







2017年4月10日20時42分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月10日22時11分に読売新聞から、4月12日付で朝日新聞ちば首都圏版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後0時15分ごろ、千葉県浦安市舞浜の東京ディズニーリゾートの一角にある貸しホール「舞浜アンフィシアター」で男性が作業中に落下したと、消防に通報があった。
警察などによると、落下したのは東京・世田谷区に住むパフォーマーのYさん(男性、38歳)で、病院に運ばれたが、死亡した。
これまでの調べで、当時、劇場では、Yさんが高さ16mの天井からワイヤーでつり下げられた状態で下におりるスピードを調整する点検作業が行われていて、10mくらいの高さから落下したという。
警察によると、ワイヤーは出演者が天井から舞台に降りたり、空中遊泳したりする際に使うもので、複数の関係者が舞台の演出装置を操作し、ワイヤーを上げ下げする速度を確認していたという。
劇場は、現在、大手広告代理店の関連会社が、今後予定されている公演のために借りていて、当時、公演に向けた準備が行われていたという。
警察は、安全管理に問題がなかったかなど、当時の状況を調べている。
Yさんはパフォーマーが所属する会社を経営しており、世界的に知られるパフォーマンス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のショーに参加するなど、国内外で活躍するパフォーマーとして知られていた。
出典
『TDR劇場 機器点検中に転落死』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1086065071.htm
『TDR内ホール、宙吊りで点検中10m転落死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170410-OYT1T50056.html?from=ycont_top_txt
2017年4月10日20時9分にNHK群馬から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前10時半ごろ、群馬県太田市の北部運動公園で、運転手が乗った芝刈り機と牽引していた3台の客車のうち先頭の1台が、道路脇の斜面をおよそ1m下まで滑り落ちた。
この事故で、芝刈り機を運転していたアルバイトの72歳の男性が左足の親指を骨折したほか、客車に乗っていた60代から70代の男女3人が、胸を打つなどの軽いけがをした。
この公園では今月6日からイベントが開かれ、乗り物は花を観賞する乗客を乗せて園内を周遊していたという。
主催者によると、専用のカートの調子が悪くなったため、10日から、代わりに芝刈り機で客車をけん引していたという。
警察は、安全管理に問題がなかったかどうか、詳しい状況を調べている。
出典
『周遊乗り物が斜面滑落 4人けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1066065061.html
2017年4月10日18時32分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月10日19時13分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前8時40分ごろ、帯広市にある帯広信用金庫東支店の職員から、「支店の看板が落下した」と警察などに通報があった。
警察などによると、落下したのは、信用金庫の名前が書かれた高さ7m、幅2m、奥行き2m、重さ約2トンの看板で、支柱によって高さ10mの場所に設置されていた。
看板は店の前の歩道をふさぐように落下したが、けがをした人はいないという。
また、直径30cmほどの支柱が、高さ10mほどの溶接された部分で折れていたという。
信用金庫によると、看板は昭和48年に取り付けられ、おととし11月に点検した際には、問題は見つからなかったという。
帯広市内には、10日午前4時半ごろから強風注意報が発表され、看板が落下する直前には、瞬間風速12.5mを観測していた。
朝から続いた強風と看板の老朽化が、落下の原因とみられている。
現場は、JR帯広駅から北東に750mほどの、住宅や店舗などが立ち並ぶ場所。
近所に住む80歳の女性は、「ガシャンと音がして外に見に来ました。こんなに大きなものが落ちるとは思わず、怖いなと思いました」と話していた。
看板の落下を受けて帯広信用金庫は、十勝地方にある32の支店すべてや出張所1か所を対象に、看板や支柱の安全を確認する緊急点検を10日から始めた。
このうち音更町の木野支店には、10日午後2時ごろ作業員が訪れ、信用金庫の名前が書かれた高さ10mほどの看板をハンマーで軽くたたくなどして点検し、一部のねじを交換していた。
帯広信用金庫総務部の山崎主任調査役は、「近所の方にご迷惑をおかけし、大変申し訳ない。古くなっている施設の点検を十分に行っていきたい」と話していた。
出典
『帯広 大型看板落下けが人なし』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170410/5436651.html
『帯広信金の看板落下 全33支店で点検へ』
http://www.news24.jp/articles/2017/04/10/07358653.html
4月11日7時0分に北海道新聞からは、3年に1度の許可更新時に点検報告書を提出していたが毎年の点検は不実施だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2015年2月に札幌市の飲食店ビルで看板の一部が落下し女性が意識不明の重体となった事故を受け、道などは点検強化を求めてきたが、依然として落下事故は続いており、対策の実効性を高めることが求められる。
1991年策定の指針は、望ましい看板管理のあり方を示す。
帯広信金によると、道屋外広告物条例が3年に1度の許可更新時に義務付けた点検報告書は提出していたが、指針が定めた毎年の定期的な点検はしていなかった。
同信金総務課は、「指針を把握していなかった」と説明した。
指針に罰則はない。
道都市計画課は、「指針の周知不足だったかもしれない。今後、順守するよう啓発したい」としている。
同信金などによると、看板は73年の支店建設時に設置された。
直径約30cmの鉄柱の先端に溶接して固定され、この部分が折れた。
看板を柱に固定する部材は、ほかになかったという。
出典
『落下看板 点検怠る 帯広信金「道指針把握せず」』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0388341.html
(ブログ者コメント)
〇写真や映像によれば、直方体状の大型看板の底部に円形の板のようなものが見える。
面は、ほぼなめらか。
見ようによっては、中心部の色が、周りと少し違って見える。
周囲からジワジワと腐食が進んだのだろうか?
