2017年2月13日22時23分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月10日、1日に降った雪としては観測史上最も多い81cmを記録した小浜市で、漁港などに係留されていた船20隻が、雪の重みで沈没したり浸水したりする被害が出ていることがわかり、県などが被害状況の確認を進めている。
県や小浜市漁協によると、降り積もった雪の重みで、小浜市内の複数の漁港に係留されている漁船やプレジャーボートなど合わせて20隻が、沈没したり浸水したりする被害が出ているという。
このうち小浜漁港では、岸壁でも80cmほどの雪が積もっていて、3隻のプレジャーボートが船体の一部が海面から出ている状態で海の中に沈んでいるのが確認できた。
また、海面には、船から出たものと見られる油が浮かんでいた。
漁港では、地元の漁師などが船や岸壁の雪かきにあたっていて、70代の漁師は「船は雪がたまりやすい形をしているので陸上の3割増しで1mは積もっていた。船の上に20、30cm積もれば何トンって重さになるので、沈んだら大変だ。これだけの被害は初めではないか」と話していた。
また、小浜市漁協の樽谷参事は、「組合入ってから30年以上になるが、こんな被害は初めてだ。雪が1時間に10cm積もると、雪かきが追いつかないし、50cm積もると、そもそも船までたどり着けない」と話していた。
福井地方気象台によると、小浜市では2月10日、1日に降った雪としては昭和55年に観測を始めてから最も多い81cmを記録し、13日は小康状態だったが、午後5時現在の積雪は65cmと、平年の6倍を超えている。
県は漁協とともに、被害の状況の確認を進めている。
また、大雪の影響で、県内では13日小浜市と若狭町であわせて9校の学校が休校になった。
出典
『雪の重みで船20隻 沈没浸水』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3053871751.html?t=1487019114765
2月13日18時34分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西日本を中心とする大雪の影響で、13日、福井県から鳥取県の日本海沿岸では、積雪の重みで係留中の漁船やプレジャーボートが沈没する被害が出た。
第8管区海上保安本部によると、同日午後4時半現在で、福井県で19隻、京都府で4隻、兵庫県で4隻、鳥取県で23隻の、計50隻の被害が確認された。
出典
『積雪の重みで漁船やプレジャーボート沈没 福井から鳥取の日本海沿岸』
http://www.sankei.com/west/news/170213/wst1702130056-n1.html
(ブログ者コメント)
当時、山陰地方では、過去にほとんど経験したことがないほどの大雪が降っていた。
雪で船が沈没するなど、雪とほとんど縁がない生活をしているブログ者は、考えたこともなかった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。