は、過労の状態で運転したことが事故につながったとして、23日、この職員を過失運転致死傷の疑いで書類送検した。
さらに、上司だった55歳の選挙管理委員会の当時の事務局長も、長時間労働を把握しながら過労運転を命じたとして、道路交通法違反の疑いで書類送検した。
警察によると、運送業や旅客業以外で、過労運転を命じた疑いで立件されるのは異例だという。
調べに対して、2人は容疑を認めているという。
川西市選挙管理委員会は、当時の状況について、突然の衆議院の解散、総選挙だったうえ、区割りの変更で市内が2つの小選挙区に分割されたため、業務が極めて多忙になっていたとしている。
川西市選挙管理委員会の水和事務局長は、「職員の書類送検を厳粛に受けとめている。事故の原因については疲れがあったのだと思う。今回の事故をきっかけに業務のしかたを見直し、選挙の準備期間中は応援職員を増やすなどの改善策を検討したい」と話している。
出典
『選管職員過労運転疑いで書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2024134401.html
4月23日17時33分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県川西市で昨年10月、衆院選投開票の前日、市選挙管理委員会の男性職員(52)=休職中=が公用ワゴン車を運転中に死傷事故を起こしたことをめぐり、兵庫県警は23日、職員が衆院選の事務で過労なのを認識しながら運転させたとして、道交法違反(過労運転下命)の疑いで、当時、選管事務局長をしていた市職員の男性(55)=現・市会計責任者=を書類送検した。
市選管によると、職員は昨年9月19日から事故当日の10月21日まで約1カ月にわたり休日がなく、残業は200時間を超えていた。
県警は、事故を起こした職員だけでなく、過労を知りながら運転させた上司の責任も重いと判断した。
県警は、眠気を感じながら運転したとして、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで職員本人も書類送検した。
事故は昨年10月21日午後4時50分ごろ発生。
職員は、期日前投票所の片付けに向かっていた。
正面衝突した軽乗用車の女性1人が死亡、同乗の女性1人も重傷。
対向車線の別の乗用車でも男女3人が軽傷を負った。
当時の事務局長の送検容疑は、職員が過労だと認識していたのに、選管事務局で運転を命じたとしている。
職員は、公用車を運転中に計5人を死傷させたとされる。
出典
『1カ月休日なしの市選管職員が死傷事故…上司を書類送検 過労知りながら運転
させた容疑』
http://www.sankei.com/west/news/180423/wst1804230062-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。