〇札幌市の飲食店ビル事例は、本ブログに掲載スミ。
『2015年2月15日 北海道札幌市の飲食店ビルで看板部品が落下し通行人の女性が意識不明の重体、3時間前にも別の部品が落下したが対応せず、過去の点検は目視だけ』
第1報(1/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4636/
第1報(2/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4637/
第2報
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6910/
(2017年4月20日 修正1 ; 追記)
4月19日7時1分にNHK北海道から、同信金では古い看板をすべて撤去するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同信用金庫は、十勝地方にある32の支店すべてや出張所1か所を対象に、看板や支柱の安全を確認する点検作業を進めてきた。
点検の結果、大きな問題は見つからなかったということだが、再発を防ぐため、この2年間に取り付けられた新しい看板を除く、26の支店の看板を撤去することを決めた。
撤去作業は、今月中にも始める方針。
出典
『帯広信金 26支店の看板撤去へ』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170419/5696101.html
2017年4月9日20時39分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後3時55分頃、名古屋市南区加福町の建設資材製造会社「Nテックス」大江工場から出火、木材などを焼いた。
警察や消防によると、男性社員ら計3人がやけどを負い、病院で治療を受けている。
命に別条はないという。
発表によると、この日は機械の定期メンテナンスを行っていた。
建設資材を生産する機械の溶接中に、火花が木材などに飛んで出火したとみられる。
出典
『建設資材会社の工場で火災、3人やけど…名古屋』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170409-OYT1T50087.html?from=ycont_top_txt
4月9日17時36分にメーテレからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後、名古屋市南区にある工場で火事があり、3人がやけどをして治療を受けている。
消防などによると、午後4時前、南区加福町にある「Nテックス株式会社大江工場」で「プレス機から火が出た」と、119番通報があった。
この火事で、従業員とみられる3人がやけどをして病院で治療を受けている。
消防や会社のホームページによると、火事のあった工場は建設資材を生産していて、材料の木材や綿が置いてあるという。
出典
『名古屋・南区の工場で火事 従業員か3人やけど』
http://www.nagoyatv.com/news/?id=161201
2017年4月8日8時36分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月8日12時46分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
スマートフォン本体の発熱に伴う低温やけどや、本体と充電器の接続端子でやけどを負ったとの相談が今年3月までの約5年間で約190件寄せられていることが、8日、国民生活センターへの取材で分かった。
同センターは、「本体の表面温度が心地よいと感じられる44℃程度でも、数時間肌に触れ続ければ低温やけどになる。50℃程度だと数分でやけどする恐れもあり、熱いと感じたら温度が十分下がるまで使用を控えてほしい」としている。
スマホの表面温度は、ゲームアプリやテレビ電話を約10分間使うと、最大58℃になることもあるという。
同センターによると、寄せられた相談には、「8分間通話したら、ほおに低温やけどをした」(20代女性)、「10分間ゲームをしていたら、指にやけどをした」(50代女性)などがあった。
充電中に発熱したスマホに触れ続け、低温やけどを負ったとの訴えもあった。
端子が充電中に焼け焦げたとの相談もあった。
端子に水分や異物が付着していたり、上下左右に無理な力を加えたりすると「ショートに近い状態になる」として、端子に破損や変形がないか日ごろから確かめ、異常を感じたら充電を止めるよう求めている。
出典
『スマホ、低温やけどに注意 5年で相談190件』
https://this.kiji.is/223225143859889661?c=39546741839462401
『スマホなど発熱、低温やけど注意 5年で相談190件』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG08H0M_Y7A400C1000000/
2017年4月8日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月7日21時18分に共同通信から、4月7日23時54分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都は7日、足立区の生後6カ月の男児が3月、蜂蜜が原因の食中毒で死亡したと発表した。
家庭で与えた市販の蜂蜜にボツリヌス菌が含まれ、乳児ボツリヌス症を発症したとみられる。
都によると、同症状は統計で確認できる1986年以降、今回を含め全国で36例が報告されているが、死亡は初めて。
都によると、男児は2月16日からせきなどを発症し、20日にけいれんと呼吸不全で救急搬送され、3月30日に死亡した。
発症の1カ月前から、家族が離乳食として1日2回ほど、計約10g蜂蜜をジュースに混ぜて飲ませていた。
保健所が、便や自宅にあった蜂蜜から菌を検出し、ボツリヌス菌による食中毒で死亡したと判断した。
都によると、ボツリヌス菌は海や川の泥砂などに存在し、市販の蜂蜜にも5%程度の商品に含まれる。
腸内の細菌が十分にあれば、摂取しても菌は発芽せず、毒素を出すことも少ない。
しかし、1歳未満の乳児は消化器官が未熟で腸内の細菌が少ないため、発芽して毒素を出しやすい。
乳児のボツリヌス症の大半は蜂蜜が原因で、死亡した男児の家族には、リスクを知らない人もいたという。
乳児ボツリヌス症は、1986年に千葉県で初めて確認され、厚生省(当時)は87年、1歳未満の乳児に蜂蜜を与えないよう通知を出し、注意喚起を続けてきた。
死亡した男児が食べた製品にはメーカーの注意書きがあったが、家族が見逃していた可能性が高いといい、厚労省の担当者は、「改めて注意を促したい」としている。
東京都も以前から注意を促してきたが、今回の事故を把握した後の3月中旬、食品安全情報サイト「食品衛生の窓」に改めて注意情報を掲載した。
食品安全に詳しい唐木英明・東京大学名誉教授(薬理学)は、「乳児はまだボツリヌス菌に免疫をもっていないので、蜂蜜を与えてはいけないのは常識だと思っていたが、最近は知らない人がいる。ボツリヌス菌は、芽胞の形で何年も生き残る。これを機に、乳児に摂取させてはいけないとの表示を徹底すべきだ」と話す。
出典
『食中毒 蜂蜜摂取の乳児死亡 国内初、ボツリヌス菌中毒 東京・足立』
http://mainichi.jp/articles/20170408/ddm/041/040/107000c
『蜂蜜原因で6カ月児死亡、東京 乳児ボツリヌス症、全国初』
https://this.kiji.is/223025453527434742?c=39546741839462401
『乳児ボツリヌス症、初の死亡…離乳食にはちみつ』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170407-OYT1T50121.html?from=ycont_top_txt
4月11日4時1分に朝日新聞からは、乳児に与えてはいけない飲食物は他にもあるという、下記趣旨の解説的記事がネット配信されていた。
蜂蜜入りの離乳食を与えられていた生後6カ月の男児が亡くなった。
蜂蜜は危険なのか?
