2020年5月29日13時8分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これから本格的な大雨や台風の時期を迎える中、避難所での新型コロナウイルスの感染を防ごうと、静岡県御殿場市は、レーダーなどを使って室内の構造と空気の流れを計測してウイルスのたまりやすい場所を割り出し、避難所の人やものの配置に生かす、全国で初めての調査を始めました。
この調査は、御殿場市が地元の企業と共同で始め、360度撮影できるカメラと建物の中の構造を立体的に計測するレーダーを使って、市内の避難所で行っています。
予備の避難所となっている市立体育館の調査では、この機器を使って窓や扉、それに空調設備の配管などを計測し、得られたデータを図面にしていました。
このデータを元に空気の流れを予測し、ウイルスが溜まりやすい場所を割り出せるということで、市によりますと、こうした調査は全国で初めてです。
市は、市内の予備も含めた34の避難所でも調査を検討し、データを元に避難所の人やものを適切に配置し限られたスペースの中で集団感染の発生のリスクを下げたいとしています。
調査を行った、日本DMCの小栗社長は、「空調や扇風機などが適切なところに取り付けられているか、室内全体をどういう風に改善するべきかを検討し、市の避難所運営に協力していきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20200529/3030007097.html
5月25日19時48分にYAHOOニュース(静岡放送)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
災害時に人が大勢集まる避難所では、新型コロナウイルスの感染リスクが心配されます。
そこで、避難所の建物を立体的に3Dで計測し、空気の流れなどからウイルスの流入を防ぐ調査が5月25日、御殿場市で行われました。
こちらが、建物の空調設備や換気口などの位置を、360度カメラと2つのレーザーによって立体的に計測できる機材です。
25日は、御殿場市の避難所となる体育館の空調や、配管の位置などを三次元の立体映像にして、空気の流れや広がりなどをシミュレーションし、ウイルスがたまりやすい場所がないかどうか調査しました。
<日本DMC・小栗代表取締役>
「避難所は、やむを得ない場合クラスターが発生してしまう。
このあと気流や空調を検討して、気流がどう動いているか、コロナウイルスが感染しやすい場所がどこにあるのか、ほこりが溜まりやすい場所がどこなのかを知ることで、事前に改善する対策になる」
<御殿場市役所未来プロジェクト課・芹澤さん>
「いろいろな角度からリスクの可能性を検討する必要がある。
多くの方が集まる場合、適切な距離を保ちつつ、空気の流れやウイルスがどこに潜みそうかというリスクを検討する必要がある」
御殿場市では、順次、施設ごと3Dの計測をして、空気の流れなどを調査して感染リスクの対策に役立てたいとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a2af270ed13fd704583cb3ccb34674ba066aa17
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の3コマ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。