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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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緩傾斜地で住宅被害集中 盛り土、地滑りか

20164221011分 毎日新聞 ;趣旨・要約)

 

熊本地震で震度7を2回記録した同県益城町で、住宅の損壊が比較的傾斜の緩やかな地域に集中していることが、京都大防災研究所の後藤浩之准教授(地震工学)の現地調査で分かった。

 

原因として、古い時代の造成工事による盛り土が基礎の地盤となじまず、地震の揺れで小規模な地滑りを起こした可能性がある。

東日本大震災など過去の災害で被害が目立った急傾斜地だけでなく、緩やかな土地でも住宅被害の危険が潜んでいる実態が明らかになった。

 

後藤准教授が16日、土木学会の調査団メンバーとして、同町役場に近い安永、木山の両地区を中心に住宅の被害を調べたところ、勾配が緩やかな土地の建物被害が多数見つかった。

地震で小規模な地滑りが起こったため、基礎部分が緩んで住宅が壊れた可能性がある。

 

2地区について、熊本県の「土砂災害情報マップ」では地滑りの危険性を指摘しておらず、無警戒だった。

2地区は、町内全体でも被害が激しい地域だが、河川沿いの平たん部や高台の被害は比較的少なかった。

 

緩傾斜地での損壊は、比較的新しい住宅でも発生している。

コンビニマネジャー、中尾さん(48)の妻の実家は、昨年10月、安永地区に新築したばかりだが、今回の地震で地面が崩れて傾いた。

中尾さんは、「いくら建物がしっかりしていても、地盤が悪ければどうしようもない」と話した。

中尾さんの家は、同じ安永地区でも高台にあり、傾くような被害はなかったという。

 

後藤准教授が国土地理院の資料を調べたところ、住宅損壊のあった緩傾斜地は、遅くとも1926年以前に造成された可能性があるという。

後藤准教授は、「当時の造成技術は未熟で、地滑りの原因になった可能性がある。傾斜が緩くても油断は禁物」と指摘している。

 

同町によると、緩傾斜での被害住宅数は不明だが、町全体でほぼ全ての1万1076棟を調べたところ、全壊は1026棟、半壊や一部損壊は4374棟あり、被害は約半数に上った。

 

http://mainichi.jp/articles/20160422/k00/00m/040/162000c

 

 

「阪神」と異なる局地的被害 軟弱な堆積物、地震動増幅か

2016424215分に産経新聞west ;趣旨・要約)

 

熊本地震で2度の震度7を観測した熊本県益城町で、河川周辺の軟弱な堆積物や盛り土が局地的に大きな家屋被害をもたらした可能性があることが、24日、大阪市立大の宮野道雄特任教授(地域防災)らの調査で分かった。

 

熊本地震と同じ内陸部での直下型地震で、震度7で被害が集中した帯状の場所「震災の帯」が発生した阪神大震災とは異なり、甚大な被害がより局地的に発生したことも確認された。

 

宮野氏らは、23日、益城町に入り、被害が大きかった町役場近くの木山地区や宮園地区で、家屋の被害状況などを確認した。

 

木山地区で家屋が全壊した場所は、町を流れる秋津川の支流に集中した。

支流の幅は、いまは約1mだが、宮野氏によると、「以前はもう少し幅が広かった」と推測される。

川の土が堆積したところや人工的に盛り土がされたところは地盤が軟弱で、地震動を増幅しやすい特性があるといい、同地区での建物の倒壊は、この地盤の軟弱さが大きく影響した可能性がある。

 

益城町は、14日のマグニチュード(M)6.5の「前震」、16日のM7.3の「本震」で、いずれも震度7を観測した。

住宅被害は5400棟にのぼり、うち1026棟は全壊だった。

県内の地震による死者数48人のうち、20人が同町だった。

 

木山地区に隣接する宮園地区でも、建物の全壊が相次いだ。

しかし、全壊が集中する場所から約200m離れた一帯では、建物は、比較的倒壊を免れていた。

 

平成7年の阪神大震災で発生した多くの被害は、神戸から阪神地域に至る、長さ約20km、幅約1kmの「震災の帯」に集中。

熊本地震では、益城町以外に西原村でも震度7を観測し、局地的な被害が点在している。

 

宮野氏は、「大きな震度を観測した地区でも、建物被害の大小に大きな差がある。地盤の問題と推察されるが、詳しく調査する必要がある」としている。

 

http://www.sankei.com/west/news/160424/wst1604240057-n1.html  

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

震度7だった阿蘇市の、それも地面に1mほどの段差ができた地域なのに、食器棚や墓石は倒れなかった・・・そんなところがあるという。

上空からの写真によれば、畑?の中に家が点在しているが、損壊はおろか、瓦すら落ちていない家がある。

地盤の影響は、結構大きいのかもしれない。

 

出典

201657日 毎日新聞)

『eye 熊本地震 沈む大地 身寄せ合う』

http://mainichi.jp/graphs/20160507/hpj/00m/040/003000g/3

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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