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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20201231256分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

23日午前8時半ごろ、名古屋市営地下鉄桜通線の車道駅(同市東区)で列車のドアが閉まらなくなり、列車2本が運休するトラブルが起きた。

 

通勤ラッシュで混み合う地下鉄を止めたのは、1台のスマートフォンだった。

 

市交通局によると、車道駅で徳重発中村区役所行きの列車(5両)が停車中にドアが閉まらなくなった。

 

ドア付近にいた女性のスマホが戸袋に引き込まれたためで、運転士がドアを手動扱いにして取り出そうとしたものの、取り出せなかったという。

 

そのため列車は運転を取りやめ、乗客約700人には後続の列車を利用してもらったという。

このトラブルで後続列車などが最大約13分遅れた。

 

交通局は、「キーホルダーや小さな子どもの手が戸袋に引き込まれたケースはあるが、スマホは非常に珍しい。ドアの開閉時には十分に気をつけてほしい」と話す。

 

スマホが戸袋に引き込まれる事例は、昨年4月、大阪メトロ御堂筋線本町駅でも発生し、列車に遅延が生じた。

 

列車のドアや戸袋にはさまれて指を骨折するなどの事例もあり、東京消防庁の調べでは、2014年から18年までに400人が救急搬送されたという。

 

https://www.asahi.com/articles/ASN1R45KLN1ROIPE00L.html

 

 

 

※大阪市の事例は下記記事参照。

 

20194 9 14:03 Jタウンネット)

 

201948日、1台のスマートフォンが大阪の大動脈を麻痺させる珍事が発生した。

 

大阪メトロ御堂筋線で、8日夜に一時全線が運転を見合わせるトラブルがあったが、その原因となったのがスマホだったのだ。

 

いったい、現場では何が起きていたのか、詳細を大阪メトロに取材した。

 

【広報担当者「経験上初めてです」】

 

大阪メトロによると、トラブルが起きたのは御堂筋線本町駅で、発生時刻は81828分頃。

 

発端は、乗客のスマホが戸袋に引き込まれてしまったこと。

これを戸袋から取り出すことができず、やむなく本町駅でこの列車の運転を打ち切って車庫に回送。

この影響で、14分ほど全線で運転を見合わせる事態になった。

 

なお、肝心のスマホについては913時の取材時点でもなお、「取り出せていません」とのことである。

 

取材に応じてくれた担当者も、「お客様の手が引き込まれたりや、カバンが扉に引き込まれたということはありますが、スマホが引き込まれたというのは経験上初めてです。異動して8年になりますが」と、困惑と驚きを露わにしていた。

 

大阪の地下鉄ナンバーワンの輸送人員の御堂筋線、その帰宅ラッシュを1個のスマホが麻痺させた。 

 

・・・・・

 

御堂筋線を止めたスマホは、事故から丸1日近く経っても戸袋から取り出せていない。

注意すべきは「歩きスマホ」だけではないようだ。 

皆さんも電車に乗る時は、くれぐれもスマホの扱いに気を付けられたい。

 

https://j-town.net/tokyo/news/localnews/278231.html?p=all 

 

 

 

 

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20201251741分にYAHOOニュース(南日本放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

出水保健所の管内で、有毒種の魚・アオブダイを食べた80代の夫婦が食中毒になっています。

鹿児島県によりますと、食中毒になっているのは出水保健所管内に住む83歳の夫と80歳の妻の2人です。

 

2人は今月22日に知人が海で釣ったアオブダイを譲り受け、自宅であら炊きや刺身にして家族らと6人で食べました。

 

その2日後に、筋肉痛や呼吸困難などの症状が出て医療機関を受診したところ、アオブダイによる食中毒との診断を受けました。

 

2人は今も入院していますが、症状は快方に向かっているということです。

アオブダイは、パリトキシン様毒と呼ばれる毒素が体内に蓄積される場合があり、食べた人が食中毒で死亡した事例もあります。


アオブダイによる食中毒は、1998年以降、県内では3件目です。

県は、種類が分からない魚や見慣れない魚は食べず、体調が悪くなったらすぐに医療機関を受診するよう呼びかけています。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200125-00040203-mbcnewsv-l46

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ネットで関連情報を調べたところ、アオブダイによる食中毒はそこそこ起きている。

 

中には、真偽不明だが、毒があるのは内臓だけで肉は大丈夫、ただ内臓を傷つけた包丁で肉を切ると、毒は加熱処理しても分解しないので中毒する・・・という情報もあった。

 

 

 

 

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20201222235分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日午後610分ごろ、大阪市福島区鷺洲2で、JR東海道線大阪―塚本間の高架下を通過しようとした大型トラックが橋桁に接触した。

けが人はいない。

 

JR西日本によると、大阪―摩耶間で約1時間にわたり運転を見合わせた。

東海道線などで計61本が運休し、134本に遅れが生じた。

帰宅ラッシュの時間帯を直撃し、約119000人に影響した。

 

福島署によると、トラックに積んでいたコンテナ上部が当たった。

トラック運転手の男性は、「当たるかなと思って徐行して入ったが、当たってしまった」と話している。

通行人が110番した。

 

大阪駅では、遅延を知らせるアナウンスが繰り返し流れ、仕事や買い物帰りとみられる大勢の人が、振り替え輸送などを表示するモニターを不安そうに見つめた。

兵庫県宝塚市に帰宅するという女性会社員(28)は、「友人と食事する約束がキャンセルになった。乗れるまで気長に待ちます」と疲れた様子だった。

 

現場はJR福島駅から約400メートル北西。

 

(共同)

 

https://mainichi.jp/articles/20200122/k00/00m/040/335000c

 

 

12308分に産経新聞westからは、問題なく通れると思ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

福島署によると、橋桁には3・7メートルの高さ制限があり、トレーラーに積んでいたコンテナ上部が接触した。

 

運転手の男性は「問題なく通れると思った」と話しているという。

 

https://www.sankei.com/west/news/200123/wst2001230007-n1.html

 

 

 

 

キーワード;ヒューマンエラー、人的エラー

 

 

 

 

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20201221756分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警視庁本部で拳銃が暴発しました。

警視庁によりますと、要人警護などを担当する警備部警護課に所属の男性巡査部長(35)は22日午前10時すぎ、東京・千代田区にある警視庁本部庁舎の拳銃を保管する金庫室で、誤って銃弾1発を発射しました。

 

巡査部長は任務に就くために拳銃を腰のホルダーに入れようとしたところ、撃鉄が起きていることに気付き、戻そうとしましたが、慌てて引き金を引いてしまったということです。

けが人はいませんでした。

 

警視庁は、「拳銃の適正な取り扱いについて指導を徹底する」、「再発防止に努めたい」とコメントしています。

 

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000174347.html

 

 

1221954分にFNN PRIMEからは、自動式拳銃だったという下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

誤って自動式拳銃の引き金をひき、暴発させる事故があった。

 

https://www.fnn.jp/posts/00430811CX/202001221954_CX_CX 

 

 

1231438分に読売新聞からは、慌ててしまい手順を誤ったという下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

巡査部長は同日午前、業務のため金庫から拳銃を持ち出そうとした際、撃鉄の位置がおかしいことに気付いて元に戻そうとしたが、手順を誤り、引き金を引いた。

 

