2024年6月22日14時53分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、複数枚の写真付きでネット配信されていた。
小さな携帯用扇風機は暑い夏をしのぐ「必須アイテム」。
だが、地面に落とすと爆発する恐れがあることは、あまり知られていない。
尼崎市消防局(兵庫県)が注意喚起の動画をSNS(ネット交流サービス)で配信したところ、再生回数は15万回を超えた。
どんな点に注意して使えばいいのか、専門家に聞いた。
【衝撃加われば「使用中止を」】
「パーンッ!!」
尼崎市消防局の公式インスタグラムで公開中の動画の冒頭で、マネキンが首からぶら下げている携帯用扇風機が大きな音を立てて破裂した。
動画では消防士が「通常に使う分には問題ない」と説明しつつ、携帯用扇風機を地面に落としたり、強い衝撃が加わったりした場合は「使用するのをやめてください」と訴えた。
携帯用扇風機やモバイルバッテリーの使用上の注意点を1分ほどでまとめた動画は、再生回数が15万回を超える反響ぶり。
「落としたら使うのは危ない、なんて全く知りませんでした」などのコメントもあった。
消防局の担当者は「街中で携帯用扇風機を持っている人が多く、火災予防の観点から動画を公開した」と話す。
なぜ、携帯用扇風機が破裂したり、発火したりしてしまうのだろうか。
独立行政法人「製品評価技術基盤機構(NITE)」によると、カバンから取り出そうとしたり、手から滑り落ちたりして携帯用扇風機が地面に落ちてしまうと、内蔵されているリチウムイオンバッテリーが衝撃によって変形し、内部でショートを起こすことで煙や炎が噴き出してしまうのだという。
【避けよう「就寝中の充電」】
NITEの集計によると、携帯用扇風機による事故は、2019年度が22件、20年度が15件、21年度が5件、22年度が3件の計45件。
事故発生時の使用状況は、使用中が4件、充電中が19件、状況不明が21件、その他が1件だった。
NITEは、
▽充電ができなくなる
▽充電中にこれまでよりも熱くなった
▽外装が膨張して変形した
▽不意に電源が切れた
などの異常が見られた場合は「使用しないほうがいい」と呼び掛ける。
また、充電中に発火する事例もあることから、異変に気がつきにくい就寝中の充電も避けた方が良いという。
携帯用扇風機の不具合によって発火する事故もあるため、購入時には、事業者の連絡先が確かなものを選ぶことも大切だという。
NITEの担当者は、「もしも強い衝撃を与えてしまった場合は、異常が生じていないかどうかしばらくの間注意してほしい。衝撃を受けてしばらく経過してから発火などが生じるケースもある。もし異常があれば使用を中止し、製造・輸入・販売事業者の修理窓口に相談してほしい」とアドバイスした。
https://mainichi.jp/articles/20240622/k00/00m/100/044000c
6月18日17時42分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、NITEは製造・輸入事業者、販売元が確かであることも確認するよう呼びかけているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
暑くなると携帯用扇風機を使う方が多くなると思いますが、実は、使い方を誤るとこんな危険があるんです。
首からさげた携帯用扇風機が、激しい音をたてて爆発しました。
もし破片が顔に当たっていたら…大けがにつながります。
原因としては、例えばカバンから取り出そうとして地面に落としたり、強い衝撃が加わることで、内臓のリチウムイオンバッテリーが変形して内部でショートを起こすことがあるためです。
NITE(ナイト:製品評価技術基盤機構)によりますと、2019年度から2022年度の4年間で、45件の事故が報告されているそうです。
通常通り使う分には問題はないのですが、具体的な注意点です。
携帯用扇風機を一度、地面に落としたり、強い衝撃を与えてしまった場合は使用するのをやめてください。
また、NITEによりますと、安全に使用するために、製品を選ぶ基準として「製造・輸入事業者、販売元が確かであること」をあげています。
事故発生後、連絡先が不明だったり、海外の連絡先しか掲載されていない場合があるためです。
暑い夏を快適に過ごすために携帯用扇風機の使い方に注意してください
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0235249acc6cb1a10d279620ad3bcb8dc223169
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。