2017年2月22日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
(1/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6801/
(2/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6800/
(2017年3月9日 修正2 ;追記)
3月1日付で毎日新聞東京版から、被害の規模に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
アスクルは28日、倉庫の建物や商品などの資産として約121億円を計上していると発表した。
建物は延べ床面積の約6割が焼けており、今後、被害状況を詰めた上で、保険金を差し引いて損失額を確定させる。
建物などに掛けられている保険の支払限度額は約46億円。
近隣住民に対する補償関連費用や、配送が遅れたことなどによる顧客離れなどが業績に影響する可能性がある。
出典
『埼玉・三芳の「アスクル」火災 倉庫資産121億円』
http://mainichi.jp/articles/20170301/ddm/041/040/108000c
3月3日8時13分に読売新聞から、フォークリフト車輪の空回りで発煙し2階から段ボールを落とす穴を通じて2階に燃え広がったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火元の1階使用済み段ボール置き場の真上に、2階から段ボールを落とす穴(約2m四方)があり、火が穴を通じて2階に燃え広がった可能性が高いことが、関係者への取材でわかった。
段ボール置き場で作業中のフォークリフトの車輪が段ボールの上で空転し、摩擦熱で段ボールが燃え始めたとみられる。
関係者によると、1階の段ボール置き場では、2月16日の出火当時、フォークリフトで段ボールの整理や搬出などを行っており、運転していた作業員は「空回りした後輪の方から煙が出た」と証言しているという。
出典
『アスクル火災、段ボール落とす床穴から延焼か』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170303-OYT1T50007.html
3月2日8時57分に毎日新聞からは、火災初期段階の様子に関し、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
鎮火から一夜明けた1日、記者会見した塩野消防長は、消防が現場に到着した時の状況について、「従業員が初期消火していたが、(出火元の)段ボール置き場がある部屋は全て炎に包まれていた。後続の隊員がベルトコンベヤーを登って2階を確認したが、2階にも燃え広がっていた」と明かした。
消火活動が難航した理由について、「倉庫の開口部が少なく、内部に入ろうとしても濃い煙と熱気で作業が困難だった」と説明。
「火勢が弱まってからも、火だねを潰す作業で鎮火まで時間がかかった」と話した。
出典
『アスクル火災 「内部は濃い煙と熱気」 消防が会見』
http://mainichi.jp/articles/20170302/k00/00e/040/173000c
(2017年3月11日 修正3 ;追記)
2017年3月9日付で埼玉新聞から、消火作業中に約100人が消防の許可なく私物を取りに倉庫内に入っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社は9日、東京都内で鎮火後に初めて記者会見を開いた。
消火活動中に社員が建物2階に荷物を取りに行っていた件で、現場責任者の判断で、延べ約100人が立ち入っていたことを明かし、「非常に不適切で反省している」と改めて謝罪した。
同社によると、火災発生後の2月16日夜と17日午前、火が燃え広がっていなかった建物南側2階の個人ロッカーへ、安全を確認しながら5~10人ごとに、延べ約100人の社員が荷物を取りに行ったという。
会見で担当者は、「消防に了承は取っていない」と説明した。
出典
『<アスクル火災>燃える建物に100人入り謝罪 跡地に再建の意向』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/03/10/01_.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。