事故が起きる原因や防止策などについて、最新の事故事例などを題材として考えています。
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2012年3月12日付で朝日新聞大阪市内版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前9時45分ごろ、大阪市北区の地下街「ホワイティうめだ」にある喫茶店「カフェブレーク」から煙が出ていると、地下街の防災センターから消防に通報があった。
消防などによると、改装工事中の店内で、作業員が煙排出用の金属ダクトを切断したところ火花が散り、煙が発生したという。
店周辺には一時、白っぽい煙や焦げたにおいが漂い、消防が「火災ではありません。安心してください」と拡声機で通行人に呼びかけた。
(ブログ者コメント)
ダクト内にこびりついていた油分のカスかなにかが発火したのだろうか?
しかし、仮にそうだとしても、喫茶店の煙排出用ダクトに油分が存在することは、事前に危険予知できた筈。
消防が「火災ではない」と呼びかけた点といい、分かりにくい事例だ。
11日午前9時45分ごろ、大阪市北区の地下街「ホワイティうめだ」にある喫茶店「カフェブレーク」から煙が出ていると、地下街の防災センターから消防に通報があった。
消防などによると、改装工事中の店内で、作業員が煙排出用の金属ダクトを切断したところ火花が散り、煙が発生したという。
店周辺には一時、白っぽい煙や焦げたにおいが漂い、消防が「火災ではありません。安心してください」と拡声機で通行人に呼びかけた。
(ブログ者コメント)
ダクト内にこびりついていた油分のカスかなにかが発火したのだろうか?
しかし、仮にそうだとしても、喫茶店の煙排出用ダクトに油分が存在することは、事前に危険予知できた筈。
消防が「火災ではない」と呼びかけた点といい、分かりにくい事例だ。
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2012年3月11日8時18分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道広尾町で10日朝に起きた民家火災で、広尾署は、亡くなった二人がこの家に住む無職男性(97)と妻(91)だったと発表した。
同署は引き続き死因と出火原因を調べている。
妻は足腰が弱く、外出時は歩行器を使っていた。男性方からは、消防署へ自動的に火災連絡が入る「災害弱者緊急通報システム」による通報があったが、地元の広尾消防署が確認に手間取り、消防車の出動が10分ほど遅れた。
同署によると、同システムは同町内の高齢者家庭など91戸に設置しており、10日午前6時3分に男性方の火災を知らせる自動通報があった。
しかし誤作動が多く、近所からの119番もないことから、同署は消防車を出動させず、署員2人を男性方に向かわせた。
同署は同時に、近所に住む男性の親戚に安全確認を依頼した。
同署は、署員が到着した同15分に火災を初めて確認。消防車が同16分に出動したが、古い木造住宅で火の回りが早く、夫婦を救出できなかったという。
消防車の出動が遅れたことについて、同署は「通報システムが導入されて十数年たつが、これまでの通報はいずれも誤作動で、出動前に確認が必要と思った。予断があったと言われれば仕方がない」と話した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120311-OYT1T00044.htm
また、3月11日19時23分にNHK札幌からは、誤作動のやや詳しい内容が、下記趣旨でネット配信されていた。
広尾消防署によると男性の住宅には、火災の発生を自動で消防に伝える通報システムが設置されていたが、10日は「火災発生」ではなく「センサー異常」という誤った情報が通報されたという。
これを受けて、消防はすぐに出動せず署員が直接、家を訪ねて火事を確認した。
この結果、消防車が到着するまでに通常の5分より大幅に遅れて17分かかったという。
広尾消防署長は「初動が遅れたことは大変申し訳なく、通報システムを点検したい。通報にはすぐに対応していきたい」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/sapporo/7003636731.html
(ブログ者コメント)
□これまでの誤作動は、全て「センサー異常」表示が出る誤作動だったのだろうか?
そうだとすれば、今回の対応で止むをえないところがある。
しかし、しばしば「火災発生」表示も出ていたなら、無駄足でも出動すべきだった。
□そもそも、「センサー異常」表示は、どのような時に出るものなのか?煙感知器なり熱感知器の感知部分が故障した際に出るものなのか?
