『課題は避難所と下水道整備』
(2016年4月24日西日本新聞)
現在の課題は避難所、上下水道のインフラ整備。
水道はほとんど大丈夫、下水道のめどがたたない。
『復興再建チームを設置』
(2016年4月26日 西日本新聞)
下水道は管路延長167kmのうち33kmで破損の可能性があることを確認し、2次調査を実施中。
汚水センターについても施設被害が発生、約5000トン/日(通常約8000トン)の処理能力となっており、管路の復旧(上水道と同じ25日)と合わせて、機能回復に取り組んでいる。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/shelter_kumamoto/article/239022
『下水道課からのお知らせ』
(2016年5月1日 最終更新 益城町HP)
今回の震災で町の下水道施設は甚大な被害を受けております。
浄化センターの施設は通常の3分の1から半分の能力で稼働、処理をしています。
管渠部分では、マンホールの隆起や管路の埋め戻し部等の陥没が多数見受けられます。
現在、緊急的に応急処置を行うとともに、2次調査(詳細調査)に入っております。
http://www.town.mashiki.lg.jp/kiji/pub/detail.aspx?c_id=136&id=78
(ブログ者コメント)
○水道が使えなくなったという報道は山ほどあったが、下水が使えなくなったという報道は、ブログ者の知る範囲では、ほとんどなかった。
下水関係にもマンホール隆起や下水管破損といった被害が出ており、本震の数日後から全国各地の市町村下水道職員などの応援を得て被害調査が進められているということは、派遣元の市町村から何件も情報発信されている。
しかし、地震発生直後にどの程度下水が使用可能な状態であったかの報道は、見あたらなかった。
便りがないのは良い便り。
本震発生後でも、少しは使えたのだろうか?
水道が使えるようになっても、下水が使えなければ、トイレ問題は解決しない。
その点、下水の使用可否状態についても、もう少し報道されてしかるべしと感じた。
○ちなみに、下水ではないが、し尿処理場が稼働できなくなったという報道は、1件見つかった。
『阿蘇のくみ取り、避難所を優先 し尿処理場が稼働停止』
(2016年4月24日11時5分 朝日新聞)
熊本県の阿蘇郡市の7市町村でつくる阿蘇広域行政事務組合が運営するし尿処理場「蘇水館」(阿蘇市)が、地震による断水のために稼働できなくなっている。
民間業者に委託し、避難所の仮設トイレのくみ取りを優先する一方、一般家庭はくみ取り量を制限するよう、住民に協力を求めている。
蘇水館は、阿蘇市、高森町、南阿蘇、西原、産山各村のし尿を受け入れている。1日当たりの処理能力は91kℓ。
16日未明の「本震」以降、処理に必要な地下水の配管が破損し、稼働できなくなった。
復旧は、週明けの見込み。
このため、上天草市の民間業者に処理を委託する一方、復旧までの間、一般家庭に我慢してもらい、避難所の衛生面を考慮して、仮設トイレを最優先する対応をとっているという。
阿蘇市災害対策本部によると、23日午前8時半現在の避難者数は、一の宮小学校約2千人、阿蘇中学校800人など、16カ所の計5452人。
市内のし尿くみ取り対象は、約20%という。
http://www.asahi.com/articles/ASJ4R45HDJ4RTLVB004.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。