2021年1月25日13時59分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
全国有数のスイカの産地、千葉県富里市で、街のシンボルとして親しまれてきたスイカの模様が描かれたガスタンクの解体工事が進められています。
その作業は、巨大なスイカがリンゴの皮をむくように解体されるユニークな方法で行われています。
千葉県はスイカの収穫量全国2位で、富里市は有数の産地です。
その郊外にある高さ37メートル、直径34メートルの巨大なガスタンクは、特産のスイカの模様が描かれ、住民に親しまれてきました。
しかし、設置されて20年間がたち、老朽化に加えて各世帯にガスを届ける導管の技術が進歩したことで、ガスをタンクにためる必要がなくなったことから撤去することになり、東京ガスが去年11月から解体作業を進めてきました。
その解体作業は「リンゴ皮むき工法」と呼ばれるユニークな方法で行われています。
解体工事はガスタンクの頂上付近から作業員2人が乗ったゴンドラをクレーンでつり下げて行われます。
作業員がタンクの外側からガスの切断機を使って厚さが3.6センチある鋼板を少しずつ切り取っていきます。
鋼板の幅は1.5メートル。
リンゴの皮のように切り取られていきます。
切り取られた鋼板はその重みでらせん状に少しずつタンクの内側に垂れ下がり、地面に落ちていきます。
こうして鋼板は1日におよそ80メートルずつ切り取られていくということです。
この「リンゴ皮むき工法」は、高い場所で切り取った鋼板をクレーンを使って地上に降ろす必要がないため、工事費用を抑制できるほか、安全性も高くなるメリットがあるということです。
ガスタンクのすべての解体作業を終えるのは3月中旬になるということです。
巨大なスイカでリンゴの皮をむくように行われるユニークな解体作業。
東京ガスは、「ガスを供給する役目を終えたガスタンクにお疲れさまという気持ちです。最後まで作業が無事に終わるよう工事を進めてまいります」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20210125/1080013442.html
(ブログ者コメント)
「日本の会社が独自に開発した技術」という音声情報もあった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。