「慌ててしまった」と説明している。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200123-OYT1T50118/

 

 

 

 

キーワード;ヒューマンエラー、人的エラー

 

 

 

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2020114230分に日本経済新聞電子版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

神奈川県の行政情報が蓄積されたハードディスクドライブ(HDD)が外部に流出した。

廃棄したはずのHDDがネット上で売り出され、消したはずのデータが復元されてしまう。

情報流出といえばインターネットを介したサイバー攻撃に目が向かいがちだが、記録媒体の廃棄に伴うリスクが浮き彫りになった。

 

東京・秋葉原の電気街にあるパソコンショップをのぞくと、細かな傷がついた100ギガバイトの中古HDD1500円でワゴンに山積みになっていた。

 

購入した30代男性は、「動画やゲームのデータを保存する。中古でも十分使えるし、新品を買うより安上がり」と話していた。

 

2.5インチ、1TB 特価2900円」「500ギガバイト 1980円」――。

パソコン関連機器のインターネット通販サイトでは、「データ消去済み」という中古HDDが数多く出品されている。

価格はデータの容量やメーカーに応じて数百~数万円と幅広い。

 

「県の情報が含まれるHDDがネット上に出回っている」。

2019年夏、ネットオークションで中古HDDを購入した男性が内部にデータが残っているのに気づき、復元ソフトでファイルを読み取ると、神奈川県の行政情報が見つかった。

 

HDDの出どころは県からリース会社を通じて廃棄を委託された情報機器事業のB社(東京・中央)。

破壊処理前のHDDを社員だった男が持ち出し、ネットオークションで売却していた。

 

HDDは県の職員が「初期化」していたが、中には個人、法人名が記された納税情報や、職員の業務記録などのデータが残っていた。

 

HDDなど記録媒体の構造は、情報を保存する「データ領域」と、情報の内容を閲覧する「管理領域」に分かれる。

 

いわゆる初期化は、管理領域内の情報を見えなくするだけで、データ領域に残った元の情報を読み取れば復元できてしまう。

 

パソコンリサイクルのテスアムジャパン(相模原市)が2018年にネット通販で中古の記録媒体50個を無作為に購入して調査したところ、2個は全く消去処理がなされておらず、処理済みだった48個のうち13個でも消去データの復元に成功した。

中には企業の経理や社員の給与などの情報が入っていた。

 

専門家によると、全ての領域に意味のない情報を上書きするデータ消去用ソフトを使った場合でも、特殊な機器があれば大部分を復元できることがある。

 

完全に消去するには、ドリルで穴を開けるなどして物理的に破壊したり、強い磁気を当てる専用機器を使ったりする必要があるという。

 

近年は、画像を添付したメール約330万通を保存できる10テラバイトを超える大容量の機器が普及しており、万が一外部に流出した場合の被害も大きくなる恐れがある。

 

データ消去サービスを手掛ける磁気研究所(東京・千代田)の斎藤社長は、「英国では、銀行が廃棄したHDDから著名歌手の口座記録が漏洩した事件もあった。重要データがネット上で拡散すればサイバー攻撃以上の脅威となる」と話す。

 

神奈川県横須賀市は磁気でデータを消去する機器を15年に購入し、市役所内で使ったHDDは基本的に自前で処理してから廃棄している。

 

箱形の機器を操作すると内部に光が走り、ディスプレーに「Erasure Complete(消去完了)」と表示が出る。

取り出したHDDの見た目に変化はないが、「これでデータは完全に消去される。市民の様々な個人情報が含まれるため、慎重を期している」と同市の担当者は説明した。

 

神奈川県はB社に廃棄するHDDを渡す際、具体的な消去方法を指示せず、データ消去の「完了証明書」も受け取っていなかった。

黒岩祐治知事は「想定外だった。体制に甘さがあった」として謝罪した。

 

総務省は自治体向けのガイドラインで、秘密文書を保存したHDDは全ての情報を復元不能な状態にして廃棄するよう求めてきた。

 

同省は、神奈川県の問題発覚後、重要情報が大量に保存された記録媒体については、職員が立ち会ってデータ消去を確認をするよう、全国の自治体に通知した。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53489930Y9A211C1EA1000/ 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇知っている人にとっては当たり前の情報かもしれないが、初期化だけではダメという理由が分かりやすく説明されていたので紹介する。

 

〇神奈川県からのデータ流出事例は、本ブログにも掲載スミ。

 

 

 

 

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1月25日(土)ごろから、本ブログが閲覧不能になりました。

 

30日(木)にブログは閲覧可能になりましたが、それでも管理ページにはアクセスできず、このお知らせを含め、最新版のアップが遅れました。

 

ご迷惑をおかけしましたことをおわび申し上げます。

 

原因は、ブログサイト運営会社が提供している全サービスで、大規模なシステム障害が起きたためです。

 

都度都度のシステム復旧情報などは、該社公式ツイッターを参照ください。

 https://twitter.com/ninja_tools

 

[該社公式ツイッター (抜粋)]

126日(日)

仮想環境の基盤となるストレージに障害が発生しており、当該環境で稼働していたシステム全体に影響がでています。

ストレージの自動復旧プロセスが進行中ですが、完了に時間を要するため、平行して別環境へのシステム移動作業を行っています。

130日(木)

ブログ管理画面につきましては障害の影響が大きく、まだ時間がかかる見込みです。

 

※中に 「データは残っており・・・」というツイートもあり、それを裏読みすれば、かなり重篤な障害だったのかもわかりません。

 

ブログが更新できなくなるトラブルは、これまで年に5~6回程度発生していましたが、いずれも管理ページにブログ者がアクセスできなくなるだけで、ブログの閲覧はできていました。

またトラブルは、せいぜい2~3日で復旧していました。

 

それが今回は、23日(木)ごろ管理ページにアクセスできなくなり、再度アクセスできるようになったのは2月5日(水)ごろと、復旧まで約2週間もかかりました。

これはブログ開設以降10年で初めてのこと。

おそらくは、該社でも初めてだったのではないかと思います。

 

原因は専門的すぎてよくわかりませんが、今後、また同じようなトラブルが再発するかもしれず、その点、読者の皆様にはお含みおき願います。

 

 

(付記)

 

長期にわたり拙ブログが閲覧不能になったのは、今から10年前、ココログを利用していた時に事前通知なしで、いきなりブログを削除された・・・あれ以来のことです。

 

そのため忍者ブログに引っ越したのですが、今回のトラブルを機に考えれば、忍者ブログでもココログと同じ憂き目にあう可能性なきにしもあらずです。

 

仮にそうなった場合、あれが理由かも?と思いあたる点もありますので、その点を修正し、内容一新の上、「産業安全と事故防止について考える 2」といったタイトルにで別ブログを作成しようと思っています。

その点も併せてお含みおきください。

 

 

 

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(2020年2月5日 修正1)

 

※ブログサイト運営会社のシテム障害で本ブログが更新不能になっていた期間に入手した情報を2/3~3/3として追記するなど、記事を全面修正した。

 

 

2020120236分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

漏水していた水道管の修繕工事に伴い、市全体の5分の1を対象とする大規模断水を予定していた和歌山市が20日、断水しなくても修繕が可能なことが判明したとして、急遽断水を中止した。