蜂蜜には、「1歳未満の乳児には与えないで下さい」と表示があったが、離乳食を与えていた家族は把握していなかった。
「栄養があると思った」と話したという。
ボツリヌス毒素について研究している東京農大の丹羽光一教授(病態生理学)によると、菌は土や川など自然界に広く存在。
成人でも、辛子レンコンなどでの食中毒が報告されている。
蜂蜜の場合、酸素が苦手な菌が自分を守るために殻を作り出した「芽胞(がほう)」という形態で存在し、低酸素状態になると発芽して強い毒を出す。
121℃で一定時間加熱すれば死滅するとされるが、家庭の調理では難しい。
1歳までは、腸内の菌の種類が大人と違い、消化吸収の機能も未熟なため、腸内で増殖しやすく、重症化すると呼吸困難や呼吸停止に至ることもあるという。
内閣府食品安全委員会によると、菌が土ぼこりなどで巻き上げられてハチや巣箱につき、混入するとみられる。
過去には、自家製の野菜スープや井戸水が感染源とみられる例も報告され、コーンシロップや缶詰も混入の可能性があるとされる。
業界団体の一般社団法人「全国はちみつ公正取引協議会」の担当者は、「蜂蜜に関する注意をラベルに表示する義務はないが、表示している業者が大半。さらに周知徹底していきたい」と話した。
離乳食に蜂蜜を使わないことは母子手帳にも書かれ、乳児健診でも指導されている。
ただ、料理情報サイトには、蜂蜜を使った離乳食レシピも。
投稿形式の大手サイト「クックパッド」(東京都渋谷区)では、10日現在、「ハチミツ」「離乳食」で検索すると100件以上表示され、中には離乳食初期用としての投稿もある。
同社では、問題があると判断したレシピは投稿者に連絡し、非公開にすることもある。
投稿者が「蜂蜜は1歳以上から」などと書いていない場合は、注意点について書かれたリンクを末尾に貼るなどしていたという。
9日には、サイト上で改めて注意喚起した。
厚労省も7日、改めて、乳児に蜂蜜を与えないよう通知を出した。
同省は87年に、1歳未満の乳児に蜂蜜を与えないように求める通知を出していたが、子育て経験者でも、世代によっては知らない人も多いようだ。
祖父母と親世代の子育ての「常識」の違いについての著作がある小児科医、森戸やすみさんは、「子育てでは、以前やっていたことがだめとされていることもある」と指摘する。
例えば、今は口うつしで食べ物をあげると虫歯菌がうつるとされ、うつぶせ寝も突然死のリスクがあるとされる。
「かつて、たまたま大丈夫だったとしても、その後の研究で危険性がわかったこともある。子育てに関わる人は、行政など信頼できる機関が出した最新の情報を見てほしい」
出典
『蜂蜜食べ乳児ボツリヌス症で死亡 危険な食品、ほかにも』
http://www.asahi.com/articles/ASK4B5FGMK4BUTIL03X.html
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
4月12日付で毎日新聞東京版からは、今回の事故で波紋が広がっているという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
子育て世代に驚きが広がっている。
1歳未満に蜂蜜を与えないよう、さまざまなかたちで注意喚起される一方、料理サイトは蜂蜜入り離乳食のレシピを載せる。
乳児についての基礎知識は、氾濫する育児情報に埋もれてしまったのか。
都によると、男児は1月中旬からほぼ毎日、蜂蜜入りジュースを1日2回与えられ、2月下旬に発症した。
蜂蜜の量は、1回約5g(小さじ1杯弱)だった。
国立感染症研究所によると、植物の種子のような状態にあるボツリヌス菌は酸素や熱に強く、なかなか死滅しない。
これを大人が食べても問題ないが、1歳未満では腸内の細菌が未発達のため、菌が腸内で発芽、増殖して毒素を出す。
大人でも、真空パック内など低酸素状態で菌が増殖し、毒を含んだ食品を食べると食中毒を起こす。
同研究所の加藤はる・細菌第2部第3室長は、「蜂蜜は、乳児ボツリヌス症との因果関係が分かっている唯一の食品。繰り返し啓発しなくてはいけない」と強調する。
医師に相談できる掲示板サイト「Ask Doctors」には、親たちから「蜂蜜入りの菓子を食べてしまった」「誤ってなめたかもしれない」など、100件以上相談が寄せられている。
だが、乳児ボツリヌス症は、症状が出ないと診断も治療もできないという。
料理検索サイト最大手クックパッドは、10日夕、トップページに「1歳未満の乳児に蜂蜜を与えないでください」と注意文を掲載した。
サイトには蜂蜜を使う離乳食レシピが約140件投稿され、注意喚起のないものもあり、懸念する声が上がっていた。
クックパッド広報部は、「これまで投稿内容をチェックしてきたが、今後は投稿者などにも注意を呼び掛ける」としている。
蜂蜜を扱う業界団体「全国はちみつ公正取引協議会」によると、国内で流通する大半の商品には注意書きがある。
また、足立区は国の通知に基づき、母子手帳や乳児健診で注意を呼び掛けていた。
だが、インターネット上に「これはダメ」「これはいい」と育児情報があふれている。
親は惑い、肝心の大切な情報が伝わらないおそれは消えない。
米国で5歳の長男を育てた東京都中野区に住む女性(34)は、「米国の離乳食で普通の牛肉やパスタも、日本では与えない方がいいとされ、混乱した」と振り返る。
蜂蜜については、「ダメと知っていたが、腸が弱い子は下痢をする程度と軽く考えていた」。
今は生後11カ月の次男を育てており、「市販のパンを与え、原材料を見たら蜂蜜が入っていたことはある。気をつけたい」と話す。
ちなみに国は、蜂蜜が原材料に使われている食品も1歳未満に与えないよう求めている。
出典
『乳児に蜂蜜、危険 ボツリヌス菌、6カ月男児死亡 ネットに離乳食レシピ多数』
http://mainichi.jp/articles/20170412/ddm/041/040/084000c
4月12日6時51分にNHK首都圏からは、厚労省が改めて注意喚起の通知を出したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
厚労省は、発症のリスクがある1歳未満の乳児に蜂蜜を与えないよう、自治体を通じて全国の保健所などに対し、注意喚起を求める通知を出した。
これまでも、母子手帳や蜂蜜を使った食品の表示などで注意喚起が行われているが、今回の通知では、子育ての訪問相談や乳幼児健診でも積極的に指導するよう、求めている。
厚労省は、「菌に汚染された井戸水でミルクを作っても発症するリスクがある。乳児は特に抵抗力が低く、病気になるリスクが高いので、安心して子育てができるよう情報提供を徹底したい」としている。
出典
『乳児ボツリヌス症死亡で注意喚起』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170412/5487111.html
(2018年9月16日 修正1 ;追記)
2018年9月14日15時23分に読売新聞から、注意表示が義務化されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ハチミツを食べた乳児が昨年3月、ボツリヌス菌が原因の「乳児ボツリヌス症」で死亡した事故を受け、業界団体が会員業者に、容器への注意表示を義務付けることを決めた。
来夏にも規約を改正し、統一した表示基準を設けて、乳児に対する危険性を明確にする。
出典
『「乳児ハチミツ注意」、死亡事故受け表示義務化』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180914-OYT1T50069.html
2017年4月8日23時17分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後7時40分ごろ、千葉市美浜区の幕張メッセで開かれていたコンサートの来場者から、「入場者がけがをしている」などと119番通報があった。
警察などによると、ライブ客のうち、男性1人と女性20人の計21人が体調不良を訴え、このうち女性19人が病院に運ばれ手当を受けており、いずれも過呼吸や打撲の軽い症状という。
警察によると、コンサートは国際展示場で午後6時ごろから始まり、10~20歳代を中心に約1万8000人が詰めかけていた。
座席はなく、盛り上がりを見せるうちに、興奮状態の数人が会場の端に移動してうずくまり、体調不良を訴えたという。
コンサートは予定通り、午後9時まで続けられた。
幕張メッセのホームページによると、同日夜は「ONE OK ROCK(ワンオクロック)」というグループのコンサートが開かれていた。
ワンオクロックは、平成17年に結成された日本の4人組ロックバンド。
19年のデビュー以来、全国ライブハウスツアーや音楽イベントを中心にライブを行い、若者の絶大な支持を集めている。