もしそうなら、故障した際は「火災発生」表示を出すようにすべきではないのか?それがフェイルセーフ設計というものだ。
このシステムは、消防庁がモデル事業として進めているものらしいが、全体の問題として、そういった点を消防庁はメーカーに確認し、対策につなげることが望まれる。
(消防庁が音頭を取っているらしき通知;第2 2(2))
http://www.fdma.go.jp/html/data/tuchi1404/140426syoubou95.pdf
(システムの概要はおそらくは下記;16ページ~)
http://www.fri.go.jp/pdf/shiryo/shiryo_no74.pdf
(2012年3月23日 修正1 ;追記)
2012年3月19日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)から、「センサー異常」=「火災発生」の意味だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広尾消防署によると、システムは2010年3月に更新され、火災を知らせる音声は「センサー異常」と変わった。
署員は、更新時に説明を受けて知っていた。
町によると、システムは火災、ガス漏れ、防犯のいずれかのセンサーを接続できることから、音声は「センサー異常」と流れる仕様になっている。
ただ、広尾町では火災報知機に接続しており、「センサー異常」=「火災」だったという。
札幌市では、火災を知らせる緊急通報が入った場合、自動でつながる電話で呼びかけて応答があってもなくても、消防車を出動させている。
一方、広尾町では、どのように対応するか、明確ではなかった。
(ブログ者コメント)
これは仕様がよくない。
「センサー異常」などと聞く人に誤解を与える表現ではなく、たとえば「異常発生」といった表現にしておくべきだ。
どのような議論を経て、この表現に決まったのだろうか?
いや、議論そのものがなかった可能性もある。
北海道広尾町で10日朝に起きた民家火災で、広尾署は、亡くなった二人がこの家に住む無職男性(97)と妻(91)だったと発表した。
同署は引き続き死因と出火原因を調べている。
妻は足腰が弱く、外出時は歩行器を使っていた。男性方からは、消防署へ自動的に火災連絡が入る「災害弱者緊急通報システム」による通報があったが、地元の広尾消防署が確認に手間取り、消防車の出動が10分ほど遅れた。
同署によると、同システムは同町内の高齢者家庭など91戸に設置しており、10日午前6時3分に男性方の火災を知らせる自動通報があった。
しかし誤作動が多く、近所からの119番もないことから、同署は消防車を出動させず、署員2人を男性方に向かわせた。
同署は同時に、近所に住む男性の親戚に安全確認を依頼した。
同署は、署員が到着した同15分に火災を初めて確認。消防車が同16分に出動したが、古い木造住宅で火の回りが早く、夫婦を救出できなかったという。
消防車の出動が遅れたことについて、同署は「通報システムが導入されて十数年たつが、これまでの通報はいずれも誤作動で、出動前に確認が必要と思った。予断があったと言われれば仕方がない」と話した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120311-OYT1T00044.htm
また、3月11日19時23分にNHK札幌からは、誤作動のやや詳しい内容が、下記趣旨でネット配信されていた。
広尾消防署によると男性の住宅には、火災の発生を自動で消防に伝える通報システムが設置されていたが、10日は「火災発生」ではなく「センサー異常」という誤った情報が通報されたという。
これを受けて、消防はすぐに出動せず署員が直接、家を訪ねて火事を確認した。
この結果、消防車が到着するまでに通常の5分より大幅に遅れて17分かかったという。
広尾消防署長は「初動が遅れたことは大変申し訳なく、通報システムを点検したい。通報にはすぐに対応していきたい」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/sapporo/7003636731.html
(ブログ者コメント)
□これまでの誤作動は、全て「センサー異常」表示が出る誤作動だったのだろうか?
そうだとすれば、今回の対応で止むをえないところがある。
しかし、しばしば「火災発生」表示も出ていたなら、無駄足でも出動すべきだった。
□そもそも、「センサー異常」表示は、どのような時に出るものなのか?煙感知器なり熱感知器の感知部分が故障した際に出るものなのか?