 

なぜこんな騒ぎが発生したのか。

 

背景にあるのは、水道管の老朽化と、それに対応しきれない自治体の厳しい財政状況。

同様の課題は全国各地で抱えている。

 

「市民に多大な迷惑をかけ、申し訳ありませんでした」。

20日午前、市役所で会見した尾花正啓市長は深々と頭を下げた。

 

市によると、8日にJR和歌山駅東側の国道24号の交差点地下にある水道管で漏水が判明。

 

昭和37年に埋設された大量の水を供給する基幹水道管(直径約80センチ)からの漏水が想定され、断水せずに修繕すれば1カ月以上かかる可能性もあるとして、市は16日、市全体の5分の1にあたる約3万5千世帯(約8万人)を対象に、19日午後10時から22日午後10時にかけ断水すると発表した。

 

実施わずか3日前の発表を受け、市民らは飲料水を買い求めスーパーなどに殺到。

飲食店や宿泊施設も相次ぎ休業を決めるなど、混乱が広がった。

 

ただ、具体的な漏水場所は工事当日まで不明のまま。

「掘り起こしてみないと分からない」(担当者)状態で、現場の掘削を始めたところ、基幹水道管ではなく、枝分かれした細い管(直径約15センチ)での漏水が判明した。

 

市は断水せずに細い管の修繕を進め、翌20日未明に完了した。

 

市によると、市内の水道管の総延長は約1500キロで、大半が昭和30~40年代に施工を終えている。

 

一方、水道管の法定耐用年数は約40年。

これを超えた水道管は、全体の約17%にあたる約250キロに及んでいるという。

 

ただ、市では水道管に水を供給する浄水・配水施設も老朽化しており、予算などの制約上、施設建て替え事業を優先。

 

今年度から当面4カ年の計画で、年約10億円の事業費で水道管の更新を始めたばかりだった。

 

混乱を受け、市民からは批判の声が上がった。

 

「告知が遅すぎて、高齢者に十分な準備ができないことは明白」と憤ったのは、断水が予定された連合自治会長の男性(86)。

 

小学4年と3歳の子供がいる主婦(40)も、「古い水道管が危ないことは昔から分かっていたはずだ。計画的に更新しなかったのは市の怠慢」と話した。

 

市によると、断水の苦情や問い合わせなどの件数は、19日現在で約2100件。

市は今後、断水する場合の広報のあり方などを検証するとしている。

 

 

【「どこでも起きうる問題」 耐用年数超え水道管は全国で15%超】

 

水道管の老朽化が引き起こす問題は、和歌山市のみならず、各地で浮上している。

 

全国で法定耐用年数の40年を超えた水道管は15%以上を占めており、専門家は「どこでも起きうる問題だ」と警鐘を鳴らしている。

 

厚生労働省によると、全国に張り巡らされた水道管約71万キロの多くは、昭和50年前後の高度経済成長期までに敷設。

当時から更新されていないものも多く、平成29年度時点で16・3%が法定耐用年数を超えている。

 

一方で、老朽化した水道管の事故は近年相次いでいる。

 

水道に詳しいジャーナリストの橋本淳司さんは、水道管が更新されない背景に、自治体の厳しい財政状況があると分析。

人口減少で税収が減る上、一人一人の節水に対する意識の高まりから、料金収入も減少傾向にあるという。

 

橋本さんは、「耐用年数を超えた水道管全てを、ただちに更新することは難しい。人口減少社会をふまえ、需要の多い水道管を選別した更新計画が必要だ」と指摘する。

 

和歌山市では、断水を告知した当初、住民から「断水をやめてほしい」という声が上がる一方、「水道管の老朽化の対策が必要ではないか」と工事を望む意見も出ていた。

 

橋本さんは、「それぞれの自治体ごとに水道管に関する情報を開示し、住民らの合意形成を図っていく必要もある」と話している。

 

https://www.sankei.com/west/news/200120/wst2001200026-n1.html

 

 

120218分に産経新聞westからは、断水予告により飲食店や宿泊施設が計画休業を余儀なくされたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

和歌山市が実施3日前の16日に突然大規模断水を発表し、19日午後10時の開始予定時刻を過ぎても開始せず、最後には取りやめたことで、飲食店・スーパーや宿泊施設などは対応に追われ、市民も振り回された。

 

【飲食店・スーパー】

 

突然の断水発表で、休業を余儀なくされた飲食店が相次いだ。

 

断水中の臨時休業を決めていた「炭火焼 カルビ一丁」(友田町)では、断水取りやめが決定した20日、一度は営業再開も考えたが、「水道から濁り水が出る可能性がある」とする情報もあり、結局休業を余儀なくされた。

 

阪本店長は、「もっと早く断水予定を発表してくれれば、予約も断らずに済んだのに」と困惑ぎみに話した。

 

スーパー「オークワ」では20日、断水地域周辺の店舗で大量の水を使う鮮魚の調理や総菜の販売を見送った。

 

21日以降は、水質の安全を確認次第、順次再開するという。

 

【宿泊施設】

 

宿泊施設も翻弄された。

 

当初断水の予定区域だった温泉旅館「花山温泉」(鳴神)では、期間中の予約客48組を全部断り、4日間の休業を決めていた。

 

20日、断水が取りやめとなったが、すでに休業を見越して温泉設備の修繕工事を始めていたため、営業を断念。

 

再開は最速でも22日になるといい、損失額は500万円以上と見込む。

 

・・・・・

 

【応急給水所】

 

市は、断水地域周辺の小中学校など30カ所で応急給水を実施した。

 

市立大新小(新大工町)では午前、予定通り校庭内の受水槽から給水を開始。

 

市民の殺到や混雑緩和のため会場にはコーン標識も設置したが、断水取りやめが決定したこともあり、市民の姿はまばらだった。

 

・・・・・

 

https://www.sankei.com/west/news/200120/wst2001200023-n1.htmlhttps://www.sankei.com/west/news/200120/wst2001200023-n1.html

 

 

120126分に産経新聞westからは、井出商店も休業を余儀なくされたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

和歌山市が、19日夜から3日間予定していた大規模断水が取りやめられたことを受けて、市民らからは20日、安堵(あんど)の声があがった。

 

断水中は臨時休業するとしていた和歌山ラーメンの老舗「井出商店」は、断水の取りやめ決定後、スープの仕込みをしておらず、スタッフも休みにしたとして、営業再開を21日とした。

 

20日朝から1人で仕込みをしていた店主の井出紀生さん(76)は、「営業できるのはありがたいが、(断水騒動で)バタバタして大変だった。早くおいしいラーメンを提供できるよう準備したい」と話した。

 

https://www.sankei.com/west/news/200120/wst2001200011-n1.html

 

 

 

(2/3へ続く)

 

 

 

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(1/3から続く)

 

1232140分に和歌山放送からは、通過する車の振動で細い水道管が沈下し別の水道管に接触したことで管が腐食していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

予告した断水を急遽、取りやめたことで、市民生活が一部混乱した和歌山市の水道管工事で、市企業局はきょう(1/23)、異なる材質の水道管同士が長期間にわたって接触し腐食したことが水漏れにつながったと明らかにしました。

