2017年3月1日19時55分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前11時すぎ、西条市の「M鉄工所」の金属部品を加工する工場で、大型の金属部品を組み立てる作業をしていた西条市の作業員、Tさん(男性、42歳)が部品と地面のあいだに体をはさまれて倒れているのを、同僚の作業員が見つけた。
Tさんは胸を強く打ち、新居浜市内の病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
警察によると、Tさんが組み立てに従事していたのは、全長5m、直径80cm、重さ1トンの筒状のステンレス製の部品で、Tさんは1人で筒の中に入って、部品の取り付けなどの作業をしていたという。
警察は、作業中に誤って筒が回転し、体をはさまれたとみて、詳しい状況を調べている。
出典
『西条市の鉄工所で労災死亡事故』
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20170301/4357291.html
(2017年3月11日 修正1 ;追記)
2017年3月2日付の愛媛新聞紙面に、より詳しい事故時の状況が、下記趣旨で掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
1日午前11時10分ごろ、西条市喜多川のM鉄工所の工場で、会社員の男性(42)が、作業していた筒状の熱交換器(長さ約5m、直径約0.8m、重さ約1トン)と地面の間に胸を挟まれて死亡した。
警察によると、熱交換器の中で溶接作業をしていた男性が、出入り口に使っていた排気口(直径約0.8m)から身を乗り出した際に熱交換器が回転し、挟まれたとみられる。
(ブログ者コメント)
「倒れて」とは報じられていないので、熱交換器を横に寝かせた状態で作業していたのかもしれない。
となると、熱交換器の内部で作業していたのなら、たとえ熱交換器が回転しても、地面との間には挟まれない筈。
作業が終わり、熱交換器から外に出て横を移動中に回転した、ということだろうか?
状況、原因ともに不詳だが、熱交換器の固定が不十分だったらしき教訓は、報道から読み取れる。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。