2017年2月27日10時24分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
青森県五所川原市下岩崎の津軽鉄道の踏切内で、昨年9月、普通列車と軽乗用車が衝突し、運転していた女性(当時70歳)が死亡した事故で、国の運輸安全委員会は調査報告書をまとめ、線路脇の雑木林などが列車を見にくくし、車の十分な左右の安全確認を妨げたことなどが事故につながった可能性があると指摘した。
報告書によると、踏切は遮断機がなく、農道にかかっていた。
線路は両側より高くなっており、周辺は雑木林や休耕田などがあった。
分析の結果、事故当時、運転士は踏切の手前約50mで軽乗用車が踏切に近づくのを確認したが、女性は雑木林や雑草などに視界を遮られ、目視で列車の接近を確認できなかった可能性があるとした。
車の窓を開けて周囲の音を聞くなどしていなかったと考えられるほか、雨や、踏切の直前で上りが急になっている地形も、注意力を低下させた可能性があるとした。
事故後、津軽鉄道は、見通しを良くするために、雑木林や雑草の伐採を定期的に実施するようにした。
一時停止を呼び掛ける看板の設置などで、再発を防ぐとしている。
出典
『雑木林で列車見えず、踏切で衝突事故…報告書』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170224-OYT1T50216.html
(ブログ者コメント)
ブログ者は、しばしば、千葉県中央部に位置する久留里まで銘水を汲みに行っている。
その途中、久留里に着く少し手前に、小湊鉄道と国道410号線とが鋭角に交差する踏切があるのだが、そこでは、運転席で身体を斜めにひねっても、たしか民家だったかが障害になって、線路の先を見通すことができない。
当該踏切は遮断機付き。
しかし、列車が来ていないことを確かめなければならない。
普通の踏切だと目で見て確認するのが一番だが、その踏切では不可。
よって、窓を開けて音を聞き、また対向車の動きを見たりして踏切を渡っているのだが、毎回、これでいいのだろうか?と感じながら通っている。
ただ、上記津軽鉄道ケースと異なり、民家?の撤去は難しいだろうし、ましてや線路あるいは国道410号線のルート変更など不可能だ。
致し方なし・・・といったところなのだろう。
今回の事例に接し、そんなことが頭をよぎった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。