 

企業局によりますと、和歌山市の国道24号・花山交差点の地下で、加納浄水場と秋葉山配水池をつなぐ直径1・5メートルの送水管が、直径80センチの配水管から伸びた直径15センチの細い給水管の下を通り、交差していたとみられています。

 

水道管が交差する場合、通常、30センチ以上の間隔を空けて埋設しますが、今回の場合、花山交差点の交通量の増加で車の振動が大きくなり、細い給水管が沈下した可能性があるということです。

 

企業局は、「2つの水道管が接触し腐食したことで、直径1・5メートルの送水管が先に破損し、その後、送水管から漏れた水の圧力により、細い給水管も破損し、漏水していた可能性が高い」としています。

 

https://wbs.co.jp/news/2020/01/23/142833.html 

 

 

1232157分に産経新聞westからも同趣旨の記事、ならびに水道料を一部減免するなど下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

和歌山市の水道管漏水問題で、国道24号の花山交差点(鳴神)付近に埋設された2本の水道管の接触が漏水の原因となった可能性が高いことが23日、市の調査で分かった。

 

花山交差点は交通量が多く、交差する2本のうち細い水道管が道路の振動で移動し、太い水道管に接触したとみられる。

 

漏水は今月8日に判明。

 

市は当初、19日夜~22日夜の3日間、市全体の5分の1にあたる約3万5千世帯(約8万人)を対象にした大規模断水を計画し、修繕工事に着手した。

 

しかし、漏水していたのは当初予想した基幹水道管(直径約80センチ)ではなく、この水道管から枝分かれした細い水道管(約15センチ)の漏水と判明した。

 

さらに、細い水道管に交差している、地元の浄水場と配水池をつなぐ別の水道管(約150センチ)からも漏水が見つかり、いずれも修繕を終えた。

 

その後も市が原因調査を進めていた。

 

市によると、本来は30センチほど離れていた細い鋳(ちゅう)鉄製の水道管が、交差する鋼鉄製の太い水道管と接触。

 

先に太い水道管に直径7、8センチの穴が開いて漏水し、その水圧などで細い水道管も破損し、漏水したとみられる。

 

現場の花山交差点は阪和自動車道和歌山インターチェンジ(IC)に近く、日常的に交通量が多い。

 

市は、長年の交通の振動で細い水道管が地中で移動し、太い水道管に接触。

異種金属の接触腐敗による漏水の可能性が高いと、ほぼ結論づけた。

 

市は今後、同じように交差している別の場所の水道管も調査していく方針。

 

 

和歌山市の大規模断水騒動で、尾花正啓市長は23日の定例会見で、断水に備えて水道水をためたり、濁り水発生で余分な水を流したりした市民に対し、水道料金を一部減免する方針を明らかにした。

当初断水を計画した約3万5千世帯が対象となる予定。

 

一部減免する理由について、尾花市長は「本来使用すべき水道水ではなく、給水用に風呂の浴槽に水をためたり、濁り水の発生で解消のために水を使ったケースもある」と述べた。

 

一方、断水騒動で飲食店の休業や宿泊施設のキャンセルが相次ぎ、市に損失補償を求める問い合わせが寄せられていることについては、市として過失はないとの見解で、補償には応じない考えを示した。

 

https://www.sankei.com/west/news/200123/wst2001230046-n1.html

 

 

以下は、120110分に放映されたTBS NEWSの3コマ。

確かに交通量が多そうな道路だ。

 



 

 

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3883643.html 

 

 

221720分に産経新聞westからは、断水せず工事する方法を模索していて発表が遅れた、国道下の水道管ゆえ立場が違う市と国で意見が対立していたが国に早期工事で押し切られたなど、下記趣旨の検証記事が上巻としてネット配信されていた。

 

和歌山市鳴神の国道24号花山交差点近くにある花山配水池。

1月8日早朝に突然、水圧の異変が見つかった。

 

市職員が漏水の可能性を疑い、車で周辺を調査。

午後2時ごろ、交差点地下に埋設された水道管からの漏水と確認した。

 

交差点は阪和自動車道和歌山インターチェンジ(IC)に近い交通の要衝。

 

市は、その日のうちに国道24号を管理する国土交通省和歌山河川国道事務所に状況を報告し、対応の協議が両者間で本格化した。

 

市は、花山配水池から直接、水が供給される基幹水道管の漏水の可能性を指摘。

 

断水せず漏水場所を挟んで両側に新たなパイプを設ける「不断水工法」と、数日断水した上で漏水場所に鉄板を巻きつける工法の2通りを提示した。

 

漏水現場はJR和歌山駅の東側にあり、市役所や県庁などがある市中心部の西側とは反対側だが、市中心部につながる基幹水道管だった。

 

仮に断水すれば、影響は市全体の5分の1にあたる約3万5千世帯(約8万人)に及ぶ。

そのため市は、当初から断水を避けられる不断水工法を国に強く勧めた。

 

×   ×

 

しかし、市の思惑通りには進まなかった。

 

不断水工法に必要な器具について、市が日本水道協会や国内メーカー2社に問い合わせたところ、予備がないことが判明。

受注生産のため、完成までに約1カ月かかることも分かった。

 

さらに国交省側も不断水工法に難色を示した。

理由は、水道管の一刻も早い修繕の必要性だった。

 

漏水現場の交差点の交通量は1日約4万台と多く、不断水工法にすれば漏水が続き、地中の空洞化が起こることも懸念された。

 

国交省の幹部は、「市内でもとりわけ交通量の多いエリア。漏水発覚後は、いつ大陥没が起きるか分からない状況だった」と振り返り、「道路を管理する側としては、(不断水工法で)1カ月も放置できなかった」と証言する。

 

不断水工法を主張し続けた市も、「大陥没で車が落ちて人が亡くなる事態になれば、誰の責任というレベルの話ではなくなる」などとする国交省側の反論に押し返された。

 

市幹部は語る。

「最終的に断水を決断したのは発表前日の(1月)15日だった」

 

×   ×

 

市が、3日間に及ぶ異例の大規模断水を発表したのは、実施3日前の1月16日夕だった。

 

発表されると、市民は飲料水などを買い求めてスーパーなどに殺到。

飲食店や宿泊施設が相次いで臨時休業を決めるなど、市民生活に大混乱を巻き起こした。

 

それも承知の上で踏み切った大規模断水について、市幹部は「国道の地中に市の水道管があるというのは、国道の下の土地を市が国から借りているということ。市だけの判断で工事は実施できず、それが水道行政の難しいところ…」と唇をかむ。

 

水道行政に詳しいある市議も、「最後は市が国に押し切られたということでしょう。漏水場所が市道の下だったら、市は事前調査に時間をかけて、間違いなく不断水工法で修繕していた」と同情する。

 

断水を開始する予定だった1月19日夜。

現場には、じっと険しい表情で立ち尽くし、作業を見守る尾花正啓市長の姿があった。

 

過去には県の道路局長を務めたこともある「土木の専門家」(仁坂吉伸知事)。

最終的に断水を伴う工法を選択せざるを得なかったことに、思うところが多々あったのだろうか-。

 

現場を掘削した結果、漏水は基幹水道管ではなく、枝分かれした細い管と判明。

断水しないまま修繕し、同20日未明に作業は無事完了した。

 

