2013年9月5日23時1分にNHK NEWS WEBから、9月5日21時24分に毎日新聞から、また9月6日付で読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、食物アレルギーのある女子児童が、学校給食を食べたあとに死亡した東京・調布市で、4日、食物アレルギーのある小3男児(8)に、症状を引き起こすおそれのある材料を使った給食を提供していたことが分かった。
健康への影響はなかったが、調布市教育委員会ではすべての学校に対し、改めて対策を徹底するよう通知した。
市教委によると、市内の杉森小学校で4日、イカにアレルギーのある男児に、イカのすり身が入ったさつま揚げを含む給食を提供した。
児童が食べ終わったあと、食器のふたに貼られていた「代替食対応」のカードを見て担任の女性教諭が気付き、保健室で健康状態を確認したが、症状は現れなかったという。
市教委によると、男児の保護者は、アレルギーの情報を学校に伝えており、栄養士や担任教諭らは、献立表で児童のアレルギーを把握する仕組みになっていた。
献立表は教室内に備え付けられ、4日はさつま揚げが入った容器のフタにも同内容の記載があったが、担任がこの確認を怠り、男児にさつま揚げが提供された。
学校では、あらかじめこの児童に、アレルギー反応が出る危険性のある給食の日は、自宅から持ってくる食事を食べさせることにしていたが、保護者が持たせるのを忘れた。
調布市では去年12月、別の小学校で乳製品にアレルギーのある女子児童が、チーズの入った給食を食べたあと、ショック症状を起こして死亡する事故があり、再発防止に向けた取り組みを進めている最中だった。
今回の問題を受けて5日、改めてすべての学校に対して対策を徹底するよう通知した。
市教委では「再発防止に向けて取り組んでいるなかでの基本的なミスで大変申し訳ない。2度とないよう改めて注意を促したい」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130905/k10014328271000.html
http://mainichi.jp/select/news/20130906k0000m040075000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20130906-OYT8T00081.htm
(ブログ者コメント)
原因は担任のヒューマンエラーだったにせよ、1年も経たないうちに、また同じ調布市で同じようなトラブルが再発した。
今回トラブルの対応として、対策徹底を通知するだけでは不十分のような気がするのだが・・・。
去年の死亡事故は、以下の3報参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2570/
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2986/
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3080/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。