2017年2月6日17時58分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前7時ごろ、大阪市営地下鉄の堺筋線の天神橋筋6丁目駅の線路のレール付近から煙が出ているのを、大阪市交通局の職員が見つけた。
駅員がすぐに消火したが、堺筋線と堺筋線に乗り入れている阪急電鉄の千里線の一部の区間は、午前8時40分すぎまでのおよそ1時間半にわたって運転を見合わせ、あわせて51本の電車が運休した。
大阪市交通局によると、煙が出ていたのは、上り線と下り線の折り返しを行う「引き込み線」と呼ばれる線路のレール付近で、駅のホームから200mほど離れていて、けが人はいなかった。
この付近では、4日前の今月2日にも煙が出るトラブルがあり、その際には、レールの下側にほこりがたまっていて、電気が通ったことで煙が出たとみられるという。
大阪市交通局は、4日前のトラブルのあと、レールの付近の点検や清掃などを行っていたということで、今回、煙が出た詳しい原因を調べている。
出典
『堺筋線また発煙で一時見合わせ』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170206/3659784.html
2月6日17時3分にNHK関西NEWS WEBからは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
大阪市交通局によると、堺筋線など地下鉄のレールは、運転指令室などで車両が走っている位置を把握するために、電気が流れる仕組みになっているという。
一方で、レールと枕木の間には絶縁体があり、レールの下側には電気が流れない構造になっているという。
ところが、今月2日にトラブルが起きた際には、レールの下側にたまっていた「ほこり」に電気が通ってしまい、煙が出たと見られるという。
大阪市交通局は、このトラブルを受けて「ほこり」などを除去したほか、レール付近の点検も行ったということで、今回、なぜ煙が発生したのか、詳しい原因を調べている。
大阪市交通局は、「このようなトラブルが立て続けに起こり、多くの利用者の方にご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。早期の原因究明に努め、再発防止につなげたい」とコメントしている。
出典
『堺筋線 前回はほこりに通電か』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170206/3669711.html
(2017年2月14日 修正1 ;追記)
2017年2月13日20時12分に産経新聞westから、両事例ともに線路にかかった水が原因かもという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
市営地下鉄堺筋線天神橋筋六丁目駅で、2、6両日、線路付近から発煙が相次いだトラブルについて、市交通局は、13日、レールから枕木に電気が流れて発煙したと推定されると発表した。
何らかの理由で、枕木の絶縁性が低くなっていたとみている。
交通局によると、発煙したのは両日とも、同駅北端から北に約200m離れた上下線の折り返し部分。
付近には地下からの水がたまり、電車が通過するたびに線路に水がかかる状況だったといい、同局では、この水が関係しているかを含め、引き続き原因を詳しく調べている。
一連のトラブルは帰宅ラッシュや通勤通学ラッシュを直撃し、多くの運休や遅れが発生。
2日で計約11万3千人に影響が出た。
出典
『枕木に通電し発煙か、絶縁性が低下 大阪市営地下鉄天六駅トラブル』
http://www.sankei.com/west/news/170213/wst1702130067-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。