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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2017321040分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

321220分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

1日午前0時5分ごろ、鳥羽市の鎧崎灯台から東に約400mの海上で、大阪市の海運会社「Ⅾ運輸」が所有するケミカルタンカー「愛和丸」(全長61m、491トン)が座礁した。


タンカーは化学物質のカセイソーダ約1100トンを積み、山口県から名古屋市に向かう途中で、乗組員5人は救助されて無事だった。

 

タンカーは、応急修理のため、1日午後6時すぎからタグボートによって沖合に曳航されていたが、途中から浸水が進んで徐々に船体が傾き、午後10時前、鳥羽市の南東約9kmの沖で沈没した。

 

2日午前6時50分ごろ、周辺で長さ200m、最大幅50mの帯状の油が流出しているのを、上空のヘリコプターが確認した。

 

カセイソーダは毒性があり、海運会社によると、船内では水に溶かした状態で密閉されているという。

流れ出ると海水が白濁するが、周辺で濁りは確認されていないという。

 

海保では、天候状況を見て、愛和丸の撤去作業を始める。

 

出典

座礁タンカー 移動中に沈没

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20170302/4371541.html 

三重沖 タンカー沈没、油流出 乗組員5人は無事救助

http://mainichi.jp/articles/20170302/k00/00e/040/251000c 

 

 

321915分にNHK津からは、灯台の光とブイの光を見間違え陸に近づいたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

船を所有する会社や海保によると、当時、操船を担当していた2等航海士の男性(63)が「灯台の光を沖合いに浮いているブイの光と見間違えて、陸上に近づいてしまった」と話しているという。
海保は、さらに話を聞くなどして、詳しい原因を調べている。


また、陸上では劇物に指定されている化学物質のカセイソーダがおよそ1100トン積まれていて、船を所有する会社では、3日以降、水中カメラなどによる調査を行い、船体とともに撤去の方法を検討していくという。

出典

航海士「灯台とブイ見間違え」

http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3074372641.html?t=1488488740214 

 

 

361210分にNHK津からは、少量のカセイソーダが流出しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

37103分にNHK東海NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今月1日、三重県鳥羽市沖で座礁したあと沈没したタンカーから、積み荷の化学物質「カセイソーダ」が漏れていることが、船を所有する海運会社などの調査でわかった。
漏れた化学物質の量は少ないとみられるということで、会社が影響の有無について調査している。


海運会社によると、水中ロボットで調査したところ、船は水深50mほどの海底で横倒しになり、タンクの空気を抜くための甲板上にある穴付近が白く濁り、カセイソーダが漏れていることが分かったという。


カセイソーダはアルカリ性の物質だが、会社によると、周囲の水質は中性を示していて、漏れた量は少ないとみられるという。


会社では引き続き、周辺への影響がないか調査するとともに、船の撤去を検討するとしている。

 

出典

沈没タンカー 少量化学物質流出

http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3074475551.html?t=1488833919528 

沈没タンカーから化学物質漏出

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20170307/4477841.html 

 

 

37197分にNHK津からは、漏れたカセイソーダは海水と同化し無害化されるので周辺海域への影響なしという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

海運会社側は7日、「専門家による調査の結果、カセイソーダは海水と同化して無害化されるので、周辺海域への影響はない」とする見解を明らかにした。


会社側の説明によると、カセイソーダは海水中のマグネシウムイオンと反応して肥料などに使われる水酸化マグネシウムとなり、海水と同化するという。


これについて鳥羽海上保安部は、会社側の見解は妥当との見方を示すとともに、「引き続きタンカーの監視を継続する」としている。

 

出典

タンカー沈没「漏出影響なし」

http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3074511181.html?t=1488920331982 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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