大規模断水を回避した同日午前。

すでに市には、断水についての問い合わせや苦情が殺到していた。

 

市対策本部で会見した尾花市長は、「住民に大混乱を与え、周辺で経済活動をされている方にも大きな影響を与え、申し訳ない」と深々と頭を下げ、謝罪した。

 

一方で、無念の心情を吐露するかのように、こんな言葉も口にした。

「国交省とも協議を進め、断水計画の対応をせざるを得なかった。苦渋の決断だった…」

 

 

市民生活を大混乱に陥れた和歌山市の断水計画。

突然の発表や市民の飲料水確保騒動、最終的な断水取りやめ…と対応に追われた舞台裏を検証する。

 

https://www.sankei.com/west/news/200202/wst2002020012-n1.html

 

 

(3/3へ続く)

 

 

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(2/3から続く)

 

221859分に産経新聞westからは、市が出した断水予告ハガキは集合住宅などに住む住民には届かなかった、修繕を担当する市の企業局が広報や苦情受付まで対応したなど、下記趣旨の検証記事(下巻)がネット配信されていた。

 

「こんな寒い時期になんで」、「断水になったら入れ歯も洗われへん」…

和歌山市が当初予定していた断水開始前日の1月18日。

断水予定地域に含まれる新南地区では、市職員らが独居高齢者宅を訪れて計画を説明すると、行く先々で批判を浴びた。

市職員らは何度も頭を下げ、高齢者が給水袋に水を入れる手伝いにもあたった。

 

市が国道24号花山交差点(鳴神)で漏水した水道管修繕に伴う断水計画を発表したのは、実施3日前の1月16日夕。

突然の発表で広報も満足に行き届かず、市民は不満を募らせた。

 

南海和歌山市駅近くに住む大阪府出身の大学1年の男子学生(19)は、断水計画を当初、インターネットのニュースで知った。

「市のホームページで確認すると(断水予定地域が)自治会単位の地区名で記載されていた。詳しい住所表記がなく、(地域に含まれるか)ちんぷんかんぷんだった」と振り返る。

 

市が当初、事前に個別に知らせるとしていた断水告知のはがきも、集合住宅の住民など、一部には届かなかった。

 

市の担当者は、「水道契約者のみにはがきを送り、管理会社や家主には告知したが、各戸への周知を依頼しなかったケースもあった」と釈明した。

 

×   ×

 

断水をめぐる市の方針も当初から二転三転し、混乱に拍車をかけた。

 

市が最初に断水を発表した1月16日夕の会見では、水道を担当する企業局が最長3日間の断水を実施すると発表した。

 

ところが、翌17日の市の対策会議では一転、漏水場所が基幹水道管ではなく、枝分かれした細い水道管と判明した場合は、断水をしない可能性もあると報告。

 

さらに19日朝の市の対策会議では、漏水現場を掘削すれば水が噴き上がる心配があり、現場周辺に空洞も確認されたとして、断水は必ず実施すると説明を変えた。

 

しかし断水開始予定直前の同日夕、道路の一部舗装をはがして周辺の地中を調べたところ、想定より漏水量が少なかったため、午後10時から予定していた断水はいったん見送りに。


それを市が「断水をせず漏水箇所の特定を急いでいます」とホームページで伝えたのは約2時間後だった。

 

断水しないまま修繕を進め、翌20日未明に作業が終了。

断水は結局実施されなかった。

 

その事実を夜が明けてから知った市民も多く、「断水回避に気づかなかった」と不満が漏れた。

市への問い合わせや苦情は、最初に断水を発表した同16日から20日夜までの間に、計約3千件に達した。

 

×   ×

 

市には、市民への広報部署として政策調整部があるが、今回の断水騒動では、修繕を担当する企業局が広報のほか、市民の苦情対応にまで追われた。

 

「漏水の原因など詳細な説明を市民に求められた場合、返答できないという不安が他部署にもあり、電話対応も含め、すべて企業局に丸投げした形になった」と市幹部は悔やむ。

 

市内部では1月15日に断水を決断したとされるが、実際に公表したのは翌16日夕だった。

 

漏水現場の国道24号を管理する国土交通省と最終調整を続け、断水予定地域の自治会関係者らへの事前説明に追われたことなどが影響したとみられる。

 

結果的に広報が後手に回った形となり、市幹部も「緊急時は各部署の役割分担を明確化しなければならなかった…」と反省する。

 

尾花正啓市長は1月21日の会見で、「漏水の報告を受けた早い段階で、場合によっては断水の可能性があることも正確に広報すべきだった。最悪の事態に備えるという断水予告は正しかったが、広報が遅れたことは大きな責任」と認め、自身の減給処分にも言及した。

 

ただ、今回の騒動は和歌山市だけの問題ではない。

 

高度経済成長期に急速に普及し、一斉に老朽化が進む水道管は全国共通の課題でもある。

断水を伴う修繕工事も今後、避けては通れない。

 

水道行政に詳しい近畿大学理工学部の嶋津治希(はるき)教授(社会環境工学)は、「基幹水道管の漏水は道路陥没の大災害を招く恐れもあり、大規模断水を伴う短期間の工事計画は納得できる。水道管の老朽化などで、今回のようなケースは全国の各自治体でも起こり得る」と指摘する。

 

ただ、大規模断水が市民生活を混乱させないためには、自治体の迅速な広報や丁寧な対応が重要とし、こう助言する。

 

「大規模断水など市民生活に直結する案件は、発表後の風評被害を恐れず、まずは正確な情報を早急に発表し、その後も更新して伝えればいい。それが自治体広報の役割で、市民にとっては心の準備期間になる」

 

https://www.sankei.com/west/news/200202/wst2002020015-n1.html 

 

 

 

 

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20201201831分にNHK佐賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

発達した雨雲が線状に連なって局地的な大雨をもたらす線状降水帯の発生を予測する実証実験が、ことし夏から九州で始まることになりました。
早期に避難や被害の軽減につながるか、注目されます。

線状降水帯は、水蒸気を含んだ空気が海から流れ込み、急速に発達した積乱雲が連なることで発生します。

3年前の九州北部豪雨や去年8月の佐賀県の豪雨で大きな被害をもたらしましたが、現在の技術では、いつ・どこで発生するのか、正確な予測は難しいとされています。

この線状降水帯について、茨城県つくば市の防災科学技術研究所や福岡大学などの研究チームは、大気中の水蒸気の量を計測して発生を予測する実証実験を、ことし夏から九州で始めることになりました。

実験には、高出力のレーザー光を空に照射し反射してきた光から水蒸気の量を観測する福岡大学が開発した特殊な機器を使って、線状降水帯が発生する可能性が高い地域を予測します。

発生の2時間前に1キロメートル四方で予測して関係する自治体に情報を配信する計画で、東シナ海から水蒸気が流れ込みやすい長崎県と鹿児島県に機器を設置する予定です。

実験には、北九州市や熊本市などの人口が多い都市部のほか、九州北部豪雨で被害を受けた福岡県朝倉市など九州の9つの自治体が協力し、避難を呼びかる時に情報をどう生かすかなどを検討するということです。

