2017年2月28日15時35分にTBS News iから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月28日10時23分に共同通信から、2月28日7時15分に読売新聞から、2月28日15時14分に朝日新聞から、3月1日4時5分に神奈川新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
マンションの建設現場で小型無人機・ドローンが墜落し、作業員が大けがをしていたことがわかった。
ドローンの墜落による人身事故の報告は、国内では初め。
国交省によると、今月18日、神奈川県藤沢市で、上空からマンション建設現場の撮影をしていたドローンが、高さ70mのところでクレーンに接触して墜落。下にいた30代の男性作業員の顔に衝突した。
ドローンは縦横各40cm、重さ1kgほど。
男性作業員はヘルメットを着用していたが、顔を数針縫う大けがをした。
ドローンは、飛行中に何らかの理由(電波障害?)で操縦不能となり、安全装置が働いて自動的に離陸地点に戻る機能で飛行しているときに、クレーンに接触したという。
操縦者は約50時間の経験があったという。
ドローンの飛行を規制する改正航空法が施行され、国がトラブルの連絡を求めるようになった2015年12月以降、およそ50件の墜落事故が報告されているが、人身事故は初めて。
改正航空法では、人工密集地などの飛行には国の許可を必要としており、今回の事故現場は飛行禁止区域だったが、建築関連業者が事前に飛行許可を得ていた。
国交省によると、航空法改正以降に受け付けた飛行許可申請は1万4476件(事前相談含む)で、このうち1万1974件(2月9日現在)が承認されたという。
同省は、「事故原因を分析し、再発防止に努めたい」とコメントした。
同県内では、法改正以前の14年11月に大磯町で、湘南国際マラソンの様子の撮影中に墜落し女性スタッフが顔にけがをするトラブルが起きている。
出典
『神奈川・藤沢のマンション建設現場でドローン墜落、初の人身事故』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2994278.html
『ドローン墜落で初のけが人 神奈川・藤沢の工事現場』
https://this.kiji.is/209118945227292679?c=39546741839462401
『ドローン墜落、作業員大けが…初の人身事故報告』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170227-OYT1T50136.html
『ドローン墜落、工事作業員けが 法改正後初の人身事故か』
http://www.asahi.com/articles/ASK2X45L6K2XUTIL01R.html
『ドローン墜落初の人身事故 藤沢の工事現場で』
http://www.kanaloco.jp/article/234543
(ブログ者コメント)
今回は許可を得た上でドローンを飛ばしていたが、許可を得ずドローンを飛ばして摘発された最近の状況が、この事例後に報道されている。
別途、紹介予定。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。