もしそうなら、故障した際は「火災発生」表示を出すようにすべきではないのか?それがフェイルセーフ設計というものだ。
このシステムは、消防庁がモデル事業として進めているものらしいが、全体の問題として、そういった点を消防庁はメーカーに確認し、対策につなげることが望まれる。
(消防庁が音頭を取っているらしき通知;第2 2(2))
http://www.fdma.go.jp/html/data/tuchi1404/140426syoubou95.pdf
(システムの概要はおそらくは下記;16ページ~)
http://www.fri.go.jp/pdf/shiryo/shiryo_no74.pdf
(2012年3月23日 修正1 ;追記)
2012年3月19日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)から、「センサー異常」=「火災発生」の意味だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広尾消防署によると、システムは2010年3月に更新され、火災を知らせる音声は「センサー異常」と変わった。
署員は、更新時に説明を受けて知っていた。
町によると、システムは火災、ガス漏れ、防犯のいずれかのセンサーを接続できることから、音声は「センサー異常」と流れる仕様になっている。
ただ、広尾町では火災報知機に接続しており、「センサー異常」=「火災」だったという。
札幌市では、火災を知らせる緊急通報が入った場合、自動でつながる電話で呼びかけて応答があってもなくても、消防車を出動させている。
一方、広尾町では、どのように対応するか、明確ではなかった。
(ブログ者コメント)
これは仕様がよくない。
「センサー異常」などと聞く人に誤解を与える表現ではなく、たとえば「異常発生」といった表現にしておくべきだ。
どのような議論を経て、この表現に決まったのだろうか?
いや、議論そのものがなかった可能性もある。
2011年9月16日20時38分に朝日新聞から、また18日21時7分にNHK仙台から、下記2件の事例がネット配信されていた。
①名取市閖上のがれき仮置き場で16日午前7時30分ごろ出火し、がれきが燃えて大量の煙が噴き上がった。 仮置き場は沿岸にあり、けが人は出ていない。
市によると、津波や地震で生じた閖上地区のがれきが約11万6千m3集められていた。警察によると、鉄くずなど金属がれきの山と、木材やプラスチックなどの混合がれきの山が接する辺りから出火。自然発火の可能性が高いという。
ヘリコプターや消防車24台が消火にあたったが、同日午後8時現在、燃え続けている。
出典URL■■■
②18日午後6時15分ごろ、東松島市と石巻市の境にあるがれきの仮置き場から火が出て、燃え広がった。
現場では、消防車ががれきに放水を行うとともに、建設用の大型機械を出して燃え広がらないよう、がれきの山を崩す作業を行った。
現場は海岸沿いにあるがれきの仮置き場で、火が出たのは100mから150mル程度の区画。
作業員によると、ここにはプラスチック類や自動車のタイヤなどが、4mから5mほどの高さで積み上げられているという。
消防などによると、近くに人が住んでいる建物はなく、けが人の情報はないという。
現場に火の気がないことから、消防はがれきが自然発火したものとみて、消火活動を進めている。
出典URL■■■
一方、自然発火に関する下記趣旨の解説記事もネット配信されていた。
(2011年9月18日3時6分朝日新聞)
被災地のがれき置き場で火災が相次いでいる。多くが自然発火とみられ、専門家は、分別しないまま高く積み上げることで危険性が高まっていると指摘する。
自治体は、内部の熱を逃すパイプを設けるなどの対策に乗り出した。
「民家は目と鼻の先。燃え移ったらと、住民は怖がっています」。気仙沼市の消防団員(35)は話す。
8月28日、同市内の置き場で火災が起きた。民家は約100m先。タイヤや家電、木材などが交じった高さ7mのがれきから炎が上がり、消防車28台が出動。鎮火まで10時間かかった。
消防は、「高く積み上げられ、どこから発火したのか分からなかった」。市は翌日から、警備会社に頼んで夜の見回りを強化した。担当者は「津波を逃れた家に燃え移ったら申し訳なくていたたまれない。できることはすべてやる」と必死だ。