防災科学技術研究所の清水慎吾研究統括は、「高精度の予測技術を開発して情報を提供していくことで、早期の避難活動を促し、被害の軽減につなげたい」と話していました。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20200120/5080004851.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、映像の3コマ。

 





 

 

 

 

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202012070分に琉球新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

建設業の光建設(糸満市、徳元猛社長)、沖創工(那覇市、伊佐一社長)、アルコ(三重県、中山和己社長)が2014年から開発に取り組んできた、電気や水道がない場所でも使える移動可能な水洗トイレ「ミニソフィ」が完成した。

 

微生物が含まれた浄化槽で汚水を浄化し、200リットルの水タンクの水を循環させて使う。

 

インフラが整っていない離島や観光地での活用や災害時の避難所への設置などを見込む。

3月末まで糸満市西崎運動公園の駐車場に展示している。

光建設がトイレ全体の設計を担い、通常の水洗トイレと使い心地が変わらず、快適に使うことができる。

電気は太陽光で発電する。

アルコが浄化槽、沖創工が電気関係の開発を担当した。

 

トイレの大きさや形などは要望に合わせてつくることができる。

定価1300万円を予定し、行政や自治体などへの販売を想定している。

光建設の徳元社長は、「場所がなくトイレの設置を断念している所でも使うことができる」と話した。

 

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1059720.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

同じようなトイレの情報は昨年4月にも本ブログで紹介スミ。

 

2019410日報道 東日本大震災時に支援に当たった熊本赤十字病院と九州電力が、電気も汲み取りも不要な移動式トイレを共同開発、試作品を豪雨被災地に提供したところ好評だった

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9546/

 

 

 

 

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20201201747分にNHK香川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

20日午前10時前、坂出市府中町の畑で「夫がゴミを燃やしていたところ背中に何かが刺さって倒れた」と消防に通報がありました。

倒れていたのは、この畑を所有する荒井さん(71)で、消防によって市内の病院に運ばれましたが、まもなく死亡が確認されました。

警察によりますと、荒井さんは当時、コンクリートブロックと鉄パイプなどでつくった縦横およそ1メートルの焼却炉でゴミを焼いていたということで、荒井さんが倒れる直前に近くで作業をしていた妻が2度、爆発音がするのを聞いていたということです。

荒井さんの体には焼却炉の一部に使われていた鉄パイプが当たったような傷があるということで、警察は荒井さんがゴミを燃やしている間に何かが爆発し、飛び散った焼却炉の一部が荒井さんに当たったとみて詳しい状況を調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20200120/8030005651.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、映像の3コマ。

 

 



 

 

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2020121725分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

兵庫県明石市内の山陽電鉄で20日朝、警報音が鳴らず、遮断棒も下りていない5カ所の踏切を電車が通過するトラブルがあった。

 

駅の設備工事のために止めていた警報装置を、工事担当の社員が作動させ忘れたのが原因という。

同社は「初歩的なミス」と謝罪。

再発防止に努めるとしている。

 

山陽電鉄によると同日午前517分ごろ、東二見駅―山陽魚住駅間の約17キロに設置された踏切が閉まらない状態のまま、東二見駅発の回送電車(3両編成)が通過。

 

その直後に後続の普通電車の運転士が異状に気づき、最初の踏切の手前で止まって運転指令に連絡した。

25分に警報装置を作動させた。

 

いずれの電車にも乗客はおらず、けが人はいなかった。

上下線の特急と普通電車計23本が運行を取りやめ、約5千人に影響が出た。

 

同社によると19日深夜の終電後、東二見駅で6人の社員が設備工事を開始。

両駅間にある踏切8カ所の警報装置を止めたという。

 

20日の始発までに終わるはずの工事が遅れ、社員がうち5カ所の警報装置を元に戻すことを忘れたという。

 

本来の作業手順では、少なくとも2人の社員で警報装置を元に戻した後、踏切が正常に作動するか確認して工事を終了する。

担当社員の一人は「焦っていた」と話しているという。

 

両駅間の踏切周辺には住宅街が広がり、小学校や国立明石高専などもある。

国道2号や同250号につながる踏切も含まれていた。

 

同社経営統括本部の担当者は取材に、「踏切を横切る人や車がなかったのは偶然で、危険な状態だった」とした上で、作業手順の順守と確認の徹底を図るとともに、警報装置が作動していないことを作業員が発見しやすくするハード対策も検討していくとした。

 

https://digital.asahi.com/articles/ASN1P2D0BN1NPTIL020.html?pn=6

 

 

120206分に神戸新聞からは、信号制御ケーブルの更新工事だったなど、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

山陽電鉄によると、20日未明の終電後、東二見駅構内で、信号などを制御するケーブルの更新工事を実施。

連動する踏切で人や車の通行を妨げないよう、遮断機の下降や警報機を止める処置をした。

 

工事が遅れたことに係員が焦り、処置の解除を忘れたまま、始発電車が出てしまったという。

 

この始発電車は、工事の遅れにより、定刻より約15分遅れて出発。

運転士は遮断機が下りていないことに気付かずに走行していた。

 

後続電車の運転士が気付いて運転指令に連絡し、同5時25分に係員が処置を解除した。

 

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202001/0013049753.shtml

 

 

 

 

キーワード;ヒューマンエラー、人的エラー

 

 

 

 

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2020118日付で毎日新聞東京版夕刊から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

 

工事現場で電気を使って溶接作業をしている時に想定外の場所から出火する火災への関心が、建設関係者の間で高まっている。

 

予期しない経路に流れる「迷走電流」による過熱のためだが、検証が難しく、出火原因と特定されることはまれだ。

 

専門家は「火災に発展する危険性が十分に知られていない」と警鐘を鳴らしている。

 

迷走電流は、溶接作業中に発生する電流を安全に流す回路を確保しなかった場合に、想定しない経路を進んでしまうことを指す。

近くに可燃物があると引火する恐れがある。

 

専門家には知られている現象だが、警視庁捜査1課が2019年11月、3人が死亡した火災を巡って、溶接作業をしていた60代の男性作業員を業務上過失致死容疑などで書類送検したことで、改めて危険性がクローズアップされた。

 

この火災が起きたのは同年2月12日の昼過ぎ。

東京都大田区のマルハニチロ子会社の5階建て物流倉庫の5階部分約660平方メートルが焼け、同じフロアで荷さばきや工事をしていた40~50代の男性3人が死亡した。

 

屋上では、冷却装置を更新するための溶接作業が行われていた。

直後は出火した経緯がはっきりしなかったが、捜査1課は溶接作業との関連に注目した。

 

作業員が行っていたのは「TIG(ティグ)溶接」と呼ばれる方法。

金属棒に電流を流し、不活性ガスを吹き付けながら高熱で材料同士を溶かしてつなげる。

 

本来は、アースや「渡り」と呼ばれる別の金属棒を使って電流を通す回路を設けておく必要があった。

 

【回路確保せず発生】

 

しかし、作業員は任意の事情聴取に対して、「金属棒(約50センチ)を設置し忘れた可能性がある」と説明した。

 

捜査1課が再現実験を重ねたところ、金属棒がなかった場合には適切な電気回路が確保されず、電流が予期しない経路に流れることが判明。

 

