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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201727日付で朝日新聞和歌山全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

6日午前8時50分ごろ、由良町の橋梁・鉄鋼会社「駒井ハルテック」の工場で、男性社員(22)が鉄板(縦98cm、横225cm、厚さ1.7cm)の下敷きになり、意識不明の重体で病院に搬送された。

 

警察によると、男性は1人で溶接作業中で、垂直に立てられていた鉄板が倒れて下敷きになったという。

 

 

 

(2019年2月22日 修正1 ;追記)

 

201811151832分に和歌山放送から、クレーンで吊るべき鉄板をつっかえ棒で支えていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

鋼材の下敷きになって死亡し労災認定された男性社員の遺族がきのう(14日)、東京都内で記者会見し、「会社から納得できる原因の説明はない。命を軽視している」と訴えた。

 

遺族や弁護士によると、社員の山本さん、当時22歳は、去年(2017年)2月、由良町にある「駒井ハルテック和歌山工場」で、およそ500kgの板状の鋼材を溶接して取り付ける作業中、倒れた鋼材の下敷きになって死亡し、ことし(2018年)10月に労災と認定された。

 

通常は、クレーンで鋼材をつって倒れないようにしなければならないが、当時はクレーンが別の作業で使われていたため、代わりに、鋼管をつっかえ棒のようにして鋼材を支えていたとみられ、何らかの原因で鋼管が外れ、下敷きになったという。

 

遺族側は、「安全よりも作業速度を優先させたとみられ、会社には安全配慮義務違反がある」と主張し、会社に損害賠償を求めるとしている。

 

会見した46歳の母親は、「会社ではこの数年、骨折などの大きな事故が何件も起き、予兆はあった。二度と息子のような悲惨な事故を起こしてはならない」と話した。

 

出典

『由良町の工場で作業中に死亡の男性、労災認定 遺族が会見』

https://wbs.co.jp/news/2018/11/15/126240.html 

 

 

201811141543分に時事ドットコムからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故当時、部材を固定する装置は取り外されており、クレーンで保持した状態で作業する社内規定も守られていなかったという。

 

出典

作業中の男性死亡、労災認定=駒井ハルテック和歌山工場

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018111400834&g=soc 

 

 

 

20192211931分に朝日新聞からは、捜査が進展しないため遺族が損害賠償提訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

橋梁・鉄骨大手「駒井ハルテック」(本社・東京)和歌山工場(和歌山県由良町)で、社員の山本さん(男性、当時22歳)が作業中の事故で死亡したのは安全配慮義務を怠ったからだとして、遺族が20日、同社や上司らを相手取り、約1億1000万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。

 

訴状によると、山本さんは2017年2月、溶接作業中に垂直に立てた鉄板が倒れて後頭部を直撃し、約2週間後に死亡した。

 

作業手順書では、鉄板は転倒防止のためクレーンでつるすとしていたが、別の社員がクレーンを移動させていたという。

 

御坊労基署が18年10月16日付で労災認定した。

 

21日に東京都内で会見した遺族らによると、刑事処分後の示談交渉を考えていたが、和歌山県警の捜査の結論がなかなか出ないため、提訴したという。

 

母親(46)は、「息子と同じような危険な環境に身を置いて働かざるを得ない方々のために、裁判で真実を明らかにしたい」と語った。

 

駒井ハルテックは、「訴状を見ていないのでコメントできないが、真摯に対応していきたい」としている。

 

出典

鉄板直撃で労災死、遺族が橋梁大手提訴「真実明らかに」

https://www.asahi.com/articles/ASM2P5DRJM2PULFA01T.html

 

 

2211719分にYAHOOニュース(弁護士ドットコム)からは、より詳しい記事が下記趣旨でネット配信されていた。

 

東証1部上場で橋などを製造する「駒井ハルテック」(東京都台東区)の和歌山工場で2017年2月、倒れてきた大型部材の下敷きになり亡くなった男性社員の遺族が、会社や工場長らを相手取り、1億915万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。

提訴は2月20日付で、命日から2年の節目。

 

母親は21日、東京・霞が関の厚労省で開いた会見で、「裁判という場ですべての真実を明らかにするため、息子の命日に提訴することにした。命はひとつ。労働者の命を軽視しないで」と訴えた。


【手順書守っていれば発生しない事故】

死亡したのは山本さん(当時22歳)。

 

訴状などによると、山本さんは2017年2月6日朝、橋の組み立て作業中に、倒れてきた部材(大型リブ、重さ約500kg)の下敷きになった。

頸椎と脳幹部を損傷し、病院に搬送されたが、15日後に亡くなった。

本来は、手順書(社内規定)に定めているとおり、部材をクレーンでつり上げて固定した状態で組み立て作業をしなければいけなかったが、クレーンが外れた状態になっていた。

 

クレーンは、山本さんが出勤していなかった2月4日に外して移動させられていたという。

工場長ら従業員6人に手順書を守らなかったことなどによる不法行為責任が、会社には使用者責任と安全配慮義務違反が成立すると主張している。

代理人の明石順平弁護士は、会見で「工場では毎朝ミーティングをするので、作業を把握しているはず。クレーンでつり上げていれば発生しない事故だった。それを怠ったために発生した悲惨な事故だ」と指摘した。



【警察捜査、2年間進まず】

会見では、母親が、山本さんが死亡した原因をめぐり被告らに事情を聴いた際に録ったとする音声も流された。

 

そのなかには、母親さんらが作業手順が間違っていたことを被告の一人にただすと、「これは、もう、完璧に認めます」との返答も確認できた。

山本さんの死亡については、御坊労基署が2018年10月に労災認定をしている。

 

一方、明石弁護士によると、警察による捜査は2年間ほとんど進んでおらず、書類送検すらされていないという。

刑事処分を待ってから示談交渉を進めることを考えていたが、捜査の進展が見えない中、うやむやになる可能性を懸念し、民事訴訟を起こすことを決めたとしている。

出典

500キロ部材の下敷きに…母が「労災死の原因を明らかにして」 駒井ハルテックを提訴

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190221-00009281-bengocom-soci 

 

 

 

(2021年2月27日 修正2 ;追記)

 

20212261731分にYAHOOニュース(ABCテレビ)からは、遺族が会社を訴えていた裁判は4年経って和解が成立したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4年前、和歌山県由良町の工場で溶接作業中の男性が死亡した事故をめぐって「安全管理が不十分だった」として遺族が会社側を訴えた裁判で、和解が成立したことがわかりました。

 

遺族らは事故当時、鉄板が倒れないようにクレーンでつるすことが作業手順に定められていたのに、実際はクレーンが使われていなかったと指摘。

 

会社側の安全管理が不十分だったとして、会社や現場責任者らにあわせて約1億915万円の損害賠償を求めて提訴していました。

 

原告側の代理人弁護士によりますと、会社側は遺族らに謝罪したうえで、今後、同様の事故を二度と繰り返さないよう安全管理を徹底すると誓約し、解決金を支払う内容の和解が25日付けで成立したということです。

 

和解成立後の会見で、母親は「会社側から謝罪という言葉が出てくるまでに4年がかかった。和解は終わりではない。会社は、事故への反省を肝に銘じてほしい」と話していました。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/79121438c5855936a561f7bda13850ce903addbf

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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