ボーカルのTAKAは、歌手の森進一、昌子元夫妻の長男。
出典
『過呼吸症状で19人搬送 ONE OK ROCKコンサート 千葉・幕張メッセ』
http://www.sankei.com/affairs/news/170408/afr1704080029-n1.html
4月9日0時42分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後7時40分ごろ、千葉市美浜区の幕張メッセで行われたロックバンド「ONE OK ROCK(ワンオクロック)」のコンサート中、体調不良になって会場外に出る客が相次いだ。
地元消防によると、約50人が熱中症や過呼吸とみられる症状を訴え、21人が病院に運ばれた。
足腰の打撲を訴える客もいるという。
警察によると、重症者は確認されていない。
複数の客によると、会場では全員が立ち見で、メンバーがステージから客席付近に下りた際、近くで見ようとした客が殺到し、かなりの人数が一時、転倒。
コンサートは続行したが、場内は蒸し暑く、外に出る人が相次いだ。
出典
『幕張メッセ、50人体調不良 ワンオクのコンサート』
https://this.kiji.is/223423829337948169?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
今回病院へ搬送された21人が、過呼吸症状によるものか、打撲によるものか、それとも熱中症によるものかは定かでないが、仮に過呼吸症状だったとすれば、大勢の若い女性が一度に過呼吸症状を訴えた事例は、過去にもしばしば起きている。
以下は、本ブログ掲載事例。
2013年6月26日掲載
『2013年6月19日 兵庫県の県立高校で女生徒1人が過呼吸のような症状になり、その様子を見ていた17人も同様の症状になって病院へ』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2972/
2017年4月8日18時31分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後4時半頃、東京・江戸川区や周辺の千葉県浦安市や松戸市などで、「ガスの臭いがする」という通報が消防などに相次いで入った。
インターネットのツイッター上でも、「ガス臭いけど何だろう」「めちゃめちゃガス臭い」などの投稿が相次いだ。
東京消防庁は、江戸川区を中心に現場で調査したが、ガス検知器の数値に異常は見られなかったという。
東京ガスも調査を行っているが、午後6時時点でガス漏れは無く、都市ガスは検出されていないという。
江戸川区の葛西に住む40歳の女性は、「卵が腐ったような臭いが夕方4時半頃から広がりました。この街に30年住んでいますが、今までにない臭いでした」と話していた。
臭いは、午後5時半頃から収まってきているということで、東京ガスは、「臨海部では、風向きによって、工業地帯や海上に停泊しているタンカーなどの臭いが流れてくることがある」と話している。
出典
『江戸川区などガス臭 タンカーか』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170408/5419341.html
4月8日21時58分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後4時半ごろ、東京都江戸川区や千葉県浦安市、市川市など東京湾沿いで、「ガスのような臭いがする」といった通報が相次いだ。
東京消防庁やガス会社が、通報があった地域の住宅などをそれぞれ調べたが、ガス漏れは確認されなかった。
京葉ガス(本社・市川市)によると、通報は、市川、浦安、松戸の3市から約90件あった。
担当者は、「海上の船からガスのような臭いが漂ってくることが、年に数回ある」と話した。
東京ガス(本社・東京都港区)にも同様の通報が、午後4時半から同5時を中心に100件以上寄せられた。
広報担当者は、「過去にも同様の通報を受けることはあったが、原因は分かっていない」と話している。
出典
『異臭騒ぎ 「ガスのような臭い」東京湾沿い通報相次ぐ』
http://mainichi.jp/articles/20170409/k00/00m/040/074000c
(ブログ者コメント)
このような現象は、たまに沿岸地域で発生している。
以下は神戸市での事例だが、記事中、ブログ者コメントとして、過去に起きた千葉市や浦安市での異臭騒ぎを紹介している。
2011年12月7日掲載
『2011年12月3日 神戸市などでガス臭が徐々に東に移動し100件以上の通報』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1080/
2017年4月8日23時17分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後2時55分ごろ、京都市の四条大宮-嵐山間など、京都の観光名所を結ぶ京福電鉄=通称・嵐電(らんでん)=が全線(嵐山本線、北野線)でストップした。
送電線にできた鳥の巣によってショートしたのが原因という。
約6時間半後の同日午後9時22分に復旧したが、両線で計152本が運休し、約1万2000人に影響した。
花見客らで混雑していたが、長時間の閉じ込めや負傷者はなかった。
京福電鉄によると、鳥の巣は同市右京区の嵐山本線の線路わきの高圧送電線にあり、巣の一部が真下の変圧器に落下し、ショートした。
このトラブルで、一部の車両は駅間に停止。
乗客を降ろして道路などに誘導した。
路線の一部は路面を走行するが、他の交通への大きな影響はなかった。
この日は、京都地方気象台が桜の満開宣言をして初の週末。
嵐山駅前にある嵐山商店街の会長で、土産物店を経営する細川さん(55)は、「今日は朝から雨で観光客が比較的少なく、嵐電の運休は痛手だ」と話した。
出典
『京都・嵐電 全線一時運休、鳥の巣ショートで 1万人影響』
http://mainichi.jp/articles/20170409/k00/00m/040/093000c
4月9日11時19分に朝日新聞から、名古屋で同種の停電があったという、下記趣旨の記事もネット配信されていた。
中部電力名古屋支店は、9日、名古屋市北区と西区の一部の住宅約1400戸が、午前6時45分ごろから最長1時間15分にわたって停電したと発表した。
電柱上につくられた鳥の巣が、電気の流れを制御する開閉器に接触したためという。
停電は午前8時ごろまでに復旧した。
出典
『電柱に鳥の巣、機器に接触して停電 名古屋の1400戸』
http://www.asahi.com/articles/ASK493PSSK49OIPE005.html
(ブログ者コメント)
烏ではなく鳥の巣と報じられているが、これまで本ブログで紹介してきた情報から考えれば、両事例ともにカラスの巣かもしてない。
2017年4月8日22時1分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月8日17時4分にNHK首都圏からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県尼崎市で起きたJR福知山線脱線事故(2005年)から25日で12年となるのを前に、重大事故を起こした企業などに刑事罰を科す「組織罰」の制定を目指すシンポジウムが、8日、東京都千代田区の日比谷コンベンションホールで開かれ、脱線事故の遺族らが、安全な社会を実現するために「法人も罪に問われるべきだ」と訴えた。
都内での開催は初めて。
脱線事故や、山梨県大月市の笹子トンネル天井板崩落事故(12年)などの遺族らでつくる「組織罰を実現する会」(事務局・兵庫県西宮市)の主催。
刑法の業務上過失致死罪に法人への罰金刑を加える特別法を制定する案を昨年公表し、立法に向けて署名活動などを続けている。
この日は、制定案に携わる元検事の郷原信郎弁護士も出席し、事故を起こした個人だけでなく、企業や組織の刑事責任も問えるようにすることを提案した。
長野県の軽井沢スキーバス転落事故(16年)で教え子4人を亡くした法政大の尾木直樹・特任教授は、「遺族の気持ちを直接聞いて、導入が必要だと強く感じました」と話していた。
脱線事故遺族の上田さん=神戸市北区=は、「乗客106人もの命が奪われたのに、誰も社会的責任をとらないのは許せない」と涙を流して強調。
トンネル事故遺族の石川さん=神奈川県横須賀市=は、「組織に責任感を持って安全対策に臨ませるための法整備が不可欠だ」と話し、軽井沢バス事故遺族の田原さん=大阪府吹田市=も、「行政罰や行政処分では、事故の未然防止には不十分。死亡事故を起こした会社を直接罪に問える刑罰が必要だ」と訴えた。
出典
