2017年8月24日18時21分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月24日20時14分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
製品評価技術基盤機構(NITE)は24日、ペットがコンロを誤動作させたり、害虫や小動物が家電を故障させたりしたことによる火災や漏電などの事故が、今年3月までの5年間に78件あったと発表した。
うち56件を火災が占めており、NITEは「外出時はペットをケージに入れる、コンロのスイッチにロックをかける、周囲に可燃物は置かない、こまめな清掃で害虫の侵入を避ける」などの対策を呼びかけている。
78件中、26件はペットが原因。
犬や猫がガスコンロのスイッチを押したための火災が6件、猫がファクスに尿をかけて漏電、発火した事故が5件あった。
犬が充電中の携帯電話にかみつきバッテリーが発火する事故や、ネット接続用のルーターをかじり、火が出て布団や床を焦がしたりするケースもあった。
ペットが原因のコンロ火災情報は平成24年ごろまでなかったといい、NITEは、スイッチを軽く押すだけで着火できるコンロの普及が背景にあるとみている。
残る52件は害虫や小動物が原因。
家電内に入ったゴキブリによる電子回路の故障や、ネズミが配線をかじったためのショートで発火や漏電する事故が目立った。
機器別ではエアコンが11件で最多。
ガス給湯器9件、冷蔵庫6件と続いた。
出典
『犬がスイッチ、猫がおしっこ…ペット、害虫で火災多発 こんろ誤動作や家電故障』
http://www.sankei.com/affairs/news/170824/afr1708240022-n1.html
『猫がスイッチオン…ペット原因の住宅火災増加』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170824-OYT1T50131.html?from=ycont_top_txt
(ブログ者コメント)
○NITEからの報道発表資料は下記参照。
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2017fy/prs170824.html
○犬がコンロのスイッチを押した事例は過去に本ブログでも紹介
している。
2017年5月14日掲載
2017年5月9日 静岡県磐田市のアパートで住人が外出中、コンロ付近を焼く火事、部屋飼いの犬がコンロのスイッチを長押ししたことが原因か?メーカーによれば使用上の注意点の一つ
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7114/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。