このことが原因で、溶接場所から約20メートル離れた5階東側にある壁面のウレタンから出火したと判断した。

 

迷走電流を巡って業務上過失致死容疑で立件されるのは、全国で初めてだという。

 

迷走電流による火災は、これまでにも起きている。

 

14年12月には、川崎市の事業所の建築現場で、溶接機から3・5メートル離れたビニール製のチューブが焼けた。

けが人はなかった。

 

川崎市消防局の再現実験では、アースが適切に設置されていないと迷走電流によってチューブが過熱し、約80秒後に火災が発生し、温度は最大で495度に達した。

 

労働安全衛生法は、このような溶接を行う作業者に特別な教育の受講を義務づけ、一定の技能水準を求める。

 

しかし、中央労働災害防止協会(東京都港区)の加藤雅章・安全管理士によると、場所を移動しながらの作業が必要など、悪条件が重なる工事現場では、アースの取り付けが難しい場合もあるという。

 

加藤さんは、「電気を使う作業では、迷走電流が起きる危険性を考えておく必要がある。火災の一歩手前でおさまっているケースもあるのではないか」と、作業手順を確認する重要性を指摘している。

 

https://mainichi.jp/articles/20200118/dde/041/040/026000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

マルハニチロ子会社倉庫の事例については、本ブログでも紹介スミ。

 

2019212日 東京都大田区の倉庫屋上で配管のTIG溶接中、ワタリを置き忘れたため迷走電流で5階の壁の断熱材から出火、初期消火に向かった人など3人が死亡 』

(第1報)

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9363/

(第2報)

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/10232/

 

一方、2014年の事例はネット検索しても見つからなかった。

 

 

 

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20201181338分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年9月の台風15号では、千葉県君津市で高さ50メートルの送電用の鉄塔2基が倒壊し、大規模な停電の要因となりました。


専門家によるこれまでの検証では、鉄塔が海岸から近く急な斜面の山に建てられ、いくつかの条件が重なって風が増幅されたことが倒れた原因だとされています。


このため、ほかの地域でも、条件によっては鉄塔が倒れる懸念があるとして、経済産業省は全国の電力会社にすべての鉄塔を点検するよう指示する方針を固めました。


鉄塔は全国で24万基に上りますが、立地の状況や保守についての記録を点検するなどしたうえで、必要があれば鉄塔の補強計画を作り、ことし3月ごろまでに報告を求めることにしています。


このほか送電用の鉄塔をめぐっては、経済産業省が全国一律となっている強度の基準を地域の実態に応じて改める方針で、台風の接近が多い九州や四国、それに千葉県などでは基準が引き上げられる見込みです。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20200118/1080009602.html

 

 

 

 

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2020118948分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

兵庫県薬剤師会はこのほど、災害時に避難所で取り組む環境衛生対策をまとめた薬剤師向けマニュアルを作成した。

 

25年前の阪神・淡路大震災では本拠地が被災し、以降、全国で起きた災害の支援も続ける同会。

 

マニュアルは熊本地震などの被災地支援で得た経験を基にまとめており、避難所となる学校などに普段から配置されている「学校薬剤師」が、避難所で効率的に動くために活用していく。

 

マニュアルはA4判35ページ。

感染症予防や発生した場合の対応例に加え、

▽避難所で発生するダニなどの害虫対策

▽トイレの確保や衛生管理のチェックリスト

▽水害時の消毒方法の手引き

▽消毒液の作り方

などが掲載されている。

 

同会によると、こうしたマニュアルの策定は近畿で初といい、冊子は学校薬剤師に加え、教育委員会にも配布した。

 

作成のきっかけは、2016年に起きた熊本地震。

 

兵庫県医師会が派遣した災害医療チーム「JMAT兵庫」の一員として、熊本県益城町(ましきまち)に行った兵庫県薬剤師会災害公衆衛生部の田中千尋部長(44)は、「避難生活が長期化するほど、避難所の衛生環境は悪化していった」と振り返る。

 

仮設トイレは水の勢いが弱く、詰まりがち。

ごみも収集できないため、どこかに集めておかなければならない。

 

避難所では多くの人が過ごしており、衛生環境の悪化や感染症の流行を防ぐためには、空調や室温の管理など、避難所内の環境を保つことも重要となる。

 

しかし熊本の各避難所では、判断や問題対応の基準がバラバラだった。

 

田中部長から現地の様子を聞いた同会学校薬剤師部の福田忠浩部長(61)は、学校薬剤師がまとめ役を担うべきだと感じたという。

 

避難所となる学校には普段から学校薬剤師が置かれ、さまざまな検査を実施している。

 

福田部長は、「避難所の環境衛生を守ることは、薬剤師の役割。そのためにもマニュアルが必要だった」と話す。

 

実際に災害支援に赴いた田中部長らの意見を参考に、18年からマニュアル作りを進めてきた。

 

阪神・淡路では、県薬剤師会館(神戸市中央区)なども被災。

当時は個々の薬剤師が支援活動に取り組んだが、組織で動く必要性が浮き彫りになっていた。

 

マニュアルの完成を受け、同会では災害時の対応を学んでもらうため、冊子を使った研修を実施。

今後も、年数回のペースで研修を開く予定という。

 

福田部長は、「学校と各市町の薬剤師会が連携して災害に備え、いざというときにはマニュアルを活用していきたい」と力を込める。

 

 

【学校薬剤師】

 

学校保健安全法によって、大学を除くすべての学校に配置するよう義務付けられている。

 

薬品類の使用や保管の管理をするだけでなく、換気や保温、採光、騒音、飲料水やプールの水質、給食の細菌など、子どもたちが過ごす校内のさまざまな検査を担う。

 

ほかにも、健康相談や保健指導、薬物乱用防止教育にも携わる。

 

https://www.kobe-np.co.jp/news/iryou/202001/0013043563.shtml

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

当該マニュアルがネットに掲載されていないか調べてみたが、見つからなかった。

 

その代わり、以下のマニュアルが見つかった。

 

薬局・薬剤師の災害対策マニュアル 災害時の救援活動と平時の防災対策に関する指針

(平成19年(2007年)1 17日 日本薬剤師会)

http://www.isoki.net/k2hirosakiyaku/pdf_folder/saigai_manual_syusei.pdf

           

薬剤師のための災害対策マニュアル

(平成24 3 月 平成23年度厚生労働科学研究「薬局及び薬剤師に関する 災害対策マニュアルの策定に関する研究」研究班 報告書)

https://www.nichiyaku.or.jp/assets/uploads/activities/saigai_manual.pdf

 

災害時の薬剤師必携マニュアル

(大分県薬剤師会)

http://www.oitakenyaku.or.jp/files/activity/disaster/02manual.pdf 

 

 

 

 

 

 

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2020119840分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午後11時15分ごろ、兵庫県加古川市金沢町の神戸製鋼所加古川製鉄所の工場内で、クレーンでつり上げていた重さ約百数十キロの鉄板(長さ約2・6メートル、幅約1メートル、厚さ10センチ)が落下し、作業員の男性に当たった。

 

男性は上半身を強く打ち、同市内の病院に搬送されたが、約1時間後に死亡が確認された。 

県警加古川署によると、男性は孫請けに当たる福岡県の建設会社社員で、50代とみられる。

現場は製鉄ラインの新設工事中で、足場を組むために鉄板を持ち上げる途中、高さ約22・5メートルから落下したという。

 