『重大事故 組織罰」制定目指すシンポ 遺族ら訴え』
https://mainichi.jp/articles/20170409/k00/00m/040/067000c
『「事故の企業を罰する法律を」』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170408/5056751.html
(ブログ者コメント)
〇本件、過去に同会発足当時の記事を掲載している。
2016年4月20日掲載
『2016年4月13日報道 JR福知山線脱線事故の遺族らが4月23日に「組織罰を実現する会」を立ち上げ、法制化への働きかけを進めていく』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5831/
〇「組織罰を実現する会」のHPには、組織罰の必要性について、以下の記述がある。
・・・・
JR西日本福知山線脱線事故のような巨大事故のみならず、軽井沢バス転落事故や笹子トンネル天井板崩落事故のような巨大とまではいえない事故でも、その発生の原因が単に運転手あるいは安全管理者個人の注意力不足のみと考えることはできません。
そこには企業利益の確保のために安全性を軽視する企業風土があったと考えるのが自然です。
企業活動は、私たちの社会に大きな便益を与えてくれていますが、他方、必然的に社会に対し危険をもたらす存在でもあります。
従って、安全性を軽視する企業風土を改めない限り、人の生命を奪うような悲惨な事故の予防や再発防止はできないといえます。
また、安全性を軽視した企業活動の結果、犠牲となった方の遺族の無念の思いは容易に回復しがたいほど深く重いものがあり、そのような無念をそのまま放置することも正義とはいえません。
・・・・・
http://soshikibatsu.jp/custom1.html
〇組織罰については昔から議論があったらしく、以下は17年
前の参議院法制局HP?の記事。
(「立法と調査」NO.220・2000年11月)
『法制執務コラム 法人企業の処罰』
・・・・・・
刑法の総則では、刑を科されるべき者は実際に生きている人間、いわゆる自然人であることが前提とされ、この総則は、特別の規定がない限り、他の法令で刑を定めたものにも適用されます。
・・・・・・
特に行政法規の刑罰については、「法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関して前○条の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対して各本条の罰金刑を科する」というような形で、ある犯罪が行われた場合に、行為者本人だけでなく、その行為者と一定の関係にある法人をも処罰する旨の規定を置くことが多く、これを「両罰規定」と呼んでいます。
・・・・・・
http://houseikyoku.sangiin.go.jp/column/column034.htm
2017年3月22日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第4報修正5として掲載します。
第1報(1/2)は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6801/
第1報(2/2)は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6800/
第2報下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6867/
第3報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6916/
(2017年4月14日 修正5 ;追記)
2017年4月7日18時18分にNHK埼玉から、指定数量の数倍の危険物が貯蔵所以外の倉庫内に置かれていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これまでの調べで、倉庫内に貯蔵されていた商品のスプレー缶などに含まれるエタノールなど、可燃性のある危険物の総量が法律で定めた基準を数倍上回っていた疑いがあることがわかり、警察は、アスクルの本社などを消防法違反の疑いで捜索した。
その後の調べで、倉庫の敷地内には、危険物を含んだ商品を保管する専用の貯蔵所があったが、ほとんど使われていなかったことが、関係者への取材でわかった。
商品の多くは倉庫の2階と3階で保管されていて、火災時にはスプレー缶に引火したとみられる爆発が複数回起きている。
商品を出荷しやすいように倉庫内で保管されていたとみられ、警察は、捜索で押収した資料を分析し、危険物の保管状況を調べている。
今回の捜索について、東京消防庁のOBで市民防災研究所の坂口隆夫事務局長は、「病院やデパートなど、人の出入りが多い施設では消防の立ち入り検査はほぼ毎年行われるが、物流倉庫では数年に一度しか行われず、会社側からの届け出がなければ、消防が危険物の保管状況を把握することは難しい」としている。
出典
『アスクルを捜索 保管状況捜査へ 』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106064271.html
(ブログ者コメント)
倉庫内に保管されていた大量のスプレー缶が火災拡大の一因となった事例は、過去にもあった。
2011年9月29日掲載
『2011年9月27日 川崎市の物流倉庫の2階から出火、61時間後に鎮火 (修正4)』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/791/
2011年6月20日掲載
『2011年6月19日 兵庫県小野市でスプレーガス製造工場が全焼、けが人なし (修正3)』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/495/
(2017年4月17日 修正6 ;追記)
2016年4月12日18時20分にNHK NEWS WEBから、防火シャッターの閉止信号を送る配線や動力配線が焼けたことで60の防火シャッターが作動しなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
激しく燃えた2階と3階にあった防火シャッターのうち、60%余りに当たる、およそ80のシャッターが正常に閉まっていなかったことが、国の検討会で公表された資料からわかった。
シャッターの配線が焼けたり、ショートしたりしたことなどが原因とみられ、国は今後、配線の防火対策を検討することにしている。
具体的には、全く動かなかった不作動がおよそ60あったほか、閉まる途中で物やベルトコンベヤーが挟まるなどしてうまく閉まらなかった閉鎖障害がおよそ20あったという。
このうち不作動については、火災報知設備から防火シャッターに信号を送る配線が焼けたり、ショートしたりしたことが原因と見られるとしている。
国によると、アスクルの倉庫の防火シャッターは、すぐ近くにある火災報知設備が煙を感知した場合、それを示す信号を受けて作動するが、それぞれのシャッターに信号を送る配線は1系統しかなかったという。
このため、今回の火災では、近くの火災報知設備が作動する前に、配線が焼けたり、ショートしたりして多くの防火シャッターに信号が届かず、一部のシャッターしか作動しなかった可能性があるとしている。
検討会の座長を務める東京理科大学の小林恭一教授は、「今回のような火災で多くのシャッターを自動で閉めていくためには、配線を、例えば耐熱性のある鋼の管の中に入れたりコンクリートの壁に埋め込んだりするなど、いろいろな工夫が必要だ。今回見えた課題を基に、今後、防火シャッターを中心とする防火区画の効果をいかに上げていくかを、もっと詳細に検討したい」と述べた。
出典
『アスクル倉庫火災 防火シャッター60%余 正常に閉まらず』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170412/k10010946291000.html
4月13日付で朝日新聞埼玉版(聞蔵)からも、若干詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。
倉庫北側の第1系統、中央部・南側の第2系統の2つに分かれるシャッターのシステムのうち、第1系統では、火災の感知器からの信号が、配線のショートによりシャッターの制御装置へ伝わらず、系統全体が機能を停止したとみられるという。
第2系統では、シャッターの動力になる電流の配線のショートにより、一部のシャッターが閉じなかった可能性があるという。