各地の消防によると、火災は17日現在、宮城県で13件発生。16日には名取市閖上の置き場で火が出た。さらに、白煙が岩手県で2件、蒸気の噴出も宮城県で13件、岩手県で11件確認された。「消防を呼ばずに自分たちで消し止めたことは何度もあった」と、置き場の管理業者は話す。
産業技術総合研究所の若倉正英研究顧問によると、微生物の動きが活発になったり、金属と水が反応したりして熱がたまるのが、そもそもの原因という。
出典URL■■■
(2011年9月17日14時40分 河北新報)
震災で発生したがれきの集積場で、自然発火が原因とみられる火災が相次いでいる。 専門家は、微生物によってがれきが分解される際に出る熱が内部にたまったのが出火の原因と指摘する。
予防策は高く積み上げないことだが、がれき置き場のスペースは限られ、自治体は有効な手だてを打てないでいる。
国立環境研究所によると、がれきが5m以上の高さに積み上げられると、外気との換気が難しくなり内部に熱がたまりやすくなる。
周囲に油分があると、比較的低い温度でも「蓄熱発火(余熱発火)」し、微生物が出すメタンガスに引火して火災につながるという。
蓄熱発火の研究をしている秋田県立大の鶴田俊教授(燃焼学)は「震災から半年が過ぎ、がれきの内部で腐敗、発酵が進んでいる。東北地方は(燃えやすい)泥炭地が多く、津波を浴びたがれきが発火しやすい状態にある」と指摘する。
環境省は5月19日、がれき置き場の火災予防策として、「5m以上の高さを避けるべきだ」と自治体に通達。定期的にがれきを掘り返すなどの対策も示していた。
気仙沼市や東松島市は、がれきに通気用のパイプを設置し熱やガスがこもらないよう対策を実施しているが、布団や畳などは熱がこもりやすく、5m以下でも出火したケースがあった。
石巻市は高温になりやすい畳を石巻港に設置したがれき置き場に集める方針で、19日にも作業に入る。さらに、がれき置き場に貯水タンクを置き、「万が一に備える」考えだ。
がれき置き場の面積は限られ、処理に当たる重機の数も限られる。津波被害を受けた宮城県沿岸部の自治体は「敷地にこれ以上の余裕はない。早く2次仮置き場を造り、最終処分を進めてほしい」と、県などに抜本的な対策を求めている。
出典URL■■■
(2011年1月26日 旧ブログ掲載記事)
2011年1月26日付で、神奈川新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後0時10分ごろ、横浜市の首都高速湾岸線上り線で、道路のつなぎ目から煙が出ていると、110番通報があった。
警察によると、ポリウレタン製のつなぎ目部分(横約38m、縦19cm)が燃えていたという。出火前に現場付近でトレーラーと乗用車が接触する事故があり、車線規制のために置かれた発炎筒が、つなぎ目に引火した可能性もあるとみて調べている。
警察によると、ポリウレタン製のつなぎ目部分(横約38m、縦19cm)が燃えていたという。出火前に現場付近でトレーラーと乗用車が接触する事故があり、車線規制のために置かれた発炎筒が、つなぎ目に引火した可能性もあるとみて調べている。
(ブログ者コメント)
発煙筒を置いてはいけない位置が、マニュアルに記載されていなかったのだろうか?それとも、このような事態が起きることが、これまで想定されていなかったのだろうか?
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プロフィール
HN:
魚田慎二
性別:
男性
職業:
労働安全コンサルタント
自己紹介:
千葉県市原市在住
石油化学系の会社に勤務し、製造現場で安全に関する実務に従事すること、約20年。
その間、安全活動の推進、安全基準の制定、事故原因究明と再発防止策の立案などを担当しました。
また、それらの業務を通じ、火災爆発防止、静電気、粉じん爆発、ヒューマンエラー防止などに関する様々な知識を得ました。
現在は退職後、労働安全コンサルタントとして、各種相談に応じるとともに、事故を減らすための教育啓蒙活動に取り組んでいます。
石油化学系の会社に勤務し、製造現場で安全に関する実務に従事すること、約20年。
その間、安全活動の推進、安全基準の制定、事故原因究明と再発防止策の立案などを担当しました。
また、それらの業務を通じ、火災爆発防止、静電気、粉じん爆発、ヒューマンエラー防止などに関する様々な知識を得ました。
現在は退職後、労働安全コンサルタントとして、各種相談に応じるとともに、事故を減らすための教育啓蒙活動に取り組んでいます。