当時は男性を含む4人で作業。

うち1人が建屋上部でクレーンを操作し、ほかの2人は逃げて無事だった。

鉄板は1度地上で弾んで男性に当たったとみられる。

 

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202001/0013045959.shtml

 

 

 

 

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20201171723分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

17日午前11時25分ごろ、群馬県伊勢崎市今泉町の伊勢崎新栄町給油所から「ローリーが発火し爆発した」と119番通報があり、消防車など18台が出動した。

 

同11時55分ごろ、鎮火したが、ミニローリー車が全焼し、給油機2機、支柱2本、屋根の一部が焼けた。

けが人はいなかった。

 

伊勢崎署によると、同日午前、同給油所の男性従業員(52)が、トラックにタンクを積んだミニローリー車で伊勢崎市内の取引先に軽油を配送し、同給油所に戻って1人で軽油を補充中にトイレへ行き、その場を離れたところ、車両から煙が上がっているのを別の従業員が発見し、通報した。

 

ミニローリー車のタンクは970リットルが積載可能で、男性従業員によると、炎上時のタンクには軽油が300から400リットルほどあったという。

現場検証を行い、原因を調べている。

 

現場は県道と市道が交わる交差点の一角で、道路は午後2時半まで交通規制された。

JR伊勢崎駅から約2キロの市街地で、付近には県道沿いに市役所、裏手に伊勢崎清明高校がある。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200117/afr2001170030-n1.html 

 

 

1171711分にNHK群馬からは、バーンと大きな音がしたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

現場は伊勢崎市役所から西に300メートルほど離れた住宅地に近い場所で、ガソリンスタンドの隣の飲食店の店員は「バーンという大きな音がしたので見てみると、トラックみたいなものと脇にある給油機が激しく燃えていた。焦げ臭いにおいがして怖かった」と話していました。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20200117/1060006197.html

 

 

118日付で上毛新聞からも同趣旨の記事が、燃えているローリー車の写真付きでネット配信されていた。

 

伊勢崎署によると、出火直前、給油所の男性従業員(52)がミニローリー車の荷台のタンクに配送用の軽油を補充していた。

 

男性がその場を離れたところ、車から煙が上がっているのに女性従業員が気付いた。

自転車で通行中だった20代男性は、「ボーンという爆発音が10回近く上がった。警察の呼びかけで周囲の店から大勢が避難した」と話した。

 

隣の飲食店から避難した女性は、「車の辺りから天井まで勢いよく火が上がっていて怖かった」と話していた。

https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/society/187324 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、NHK映像の6コマ。

 











 

 

大型タンクローリー車の爆発事故は、過去にも起きている。

たとえば以下の「職場の安全サイト」掲載事例参照。

https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen_pg/SAI_DET.aspx?joho_no=101143

 

ただ、ミニローリー車が爆発したという事例は記憶にない。

 

同じような作業は、このGS以外、全国で行われているはずだが、今回、従来の作業と、どこが違っていたのだろうか?

 

 

 

 

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2020117169分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

17日午前9時すぎ、千葉市若葉区東寺山町の住宅の造成地で、「土砂が崩れて従業員が生き埋めになった」と消防に通報がありました。


消防や警察などが現場に駆けつけて救出作業にあたり、午前9時45分ごろになって、崩れた土砂の中から女性の作業員が助け出されましたが、まもなく搬送先の病院で死亡が確認されました。


亡くなったのは外国人の40代から50代くらいの女性とみられ、警察が身元の確認を進めています。


これまでの調べによりますと、現場では7メートルほどの小高い丘の斜面を整地する作業が行われていて、亡くなった女性を含め4人の作業員が作業していたところ、斜面の土砂が突然崩れ、巻き込まれたということです。


警察は、土砂が崩れた原因を調べるとともに、工事の施工会社から話を聞いて安全管理に問題が無かったかなど調べることにしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20200117/1080009593.html 

 

 

1171420分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

千葉東署によると、女性が他の作業員とともに切り崩した土地の整地作業をしていたところに約8メートルの高さから土砂が崩れ、生き埋めになった。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200117/afr2001170028-n1.html 

 

 

2171724分にテレビ朝日からは、女性はタイ国籍らしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察によりますと、女性は他の作業員にタイ国籍だと話していましたが、身元が分かっていません。

 

一緒に働いていた同僚は「通称で呼んでいるので名前を知らない」と話しているということです。

 

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000173997.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、テレ朝映像の3コマ。

 





 

 

 

 

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20201161816分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

名古屋市教育委員会は16日、市立中で昨年12月、体育館の掃除をしていた男子生徒が屋根裏の石膏ボードを踏み抜き、約3メートル下の舞台袖の廊下に転落する事故があったと明らかにした。

生徒は左足首を骨折する重傷を負った。

 

市教委によると、生徒は昨年12月27日、部活動で体育館2階部分の壁際に設置された通路を掃除中、突き当たりにある設備点検用のドアを開けて屋根裏に進入。

コンクリート製の床が途切れて石こうボードがむき出しになっている部分まで進み、転落した。

 

当時、ドアに鍵は付いておらず、学校は再発防止策として新たに鍵を取り付けた。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200116/afr2001160031-n1.html

 

 

1162036分に東海テレビからは、顧問教師は目の届く範囲で掃除するよう伝えていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

名古屋の市立中学校で12月、部活動の時間中に1年の男子生徒が体育館の屋根裏から転落し、足の骨を折る大ケガをしていたことがわかりました。

市の教育委員会によりますと、1227日、中学1年の男子生徒(12)が体育館の屋根裏に入ったところ、石膏ボードの底が抜け、男子生徒はおよそ3メートル下の階段に転落して左足のくるぶしを骨折する重傷を負いました。

この屋根裏へ行くには梯子を上る必要があり、普段人が立ち入ることはないということで、入り口部分に鍵は取り付けられていませんでした。

男子生徒は当時部活中で、学校側の聞き取りに対し「掃除をするために入った」と話していますが、生徒らに清掃を指示した顧問の教師は「目の届く範囲で掃除するように」と伝えていたということです。

この転落事故を受け、市教委は19日、市立の小中学校に対し、敷地内の安全点検の実施と危険個所を放置しないよう文書で指示しました。

 

https://www.tokai-tv.com/tokainews/article.php?i=112277&date=20200116

 

 

1161449分にTBS NEWSからは、市教委は教諭の目の届く範囲で生徒に掃除させるよう通知したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

先月27日、名古屋市立の中学校で体育館2階の部屋の床が抜け、掃除をしていた男子生徒がおよそ3メートル下まで転落しました。

男子生徒は足の骨を折るなどの大けがをしました。

 

床が抜けた部屋は、本来、生徒が立ち入る場所ではないということですが、カギはかかっておらず、大けがをした生徒は、部活動の掃除のために、この部屋に入ったということです。

 

体育館は老朽化が進んでいたということで、事故の後、名古屋市の教育委員会は校内の一斉点検を指示するとともに、教諭の目の届く範囲で生徒に掃除をさせるように通知したということです。

 

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3881166.html

 

 

 

 

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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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