2017年4月7日19時28分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日昼前、北見市小泉町にある製鉄工場の社員から、「水が流れてきて工場が浸水しそうだ」と消防に通報があった。
警察や消防が駆けつけたところ、水は工場の数m手前まで達していたため、警察や消防が迂回路をつくったところ、およそ1時間後に水は引き、建物が浸水する被害はなかったという。
警察が調べたところ、工場近くの斜面には水が流れた跡があることから、高台の畑にたまった雪どけ水によって土砂が崩れ、水が流れ出たと見ている。
北見市は、5日の最高気温が17.9℃、6日が20.3℃と、6月上旬並みの暖かさだった。
ここ数日、気温が高い日が続いていることから、網走地方気象台は、今月5日から融雪注意報を出して注意を呼びかけている。
当時、工場の中にいたという男性社員は、「ものすごい音がして、気づいたら大量の水が流れてきていた。工場が浸水しなくてよかった」と話していた。
出典
『雪どけ水で工場があわや浸水』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170407/5386711.html
(ブログ者コメント)
〇映像によれば、畑の一角がえぐりとられたようになっており、そこから水が流れ出た模様。
〇雪解け水ではないが、高台に大量に降った雨が洪水のように流れ下った事例を、昨年、紹介している。
2016年7月22日掲載
『2016年7月15日 千葉県市原市で数年に一度の猛烈な雨が降り、台地から平地に向かう傾斜地に造成された住宅街の道路を水が濁流のように流れて道路アスファルト剥離などの被害』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6109/
〇一方、雪解け水による違う種類の被害は、以下などを紹介している。
2017年3月13日掲載
『2017年3月7日報道 大雪に見舞われた鳥取県では雪解け水が道路舗装の小さなひび割れなどに大量に染み込み、凍って隙間を広げて多数の亀裂や陥没発生、特に鳥取市で被害は深刻』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6883/
2016年11月23日掲載
『2016年11月15日 北海道北見市で水道の塩素濃度が基準以下となり飲用停止、雪解け水や降雨の影響で水源となる川に畑などに撒かれた肥料中のアンモニアが通常より多く流れ込んだためか?』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6501/
2017年4月7日18時37分に日刊スポーツから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前9時25分ごろ、栃木県真岡市鬼怒ケ丘の神戸製鋼所真岡製造所で、アルミを延ばす機械の整備作業中だった会社員のSさん(男性、50歳)が落下した金属製のローラーに挟まれているのを、同僚の男性が見つけた。
Sさんは間もなく、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、Sさんは機械を停止させて作業をしていた。
落下したローラーは重さ約3トンで、台座部分との間で首を挟まれたという。
警察は、ローラーを固定するピンが何らかの理由で外れたとみて、詳しい事故の原因を調べている。 (共同)
出典
『落下したローラーに挟まれ男性死亡』
http://www.nikkansports.com/general/news/1804080.html
4月7日19時27分にNHK栃木からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前9時23分ごろ、真岡市鬼怒ヶ丘の「神戸製鋼所真岡製造所」で、アルミを加工する機械から、長さ3m余り、直径1m余り、重さおよそ3トンのローラーが突然外れ、下にいた会社員のSさん(50)が、機械の台座との間で首などを挟まれた。
Sさんは市内の病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
警察の調べによると、Sさんは7日朝から同僚と、月1回の機械の点検作業を行っていたという。
ローラーには、普段、機械に固定するための部品が取り付けられているが、事故の際は点検作業のため、外されていたということで、警察は、何らかの原因でバランスが崩れ、ローラーが外れたものと見て、事故の原因を調べている。
出典
『工場でローラー外れ 男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1095402761.html
4月8日付で朝日新聞栃木全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、Sさんは機械の油圧ホースを取り外す作業中、頭上から落下した機械に首を挟まれたという。
2017年4月5日16時55分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県一宮市の「愛知県一宮総合運動場」(愛称・いちい信金スポーツセンター)で5年以上、作業車両として使われている2台の廃トラック。
ナンバープレートの代わりに「作業中」のステッカーを貼り、敷地内だけを走らせていたが、実は「無車検・無保険」で、法令違反の可能性があるという。
責任者は、「問題ないと思っていた。対応を考えたい」と話している。
運動場によると、作業車両はトラックと軽トラックの2台。
それぞれ、2009年と12年で車検が切れている。
トラックは当時の臨時職員から譲り受けたものという。
青山場長は、「作業用の車が足りなかったので使っていた」と説明する。
2台は施設内でハザードランプをつけながら徐行し、用具を引っ張ってグラウンドを整地したり、剪定した樹木を運搬したりしていた。
当然、「廃車」扱いなのでナンバープレートは外し、公道を走ることもなかったという。
だが、県警によると、敷地内は施設利用の歩行者や許可を受けた一般車両も通行するため、道路運送車両法でいう「道路」に含まれ、同法違反(無車検運行)や自動車損害賠償保障法違反(無保険車運行)になる可能性があるという。
また、運動場内のトラックを目撃した市民から、「無保険の車で事故が起きたらどうするのか」と心配する声もあった。
取材に対し、青山場長は「作業車両が通行する際は、人が近づかないように規制したい」と話している。
運動場は県の所有で、野球場や陸上競技場、テニスコートなどを備える地域スポーツの拠点施設。
公益財団法人「県教育・スポーツ振興財団」が管理、運営している。
出典
『県の運動場、作業車は無車検・無保険 市民は困惑』
http://digital.asahi.com/articles/ASK3X6VF6K3XOBJB00L.html?rm=385
(ブログ者コメント)
工場などで無ナンバーの車が「社有車」といったプレートをつけて走っているのを見たことがあるが、ああいった車も法律違反に問われるのだろうか?
ただ、愛知県警は「法律違反になる可能性がある」という見解であり、「法律違反」と断定はしていない模様。
グレーゾーンか?
気になって関係法令を調べた結果は下記。
「道路」とは、「一般交通の用に供する道」という定義ゆえ、工場内のような、関係者しか通らない道は該当しないという解釈が成り立つのかもしれない。
「道路運送車両法」における「道路」の定義。
第一章 総則
第二条(定義)
6 この法律で「道路」とは、道路法(昭和二十七年法律第百八十号)による道路、道路運送法(昭和二十六年法律第百八十三号)による自動車道及びその他の一般交通の用に供する場所をいう。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S26/S26HO185.html
「道路法」における「道路」の定義。
第一章 総則
第二条(用語の定義)
この法律において「道路」とは、一般交通の用に供する道で次条各号に掲げるものをいい、トンネル、橋、渡船施設、道路用エレベーター等道路と一体となつてその効用を全うする施設又は工作物及び道路の附属物で当該道路に附属して設けられているものを含むものとする。
第三条(道路の種類)
道路の種類は、左に掲げるものとする。
一 高速自動車国道
二 一般国道
三 都道府県道
四 市町村道
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S27/S27HO180.html
「道路運送法」における「道路」の定義。
第一章 総則
第二条(定義)
7 この法律で「道路」とは、道路法(昭和二十七年法律第百八十号)による道路及びその他の一般交通の用に供する場所並びに自動車道をいう。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S26/S26HO183.html
