2020年8月6日に掲載した元記事がブログサイト運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報(2/2)は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/10892/
(2020年8月14日 修正1 ;追記)
2020年8月6日9時40分に福島民友から、ボンベ2本分を超えるガスが一晩で漏れたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ガスメーターに記録された7月のガス使用量がボンベ2本分を超える約60立方メートルに上っていたことが5日、分かった。
関係者によると、店は4月下旬から休業中で、休業前の3月の使用量は約100立方メートルだったという。
店の外に設置されていたボンベ6本のうち1本の容量は約25立方メートルあった。
県警や消防は、ボンベ2本分を超える多量のガスが爆発前日の29日午後8時以降に漏れ出して店内に充満、何らかの原因で引火して爆発したとみて、詳しい状況を調べている。
店舗内に引き込まれたガス管は調理場の流し台の下を通ってコンロと炊飯器につながっており、流し台の下の腐食が特に激しく、さびて穴が開いていたことも5日、判明した。
ガス管はむき出しの状態になっており、県警はガス管の管理に問題がなかったか、業務上過失致死傷の疑いで捜査している。
https://this.kiji.is/663910066496472161?c=39546741839462401
8月6日18時24分にNHK福島からは、安全装置が作動しない程度の量のガスが漏れ続けたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
関係者によりますと、現場から回収されたガスメーターの記録から、先月は休業前の1か月間の使用量の6割程度にあたる、およそ60立方メートルのガスが出ていたことがわかったということです。
この店のガスボンベには、1時間あたり6立方メートル以上ガスが出ると自動的に止まる安全装置がついていましたが、作動した形跡はなかったということです。
警察は、安全装置が作動しない程度の量のガスが、ガス管の損傷部分から徐々に漏れ、室内に充満した可能性が高いとみて、回収したガスメーターをさらに詳しく分析して、ガスが漏れた経緯を調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20200806/6050011274.html
8月6日7時27分にYAHOOニュース(時事ドットコム)からは、穴が開いていたガス配管は調理場掃除時の水で濡れていることが多かったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故後、ガスの配管に腐食が見つかった。
関係者によると、通称「白管(しろかん)」と呼ばれ、プラスチック製などと比べ湿気に弱いという。
捜査関係者などによると、現場検証に立ち会った店長が「営業中、調理場に水や洗剤をまいて掃除していた」と話しており、流し台下の床面をはう状態で設置されていたガス管が継続的にぬれていたとみられる。
店の運営会社は5日、取材に対し「ガスの管理は業者に全て任せていた」と答えた。
業者は、6月末の検針で異常は見つからなかったとしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/79e55c7287401c30bcde273766b266a99cf28d22
8月7日9時55分に福島民友からは、腐食が激しかった配管接続部はネジ込み方式だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
店舗内に引き込まれたガス管は、流し台とガスコンロの間に接続部があり、ここの腐食が特に激しく、剥離していたことも6日、判明した。
関係者によると、ガス管は床にむき出しの状態で置かれ、接続部はネジでつながっていた。
https://this.kiji.is/664272106725016673?c=39546741839462401
8月8日11時14分にYAHOOニュース(福島民友)からは、ガス管は腐食防止仕様になっていたがネジ部はなっていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
関係者によると、接続部は流し台とガスコンロの間に位置していた。
接続部はさびて穴が開いていた。
ネジと違ってガス管は腐食を防ぐ仕様になっていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cfde796ee622d823b2b2add21b38c0bdc61fb09
(ブログ者コメント)
〇以下は、8月6日NHK映像の3コマ。
〇ブログ者の自宅でも、洗面台の固定ボルトが浮いていたので
増締めしようとしたら、ポロっととれてしまったことがある。
ネジの面影、全くなし。
両脇のボルトはすぐにシール施工した。
(2020年12月15日 修正2 ;追記)
2020年12月11日11時3分にYAHOOニュース(福島民友)からは、警報機とガスメーターを連動させるよう保安機関から指摘されていたが対応していなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ガス点検を行う保安機関が昨年12月の定期点検の際、飲食店側に安全対策としてガス警報器とガスメーターを連動させるよう指摘していたことが10日、経済産業省への取材で分かった。
同省によると、店は指摘後も改善を行っておらず、関係者は「連動が行われていれば、事故を防げた可能性がある」としている。
同省などによると、ガスの警報器とメーターを連動させることで、警報器が一定量のガス漏れを検知した際、自動でガスの供給を遮断するようになるという。
事故前から、全国LPガス協会が飲食店などの業務用施設に対し、両機器を連動させるよう推進していた。
爆発事故が起きた飲食店でも、保安機関が昨年12月2日に実施した点検・調査で店側に導入を促していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/90d727520a82cb4e17eb7c75f4556e90b3bc4f92
12月14日19時35分に産経新聞からは、湿気に弱いタイプのガス管(違法使用)が床面に触れる状態で設置されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
腐食による劣化で穴が開いていた調理場のガス管が、コンクリートの床面に触れる状態で設置されていたことが分かった。
経済産業省が14日までにまとめた事故に関する報告書が指摘した。
ガス管設置に関する国基準に違反し、腐食しやすい状態にあったことで、事故の一因となった可能性がある。
同省によると、穴が開いたのは湿気に弱いタイプのガス管で、直接コンクリートに設置すると通電しやすく、腐食が進む恐れがあるという。
報告書によると、ガス管はコンクリートと触れている部分を中心に、複数箇所が腐食。
同型のガス管は、法令で調理場など水の影響を受けやすい場所では使用しないよう定められており、同省ガス安全室は「2つの違反が腐食を加速化させた可能性がある」としている。
https://www.sankei.com/affairs/news/201214/afr2012140025-n1.html
12月15日17時47分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
ガス管は床から離して置くことが法令で求められる材質で、法令違反の状態が続いたため腐食が進み、ガス漏れにつながった可能性がある。
報告書によると、事故が起きたガス管は「白管」と呼ばれ、比較的湿気に弱い。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201215-OYT1T50115/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。