2017年2月7日付の秋田魁新報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
秋田県が管理する跨道橋(こどうきょう)や標識などに積もった雪の塊が道路に落下し、走行中の車を直撃して破損する事故が、この10年間で計60件発生していることが県のまとめで分かった。
雪が降り積もった後、気温が上昇した日に発生するケースが多く、県は「落雪がないよう取り除いているが、全てに対応することは難しい」と苦慮している。
「何が起きたのか全く分からなかった」。
秋田市の50代男性は、こう振り返る。
1月16日午前11時ごろ、秋田自動車道上り線を走行中に、突然、衝撃に襲われた。
大仙市南外の県が管理する跨道橋の下を通過しようとした時、雪塊が乗用車を直撃した。
「上空から雪の塊が落ちてくるとは、思いもしなかった。気を付けろと言われても、対策の取りようがない」と男性。
屋根がへこみ修理が必要となったほか、衝撃で首を痛め、医療機関を受診したという。
県道路課によると、跨道橋の脇にたまった雪が金網フェンスの隙間から外にせり出して固まり、寒さが緩んだことで、下の高速道に落ちたとみられる。
県が管理する跨道橋や道路案内標識などから落雪し、車を直撃する事故は、本年度、この事故を含め、2件発生。
過去9年間では、2010年度と14年度が11件で最も多く、次いで13年度の10件、12年度7件、11年度6件と続く。
被害は、その年の積雪量に左右されるといい、昨年度までの58件については、修理費などとして計900万円を被害者に支払っている。
こうした事故の多くは、跨道橋や道路案内標識のほか、街路樹の下などでも発生。
降り積もった雪の塊が、気温の上昇に伴い、落下する例が多い。
県は、積もった雪を高所作業車を使って取り除くようにしているが、一気に降り積もるなどした場合は、作業が追いつかないのが現状という。
県は、大仙市南外の跨道橋については、金網フェンスから外に雪がせり出さないよう、ビニールシートを取り付ける対策を講じた。
ただ、道路案内標識などには対策を施すのが難しく、こまめに雪を取り除くしかないという。
※以下は、一部だけネット配信された記事。
『落雪の車直撃事故、10年で60件 県は対応に苦慮』
http://www.sakigake.jp/news/article/20170207AK0009/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。