2017年4月5日13時58分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
地球に接近する未知の小惑星、衝突の恐れも--。
こんな事態に備え、被害を抑える方策を議論する国際会議「プラネタリー・ディフェンス・カンファレンス」が5月、東京で開かれる。
国連が主導し、米航空宇宙局(NASA)や宇宙航空研究開発機構(JAXA)が参加する、地球防御構想の一環だ。
日本上空を通過する仮想の小惑星をシミュレーションし、落下の危険があれば場所を特定して住民避難を呼び掛ける机上演習を行う。
JAXAの吉川真(まこと)准教授は、「可能性は低くても、起こり得る災害。人類が生き残るため、できる対策から取り組むべきだ」と話す。
約6500万年前にメキシコのユカタン半島に直径10km程度の隕石が落下し、恐竜を絶滅させたとの説は有名。
1908年には、シベリア上空に数10mの隕石が突入した可能性がある爆発が発生。広範囲で森林火災が起きた。
こうした事態に備える必要性は指摘されていたが、2013年にロシアで隕石が爆発して議論が加速。
直径は約20mだが激しい衝撃波が発生し、けが人や建物被害が出た。
国連は同年10月の総会で防御構想を承認。
各国の宇宙機関や天文台が連携して未知の小惑星をいち早く発見する「国際小惑星警戒ネットワーク(IAWN)」と、衝突を防ぐ方法を探る「宇宙ミッション計画助言グループ(SMPAG)」の2組織が動きだした。
JAXAによると、人類の存亡にかかわる直径1km以上も含め、地球に接近する小惑星は約1万5000個。
いずれも軌道が分かっており、現時点で衝突の恐れはないという。
心配なのは、都市が壊滅する恐れがある数10~数100mのもの。
スピードが速く暗いため見つけにくく、未発見のものが多いとみられる。
吉川さんは、「小惑星を早く発見し、軌道を割り出すことが重要だ。衝突が避けられなくても、落下場所と日時が分かれば避難を呼び掛けられる」と話す。
将来は、小惑星の軌道を変えることも構想されている。
探査機を体当たりさせたり、近くで核弾頭を爆発させたりするアイデアがある。
会議は5月15~19日、日本科学未来館で開かれる。
[小惑星と隕石 ]
主に太陽を周回する軌道上で火星と木星の間に点在する小さな天体を小惑星と呼ぶ。
太陽系の誕生直後にできたとされる。
小惑星やその破片が地球に飛び込み、大気圏で燃え尽きず地上に落下したものが隕石。
火星や月から飛来するものもある。
出典
『小惑星 地球守れ…衝突被害への備え、東京で5月国際会議』
http://mainichi.jp/articles/20170405/k00/00e/040/265000c
2017年4月2日11時51分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
《新たな小惑星が見つかった。
国際天文学連合は「2017PDC」と命名し、軌道計算から、地球に衝突する可能性がある「潜在的に危険」と分類された。
NASA(米航空宇宙局)とESA(欧州宇宙機関)は、10年後に衝突の可能性があると推定。
直径は100~250mとみられる。
当初、4万分の1だった衝突確率は、各国の観測機関の追跡観測の結果、2カ月あまりで1%近くに上昇した。
衝突危険エリアは北太平洋から東京、韓国、中国、ロシア、英国北部にまで広がる。
人類はどう対処するのか。》
世界の専門家が集まり、天体の地球衝突を議論する「第5回プラネタリー・ディフェンス・カンファレンス(PDC)」が5月、東京・日本科学未来館で開かれる。
冒頭のシナリオは、この会議の演習に使われる。
2017年3月6日に小惑星を見つけた、という想定だ。
天体衝突が現実の脅威として共有されたのは、1994年のシューメーカー・レビー第9彗星がきっかけ。
約20個に分かれた直径1~4kmの破片が次々と木星を直撃。
大火球やキノコ雲が、地球からも観測された。
もし地球に衝突したら――。
96年、地球に接近する天体を発見し対策を立てるための国際組織「国際スペースガード財団」が発足。
日本でも、研究者を中心に「日本スペースガード協会」ができた。
地球に接近する天体は、これまでに約1万6000個発見され、現状では、地球に衝突する可能性はない。
ただ、小さなものほど暗く観測しにくい。
都市・地域に壊滅的な被害を与える100mサイズのものは、推定数の3~4割しか見つかっていない。
日本協会の浅見敦夫副理事長は、「未知の天体が衝突する可能性はある」と話す。
実は、地球に衝突することが事前に分かったケースがある。
2008年、米アリゾナの観測チームが発見した天体は、NASAやESAによって約20時間後にアフリカ・スーダンに落ちると予測され、その通りにヌビア砂漠上空で爆発した。
2~3m程度と小さく、被害はなかった。
天体の発見と観測経過は、国際天文学連合の専門家向け電子メールで逐一通知されたが、一般には知らされなかった。
浅見さんは「予測場所が東京やワシントンだったら、情報公開がこれでよかったか」と話す。
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
【隕石落下、市街地に衝撃波】
13年2月15日、ロシア南西部の都市チェリャビンスク近郊に落ちた隕石では、大きな被害が出た。
電気通信大の柳沢正久教授(地球惑星科学)によると、地球大気に浅い角度で秒速19kmで突入し、大気による減速に耐えきれず、高度30kmで爆発した。
圧縮された空気が衝撃波となり、約2分後に市街地を襲った。
半径30~40kmの範囲で窓ガラスが割れ、1500人以上のけが人が出た。
直径は約20m、爆発規模は原爆の約30倍だった。
1908年6月30日に中央シベリアに衝突した隕石の爆発(ツングースカ大爆発)では、東京都に匹敵する約2000km2に渡って、樹木がなぎ倒された。
大規模な天体衝突は、地球規模の大災害を引き起こす。
6600万年前、メキシコ・ユカタン半島沖に直径10km程度の天体が衝突した際は、直径200kmのチチュルブ・クレーターができた。
巻き上げられた土砂が太陽光を遮り、高さ数100mの大津波が発生。
炭酸塩岩や硫酸塩岩が衝撃と熱で溶けて、大量の二酸化炭素や硫黄が放出。
硫酸の雨が降り、地球環境を激変させた。
恐竜などの大量絶滅の引き金になったと考えられる。
【破壊せず軌道そらす方法】
天体の衝突が予測される場合、何ができるのか。
宇宙航空研究開発機構で「はやぶさ2」ミッションマネージャの吉川真准教授は、「破壊しても破片が広がり、大きな被害が生じる」と話す。
議論されているのは、天体の軌道を変えることだ。
一つは、天体に無人の宇宙船を衝突させる方法。
NASAは05年に、宇宙船「ディープインパクト」を彗星に衝突させる実験に成功した。
ただ、宇宙船の重さや衝突速度が必要で、限界が指摘されている。
天体に宇宙船を一定の距離で並走させて、万有引力で緩やかに軌道を変更する方法なども考えられている。
国連宇宙空間平和利用委員会は、13年に、地球に接近する天体の観測を行う「国際小惑星警報ネットワーク」と、対策を検討する「宇宙ミッション計画アドバイザリーグループ」を設置した。
昨年末には米オバマ政権が、天体衝突に備えるための国家戦略を公表した。
だが、国連の会議に参加する吉川さんは、「観測は進んできたが、対策の検討は始まったばかり」。
情報伝達や避難指示は、誰がどのように行うのか。
衝突回避のための宇宙船の打ち上げ費用は誰が負担するのか。
予測が外れたり、回避策が失敗したりして、被害が拡大した場合の補償などの論点が山積している。
「日本は、天体衝突に組織として対応できていない。低頻度で起きる巨大災害にどう対応するか、共通する課題だ」と話す。
【「生命の起源」説も】
昨年、国際チームによるチチュルブ・クレーターの掘削調査が行われた。
掘り出した当時の地層から、隕石による1300℃を超す高温で大陸地殻が一瞬にして溶け、液体のように振る舞ったことが分かった。
参加した東邦大学の山口耕生准教授(地球化学)は、焼き尽くされたクレーター内でどのように生命が復活していったかを研究する。
地球に飛来した天体が運んだ有機物が生命の起源になったと考える研究者もいる。
「天体衝突は脅威だが、結果的に生命の進化を促してきたのではないか」と話す。
出典
『小惑星衝突危機、そのとき人類は 100m級でも大被害』
http://www.asahi.com/articles/ASK3962BQK39ULBJ00T.html
(ブログ者コメント)
原発事故も、低頻度で発生する恐れのある巨大災害だと思っていたが、今回話し合われるのは、それとは比べ物にならないほどの巨大災害。
結論らしきものは出るのだろうか?
2017年4月3日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
(1/4)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6955/
(2/4)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6954/
(3/4)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6953/
(4/4)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6952/
(2017年4月13日 修正1 ;追記)
2017年4月5日9時4分に読売新聞から、現場から本部に雪崩発生の連絡を何度もしたが通じなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月4日18時16分にNHK栃木からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
引率教諭が、現場から講習会本部に雪崩発生の無線連絡を何度もしたが、応答がなかったと話していることが、県関係者への取材で分かった。
その後、教員の1人が走って旅館に向かい通報したという
講習会の現場責任者で同校のI教諭(50)は雪崩発生当時、本部の旅館にいた。
3月29日の記者会見では、無線機を手元に置いていなかった時間帯があったと説明し、無線連絡があったかは「分からない」と話した。
出典
『雪崩発生の無線連絡、講習会本部の「応答なし」』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170405-OYT1T50021.html
『「無線で救助も応答なし」情報』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1096063081.html
4月5日14時15分に産経新聞からは、ラッセル訓練が雪崩を誘発したことはないと思うという専門家の意見が、下記趣旨でネット配信されていた。
現地を調査したNPO法人日本雪崩ネットワークの出川あずさ理事(56)に、雪山での活動で注意すべき点を聴いた。
出川理事は、「雪崩の起きそうな場所を見極めることが大事」と強調する。
出川理事によると、見極めは、
(1)30~45°の傾斜
(2)風の影響
(3)植生
(4)地形
がポイント。
「(現場は)斜度35°以上、風の影響を受けた雪もあり、木もまるっきりない。典型的な発生しやすい場所。春でも雪は降る。今回のような雪崩はシーズン中に何度もあり、特別な物ではない。雪崩の起きそうな場所を見極めることが大事」と、警鐘を鳴らす。
雪をかき分けて進む「ラッセル」訓練に切り替えた判断については、「I教諭の記者会見を一部見た限りでは、安全で適切な判断とみられる。登山をやめ、安全なスキー場の近辺でやろう、危ない場所へは近付かない、安全な木がある方でやろうと。適切な場所さえ選べば、ラッセル訓練には良い日だったと思う」と話し、ラッセル訓練そのものが問題ではないとしている。
ラッセル訓練が雪崩を誘発するということは考えられるのか。
「生徒たちが休憩していた辺りで、上から来た雪崩に被災したのであれば、その斜度も緩く、斜面下の方から誘発するような雪のコンディションでもない。誘発はないと思う」とみている。
出典
『「雪崩の場所 見極めが大事」現地調査のNPO理事が指摘 栃木』
http://www.sankei.com/affairs/news/170405/afr1704050015-n1.html
(2017年4月23日 修正2 ;追記)
2017年4月22日8時17分に読売新聞から、7年前に現場近くで訓練中に雪庇が崩れるトラブルがあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月21日11時31分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
引率した教諭の1人が、現場近くで7年前に行われた講習会で、庇状の雪の塊(雪庇)が崩れ落ち、生徒の体の一部が雪に埋まったと話していることが、21日、県教育委員会への取材で分かった。
けが人はなかった。
引率教諭たちに事故という認識はなく、県高校体育連盟や県教委への報告は行われなかった。
この時に引率していた教諭が、今回の講習会も引率していた。
教諭は県教委の聞き取りに対し、「当時の事故はけが人が出ていなかったため、報告していなかった」と話しているという。
県教委によると、雪庇が崩落したのは2010年3月に行われた講習会の2日目。
8人が死亡した現場から北北東に約1kmの「郭公沢」と呼ばれる沢付近の雪上で、登山用具の使用法などを訓練中、生徒らの足元で雪庇が崩れた。
下にいた数人が影響を受け、腰の辺りまで埋まった生徒もいた。
これ以降、雪庇が崩れた現場では講習を行わないようにしたという。
県高体連は、毎年行われてきた講習会で一度も事故はなかったと説明していた。
出典
『7年前の登山講習会でも雪庇崩落…那須雪崩』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170421-OYT1T50176.html
『7年前も雪崩、報告されず 那須雪崩事故と同じ講習会で』
http://www.asahi.com/articles/ASK4P3HGPK4PUUHB001.html
2017年4月5日20時32分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後4時前、幌延町下沼の酪農業、Sさん(男性、40歳)の牛舎の中で、Sさんが牛のふん尿を処理する機械にもたれかかるようにして倒れているのを家族が見つけ、消防に通報した。
消防が駆けつけたところ、Sさんは、着ていた服が機械に巻き込まれ首が絞まった状態になっていて、すぐに助け出されたが、その場で死亡が確認された。
警察は、現場の状況から、作業中に誤って服が巻き込まれたとみて、詳しく調べている。
Sさんは、この日は午後から1人で、牛舎にいる牛の世話をしていたという。
出典
『牛舎で作業事故 男性死亡』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170405/5334541.html
2017年4月5日21時5分にYAHOOニュース(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県西宮市で5日朝、通勤中の男性が持っていたスマートフォンの充電器が突然、燃えだした。
午前7時40分ごろ阪急西宮北口駅で、会社員の男性が胸のポケットに入れていたスマートフォンが突然熱くなり煙が出たため、慌てて取り出した。
スマートフォンには携帯式の充電器が接続されていて、男性がホームの上に投げ出すと充電器が発火したという。
すぐに駅員が消火し、男性やほかの乗客にけがはなかった。
燃えたのは携帯電話会社の純正品ではない充電器で、男性が1年半ほど前にインターネットで購入したが、これまで異常はなかったという。
消防などが原因を調べている。
出典
『スマホ充電器が突然の発火』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170405-00000009-kantelev-l28
4月5日12時30分に神戸新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前7時40分ごろ、兵庫県西宮市の阪急西宮北口駅で、停車中の高速神戸発梅田行き通勤急行に乗っていた男性会社員(50)=西宮市=の胸ポケットに入っていたスマートフォン用充電器が過熱し、男性が充電器をホームに投げ出した。
直後に充電器から炎が上がり、駅員がバケツの水で消火。
男性にけがはなく、電車の運行にも影響はなかった。
警察によると、充電器は、おおよそ縦15cm、横8cm。
ソーラー式で、男性はスマートフォンにつないで充電中だったという。
消防が充電器を引き取り、出火原因を調べている。
出典
『阪急西宮北口駅ホーム スマホ充電器が発火』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201704/0010067553.shtml
(ブログ者コメント)
関西テレビの画面には『発火した充電器「Mabox」と表記』という字幕が出ていた。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。